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  6. もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2013/01/31
  • 出版社: ダイヤモンド社
  • ISBN:978-4-478-01203-1

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電子書籍

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

著者 岩崎夏海

敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』...

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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

税込 660 6pt

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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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商品説明

敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。

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みんなのレビュー2,726件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

小説としても結構面白い

2010/02/25 10:15

20人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かげろう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は、マネジメントというものがどう言うものであるのかを分かりやすく、しかも普通あり得ないような実例付きで教えてくれる。マネジメントは企業だけの物ではない、高校の部活でもなんでも、組織であれば使えるのだということを教えてくれる。
 ……しかし何より賞賛すべきは、これがちゃんと青春エンタメ小説として成立しているところだ!
 てらいも媚びもなく、きっちり青春を描ききれているじゃないか!

/*/

 世の中の書評を見たら、ほとんど「ドラッカー入門書として新しい、わかりやすい」と言う評価だったので、小説としての観点から。

 著者は小説を書くのは初めてということで、明らかに現代ライトのベルを意識しているこの表紙にしては、(ライトノベルとしては)いまや珍しいくらい文体と展開はドがつくほどスタンダードですが、テーマ性が高い上に演出が上手いので、むしろこのシンプルな文章はわざとやってんじゃないのかと思えるほど、無駄がないように見えます。
 昨今、媚びと衒いを狙いすぎて、肝心なテーマや物語がおざなりになっているライトノベルが多い中で、こういった作品は新鮮。
 テーマからぶれたり、回収できていない複線は全く存在せず、むしろ複線の張り方が直球に上手すぎて、ぐうの根も出ませんでした。
 というか、ドラッカーの著書を紹介するためだけに舞台として高校野球が使われてるだけだろうと侮ってました。表紙の絵から、「どうせドラッカーを萌え娘で解説してるんだろ」と思ってました。すみません。

 でも表紙の絵から萌え萌えライトノベルを期待して買った人は残念かも。
 ラブコメもサービスシーンもないので。
 ここには直球(ストレート)の青春しか存在しない、そしてだからこそ面白い。

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紙の本

もしこの本を「ビジネス書は難しそうだけど小説なら読めるかも」と思って読んだら。

2010/04/20 02:38

17人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

もしあなたがこの本を「ビジネス書は難しそうだけど小説なら読めるかも」と思って読んだら、小説としては文章がとても拙いことに愕然とすることでしょう。人によっては途中で投げ出すかもしれません。

なぜなら実はこの本、小説に見せかけたプロット(あるいはト書き)なのですから。
逆にビジネス入門としてなら平気だと思います。でも今度は逆に、本当に入門でしかないので物足りないかもしれません。


単純に言えば、この本を「『マネジメント』へのパンフレット」と取るか、「小説」と取るかで評価が変わります。
前者なら★3、後者なら★1です。
言ってみればビジネス書にもなりきれず、小説にしてはレベルが低い、どっちつかずで中途半端な本になってしまっているのです。



でも、コンセプトはとても面白いです。
お話では高校野球の女子マネージャーである主人公が『マネジメント』を手に周囲を巻きこんで、どこの組織にも存在する、それでいて扱いの難しい様々な問題を解決していきます。
難しくなりがちなテーマを身近な話題に置き換えた、とてもいいアイデアだったと思います。

しかし、残念なことに筆者自身がそれを生かせていません。致命的に文章力が無さ過ぎます。
普段本を読まない人は平気ですが、小説が好きな人にはお薦めできません。
小中学生レベルの作文に耐える覚悟が要ります。
(中には「これはビジネス書で小説ではないから文句言うものじゃない」と仰る方もいると思いますが、あの表紙と挿絵と書き方でそれは通りません)


ただ話の展開自体はオーソドックスですが悪くありませんでした。
料理の仕方次第ではかなり良くなる要素はあったと思います。

でも読んでみるとすぐ気がつくことですが、
そもそも登場人物の描写が少ないから存在感が希薄な上に
作中で唐突に新しい登場人物が現れて説明が始まるとか、
前触れもなく伏線が出現したかと思うとそのページ中で回収してしまうとか、
何より主人公の立ち位置が不明な上に上から目線なので「何でこの人嫌われないの?」と読みながら心配すらしてしまうとか、
そういった難点が目につきます。

