ビートたけし詩集 僕は馬鹿になった。
著者 ビートたけし
「久々に、真夜中に独り、考えている自分を発見。結局、これは『独り言』に過ぎません。(まえがきにかえて)」――死んだ犬、馬鹿息子、パンツを脱いだサル、フランスの少年、恋する...
ビートたけし詩集 僕は馬鹿になった。


商品説明
「久々に、真夜中に独り、考えている自分を発見。結局、これは『独り言』に過ぎません。(まえがきにかえて)」――死んだ犬、馬鹿息子、パンツを脱いだサル、フランスの少年、恋する者、懺悔…。“たけし”と“武”の心の振り子から生まれた71篇の詩を収録。もう一つの、ビートたけしの世界。
著者紹介
ビートたけし
- 略歴
- 1947年東京都生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡した後、ソロとしてテレビ、ラジオの出演のほか、映画や出版の世界でも国民的人気を博す。著書に「漫才」など。
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シンデレラにはガラスの王子様
2006/02/16 15:07
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特な芸術家であるこの人はどんな詩を書くのだろう、と開いてみたら、なかなか、の詩集であった。
切ないような、突っ張ったような男心の恋の歌がある。芸人である自分を主人公に、本音を吐露したような詩がある。子供の頃を思い出した自伝的な詩もある。どこまで本音なのか、創作しているのかわからないのだけれど、想像し、類推し、希望する著者像にはあっている気がする。意図してそんな詩が書けているのなら、その才能は凄いし、成功していると思う。白地に文字だけの表紙も、書かれていることの正直さを現わしているかのようである。それすらも計算されてのことならば、それはそれでまた凄い。
「どうだ今日だけでも、シンデレラになれたか、/僕はガラスの王子様だ。」と「シンデレラ」という詩にある。シンデレラかガラスの王子様か、多分誰でもどちらかを心に持っている、あるいはもっていたいと思っているのではないだろうか。ガラスの王子様でなくてピーターパン、と言う人もあるだろうが、なにかガラスの王子様の方がぴったりくる気がする。どちらにせよ、心の奥にあるそんなピュアなものをくすぐり、ちょっとカタルシスまで感じさせてくれる詩集である。
実はこの本、向井敏「背たけにあわせて本を読む」に紹介されていた。自分では思いもかけない本を紹介してくれたこの「書評の本」にも感謝である。
何故か共感できる
2020/05/31 14:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この詩集にある詩は、飾り付けられていない言葉で書かれたものが多い。しかし、その分共感できるものも多い。

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