また主人公がことある毎に『マネジメント』に答えを求め、
何かあるたびに「マネジメントでは」「マネジメントによると」「マネジメントの通りに」と妄信する様もまるで変な宗教にハマった人みたいで気持ち悪いので、この辺りも本職の小説家なら上手く料理しただろうと思うと残念でなりません。


着眼点は面白いだけに、この基本設定を元に、何で元放送作家で小説は素人の筆者が書いてしまったのかが分からない。
この辺りの問題は専門の小説家にリファインしてもらうか編集者が指摘すれば何とかなっただろうに不思議です。
作中で「人を生かすことが重要」と書いているのに、関係者が人を生かせていないことを証明しては説得力がない。ここは人を生かして欲しかった。


なお、作中の何人かはアイドルグループAKB48のメンバーをモチーフにしているそうなので、筆者が元放送作家であることとAKB48を手がける秋元康氏を師事していることを考えると、既にモチーフ元のアイドルを使ったドラマ化か映画化の計画が進んでいることも考えられます。


その際にはまた違った料理の仕方で今度こそ設定を生かしてくれることを期待して、★3にさせていただきます。

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紙の本

人って、ここまで激変するものか…

2009/12/21 11:40

14人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スーパーひたち - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ドラッカーの『マネジメント』と、野球部の女子マネージャーとを組み合わせてしまう発想は、これまでに無いものでしょう。非常に斬新です。
 マイナスのスパイラルに陥っていた野球部で、プラスのスパイラルを起こしてしまう主人公って、かっこいいなと思いました。
 この本を読んでから、本家の『マネジメント』を読み出すと、違った読み方ができるかもしれません。早速『マネジメント』を発注しました。

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紙の本

野球部は「感動を与えるための組織」か

2011/01/07 15:05

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Genpyon - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラッカーの原著「マネジメント」を引用しつつ高校野球に応用することで、ドラッカーの考え方を紹介しようという構成で、それが本著の最大の売りのようだ。

著者が最も伝えたかったドラッカーの考え方は「顧客という観点から組織を定義する重要性」のようで、このテーマに最もページを割いている。逆に、このテーマの後は、あれよあれよという間に話が進んでいってしまう。

著者は原著からキャデラックの成功例を引き、正しい組織の定義を見出すことが重要、とのドラッカーの考え方を敷衍する。本著の主人公もこの方法論で野球部の定義を見出し、野球部は甲子園出場を果たす。

ドラッカーによれば、組織の定義については、「わかりきった答えが正しいことはほとんどない」が、「顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる」と説く。

だが、答えることができたからといって、その定義が正しいとは限らない。キャデラックの成功例や野球部の甲子園出場というストーリーが暗示するのは、結局、結果が成功であるから、定義は正しかったのだ、という結果論ではないだろうか。

そして、その野球部の「正しい」定義が「感動を与えるための組織」である。残念ながら、ここで私は違和感を感じてしまった。

その違和感は、本著を読み進んでも解消せず、逆に増幅していく感があったが、最終的に、本著の著者が、高校野球を「感動を与えるコンテンツ」と考えられる業界の人であることを知り、その後の牽強付会ぎみな深夜ドラマばりのストーリー展開も含め、もちろん納得はしていないが、そういうことかと理解することはできた。

幸いなことに、同種の違和感を感じられる人は少数派ではないようで、たとえば、本著と直接関係のないこのページでも、決して少なくない人が同じ違和感を感じていることがわかる。

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紙の本

みんなが仲良くしなければチームワークは発揮できないと思っている人に

2010/04/06 01:15

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もんきち - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んで、マネジメントとは結局チームワークを発揮させることなんだとあらためて思いました。ただし、そのチームワークは一般に信じられているように「お互いの友情と信頼」によるものではなく、各自が求めるものを手に入れるために比較優位を最大限に活用した「チームワーク」です。熱血高校野球を求める人には物足りないかもしれませんが、チームワークに全人格的にベタベタな一体感が必要ないと聞いて「!」と感じる方にはぜひ読んでみてほしいと思います。
もちろん、これは「教科書」なので、「現実は教科書通りにはいかない」ことを承知しておく必要はありますが、現実に教科書の「公式」をどう当てはめてみればよいか、が非常に分かりやすい優れた教科書です。だって、「マーケティングとは顧客を創造することだ」なんて言われても、「野球部にとって部員も顧客だと考えて、自分の次の行動を考えてみたらいいんだ。」なんて思わないし、それで、どんな成果が得られる可能性があるか、なんて、それこそ想像もつかないじゃありませんか。それがストーリーに乗せてきれいに納得できてしまうのです。
もちろん、マーケティングやマネジメントと言ったところでそれぞれの登場人物の想いや気持ちが計算ずくでコントロールされるわけではありません。むしろ、そういう想いや気持ちを満たしながらどうやって目標を達成する(つまり、幸福になる)のかを考えるのがマネジメントの本質だと再認識しました。

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紙の本

「マネジメント」を分かりやすく、かつ思わず感動あり!!

2010/05/30 23:00

11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エビケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ドラッカー先生の「マネジメント」を具体的な事例に当てはめて理解しようという1冊。公開討論会を行うものの心得として薦められて読みましたが、やはりこの高校野球の野球部という設定が当たりなんだと思いました。

 弱小高校野球部を主人公のマネージャーが、ドラッカー先生の「マネジメント」を使いながら、様々な思いを抱く部員や部員とうまくコミュニケーションのとれなかった監督をまとめ、高校野球の新たな流れを生み出す=イノベーションを起こし、奇跡を起こすという話を通して、「マネジメント」のエッセンスを学ぶというものです。

 正直、準決勝から決勝にかけては思わず熱くなるものもありました。

 ドラッカー先生の「マネジメント」のエッセンスのエッセンスを学ぶという意味ではいいと思います。ただ、それは著者の理解による部分もあるので、これを読んでから、ドラッカー先生のマネジメントを読んではいかがでしょうか。

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紙の本

感動の嵐… 次は『マネジメント エッセンシャル版』を

2010/12/05 17:11

11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

2010年の年間ベストセラー総合一位に「もしドラ」が選ばれましたね。ちょうど同じころ、私はこの本をようやく読むことができました。もっぱら本は買わずに図書館で借りて読んでいるので、ベストセラーがリアルタイムに読めないのがいつもの状況。なんせ今、この本を図書館で借りるとなると、地元図書館の場合には222人待ちなのです。今回はムスメのお友だちが持っているのを小耳にはさみ、それじゃあ借りてきて!とお願いをしたのです。しかもそのお友達というのが、ムスメが所属している中学校のバスケットボール部のマネージャー! できすぎのようですが、ホントの話です。(^-^)

タイトルそのまま!、高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんが、ドラッカーの経営書『マネジメント』に出合い、野球部を強くするために、『マネジメント』を読み読み、甲子園への道をばく進するお話、です。いやぁ~、たった今、読んだばかりなのですが、ベストセラー総合一位になるのが、分かりますよ。途中何箇所か、ウルッ、ウルッときて、最後らあたりでは、涙なくしては読めませんでした。軽い気持ちでさくさくと読み始めたのに、最後にガツンと感動の嵐でした。

監督を始め、野球部員たち、女子マネージャーの仲間、そうしてみなみちゃんの幼なじみの夕紀ちゃん、登場人物の一人ひとりが、甲子園への道を信じ、応援し、目指します。最初は気持ちも行動もばらばらだったのに、見事に力を合わせて一つになっていく姿が、すばらしい感動の嵐をひきおこします。なんというか人間の可能性って限りないんだ~という想い、そして生きることの尊さをひしひしと感じました。その可能性を引き出すヒントがドラッカーの経営書『マネジメント』で、要所要所の書き抜きが、心に響きます。

「成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く。」

「人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。」

「真摯さを絶対視して、初めてまともな組織と言える」

私もドラッカーの『マネジメント エッセンシャル版』を続けて読みたいと思わずにはいられませんでした。

あとがきを読んで、この小説に登場する何人かがAKB48というアイドルグループのメンバーがモデルになっているということを知りました。年末の紅白歌合戦を見るとき、「もしドラ」のことがふいによぎりそうですねぇ。年の終りに感動本を読みたいと思われる方、強力にオススメの一冊、でした。(^-^)

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紙の本

僕のやる気に火を付けました

2010/07/26 01:24

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:楊耽 - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京都立程久保高校に通う二年生の川島みなみが、夏休み直前の七月に突如野球部のマネージャーになり、全国大会出場を決意。
ドラッカーの著書「マネジメント」を読んで、野球部のマネージメントに取り組む、青春小説です。

経営学の聖典とも言える「マネジメント」のエッセンシャル版を具体的な事例にして解説した側面もあるのですが、僕は青春小説として読んで、面白かったです。
「現実味」や「不自然さ」で、吟味すれば、つっこみ処満載なような気もしますが、
小説なのですから、良いではないか。
そんな細かいところにこだわらずに、小説を楽しめば良いでは無いか。
と、読んで、大変満足したわけです。

この物語は、みなみが野球に対して、何かわだかまりを持っていることが序盤で示唆され、読者はそれが何かを読み解いていく形で構成されています。
その彼女のわだかまりは、子どもが大人へと精神的に成長していく感覚なのだと僕は思いました。
例えば、初めての恋愛を経験すると、それまで疑問に感じることもなかった親とのつながりが、それほど大切に思えなくなったり、
「早く就職して、一人暮らしをしたいな。」
と思う事が、思春期を過ぎて、高校生ぐらいになったときに、誰でも感じる、独り立ちへの第一歩だと思いますが、
本書では、みなみが親に対して疎外感を持ち、与えられた家族では無く、自分で勝ち取った友人との関係を大切に思うようになる過程が、瑞々しく感じられました。

また、地区予選に臨んで、勝ち進んでいくクライマックスでの野球部の活躍も、ドラマティックでした。


本書の特色である、野球部の女子マネージャーが経営学を実践する、具体的なマネジメント手法の解説という側面については、
そのスピリットがわかりやすく理解できたと思います。

もちろん「俺の部にもみなみのようなマネージャーがいればな。」と他力本願に思う部分もありますが、
そうではなくて、
部員の一人でも、
会社でならば、イチ担当(平社員)でも、
自分の出来る範囲で、世界を変える事が出来る「マネジメント」があるのだ。
と教えられたような気がします。

この点で、特に印象に残り、僕も実践してみようと思ったのは、
第三章「みなみはマーケティングに取り組んだ」のマーケティング
と、
第四章「みなみは専門家の通訳になろうとした」の通訳
です。
会社勤めで「マーケティング」をしよう、と言うことになれば、顧客の話を聞くことしか思い浮かびませんでしたが、
本書でみなみが部員の話を聞いたように、
会社勤めで、新商品開発のスケジュール管理をしている僕にとっては、エレキやメカの開発をしている人たちの話を聞くことが、マーケティングではないか。と気付いたことが大きな収穫でしたし、
それぞれの専門家として評価され出世した管理職のみなさんが、マネジメントに熱心でなく、技術的な話に熱心な事を、当然の事と理解して、それならば、誰かがそれを通訳する役割を引き受けてマネジメントが出来るようにすれば良いのだ。と気付いたことは、僕自身のやる気になりました。

江戸時代の町人のように、「お上がすることは、なっちゃいねぇ。」と不満を口にしているだけではなく、
自分にも出来ることがあるのだ。
と思う事が出来るようになった、と言うわけです。

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紙の本

萌え系ビジネス書に期待!

2010/01/25 09:26

12人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリエステ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 忙しい社会人にとって、200ページ以上もあるビジネス書を読破するには、かなりの覚悟が要ります。その結果、「積ん読」のビジネス書が部屋にたまっているケースも少なくないと思います。そんな中で、「もしドラ(この本の愛称)」のような、萌え系ビジネス書は、短い時間でサックリ読めて役に立つ本として貴重な存在だと思います。
 これまでにも、「女子大生会計士の事件簿シリーズ」や「女子高生ちえの社長日記シリーズ」「投資銀行青春白書」などが出ていますが、それぞれ特徴があります。
 「女子大生会計士の事件簿」は、公認会計士や税理士を目指す人、それに企業で経理や会計の事務職を目指す人向けのベストな入門書です。「投資銀行青春」は若手銀行マン(ウーマン)必読です。「女子高生ちえの社長日記」は、会社員に必要な一般的な知識や仕事のノウハウを幅広く紹介しているので、就活学生を含めた新入・若手社員の入門ビジネス書として最適です。「もしドラ」は、会社に入って5年以上で、会社の仕事が一通り分かってきたビジネスマンが、将来の経営者を目指すための一冊といった位置付けでしょうか。
 いずれにも共通するのは、「通勤電車で開くのに少し勇気がいる」ことですね。(笑)

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紙の本

影響

2011/04/25 21:53

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今更ですが、先日読みました。
発売当初は表紙の萌え系な絵にひいてしまい、手に取りませんでした。
読んでみたら…
正直、小説としては文章も内容も稚拙で、読み進めるのが大変でした。
でも、主眼がストーリーにはないことが分かっているので、それは置いておいて。
ドラッカーは1冊も読んだことがないので、読んだ気にさせてくれたことが良かったかな。
そして、最近の会社の改革?が、この本から来ているような気がしました。
かなり多くの人が影響されたんだろうな。

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紙の本

浅倉南は可愛かったな

2011/01/04 08:05

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 長い書名である。世間の人は縮めて「もしドラ」と呼んで、これが空前のヒット。「もしドラ」は2010年の流行語にもなった。
 アイデアがいい。ビジネスマンなら一度は読んでみたいと思っているドラッカーの『マネジメント』を下敷きにしたことが一点め。二点目は登場人物のモデルを人気絶頂のAKB48という女性アイドルのメンバーをモデルにしたこと(といっても、この本を読んだ中高年がAKB48のメンバーの名前をどこまで知っているかは別であるが)。さらには、表紙や挿絵に今風の少女のイラスト(絵はゆきうさぎさん)を使用したことも、そのヒットに貢献したのではないか。
 物語の舞台を多くのひとになじみのある高校野球にしたこともいい。主人公の名前がみなみなのは、中高年にとっては高校野球を描いた漫画『タッチ』(あだち充)の浅倉南を思い出して親しみがあった。主人公の友人の死もどちらかといえば『タッチ』的で、世代を超えて(特に批判もなく)読まれた要因になったと思われる。

 では肝心のビジネス本としてはどうかといえば、これはなかなか悪くない。
 主人公の女子マネージャーみなみが「甲子園にいく」という大目標にむかって、ばらばらだった部員の心をひとつにまとめていく過程は、物語とはいえ、参考になる。
 特に、部員全員との面接は、ぜひ実行されていい。なかなかこういうことは出来そうでできない。一人ひとりの思いが違うのは、この物語の野球部員だけでなく、ビジネスの現場でよくあることだ。それをじっくり聞くこと。みなみの成功の大きな要因はそこにあるような気がする。

 多くの人が、そしてそれは若い人だけでなくマネジメントを求められている中高年の人もこの物語を読んだ。それを単に社会的現象ということやベストセラー本を読んだということにとどまらず、みなみがしたことのひとつでも、それはさしずめドラッカーの『マネジメント』を読むことかもしれないが、実行することが、ビジネスの成功に近づくかもしれない。
 だって、この本が売れたという事実が、成功のひとつの見本ではないだろうか。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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紙の本

一冊で2度楽しめる本!!

2010/05/16 20:35

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しのぶザエモン - この投稿者のレビュー一覧を見る

一冊で2度楽しめますよ。

一度目はライトノベル感覚で。

二度目は自己啓発感覚で。

難しいドラッカーの「マネジメント」が引用されてますが、
読んだだけでは、イマイチわかりません。

けど、大丈夫です。
その引用されているところを、主人公たちの行動や考えなどで書かれているので、わかりやすくなっています。

ドラッカーの「マネジメント」を読む前に、入門編として読むのに、
オススメです。

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紙の本

いつかはこんな本が出版されるのを予感していました。

2010/01/31 21:34

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつかはこんな本が出版されるのを予感していました。

現代の「知」の巨人、ドラッカーのマネジメントの考え方は、企業経営だけでなくあらゆる組織に適用できるものです。

本書は、弱小野球部を舞台にマネジメントを実行していったらどうなるかを青春小説風に仕上げた本です。

本書の中で、マネジメントの使い方はたしかにドラッカーが言っていることなのですが、なんだか違和感があります。

若者やドラッカーに触れたことのない人には、ドラッカーを読むきっかけとなってほしい本ですが、「マネジメント」を読んだことのある人には、しっくりこないのも事実です。

理由はストーリー展開にあると思います。

マネジメントの考え方を伝えるためには、いたしかたない面もありますが、少し安易さを感じてしまいます。

企業経営の場面では、もっと複雑な問題が絡んでいるため、「そんなに簡単にできるの?」という気持ちになってしまうのです。

ともあれ、ビジネスマンには人気の「マネジメント」を平易に取り組みやすく解説しているのは確かです。

これからドラッカーを読もうとしている人にはいいのかもしれません。

龍.

http://ameblo.jp/12484/

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紙の本

マネージャー北条文乃(あやの)の支え

2011/08/06 10:54

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海 ダイヤモンド社

 漫画の本を読み終えたような余韻(よいん)が残ります。そこそこ胸を打たれます。ベストセラーでありなおかつロングセラーとなっている本です。経済学の本という初対面の印象があって敬遠していました。労働において、仕事は一生懸命働いて、疲れたら体を休めることを繰り返すという意識しかありません。なぜこの本はこんなに売れ続けるのか興味をもってついに読んでみました。作者の岩崎夏海さんという人に特別な魅力があるのだろうと思って読み始めました。
 高校野球の強豪高校でもない都立程久保(ほどくぼ)高校の野球部員が、主人公2年生マネージャー川島みなみのマネジメントによって、夏の甲子園大会を目指すというストーリーです。部員数は合計で23人となっています。
 この野球部の最初の状態は、「自由=規律なし」が風土となっています。マネージャーとしての必要条件とか、マネジメントの資質は「真摯さ(しんしさ、まじめで熱心なこと)」とあります。何事にも通じる言葉です。「感動を生む創造力」が、物語全体に流れているキーワードです。
 野球漫画では、よくあるありふれた展開ではあります。134ページ付近では、野球を素材とするよりも「メタボリック症候群の克服」を素材にしたほうが、理屈がわかりやすいとひらめきました。多用される「イノベーション」は、技術革新の意味で、そのための手段として、1年生マネージャー北条文乃(あやの)が、関係者の心を通い合わせるための通訳としての役割を果たしていきます。
 現役プレイヤーが、マネジメント職を兼ねないほうがいいことは明白です。プレイヤーはプレイに専念する。マネージャーはマネジメントに専念する。当たり前のことを当たり前にする。だけど、それがむずかしい。

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紙の本

女子高生×野球×ドラッカー

2010/05/03 21:57

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はにわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ドラッカーは小難しくて読む気が失せる。」
「そもそもドラッカーって誰?」
そんな方に読んでいただきたい。

「小説としては内容が稚拙。」
「ビジネス書としては物足りない。」
そんな意見も聞かれる作品だが、
小説とビジネス書の中間にあるからこそ価値がある。
まさに本書は、専門家の言葉を一般人にわかりやすく伝えてくれる翻訳者である。

通読すれば「女子高生×野球×ドラッカー」というイノベーションを体験できる。

過去に購入したドラッカー本を読み返してみたくなる一冊。

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