- 販売開始日: 2013/02/08
- 出版社: ダイヤモンド社
- ISBN:978-4-478-02341-9
採用基準
著者 伊賀泰代
就職超難関企業と言われるマッキンゼーは、地頭のよさや論理的思考力が問われると思われがちだ。しかし元採用マネジャーの著者は、このような定説をきっぱりと否定する。マッキンゼー...
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商品説明
就職超難関企業と言われるマッキンゼーは、地頭のよさや論理的思考力が問われると思われがちだ。しかし元採用マネジャーの著者は、このような定説をきっぱりと否定する。マッキンゼーでは世界で通用する人材を求めており、頭のよさだけではない。それは現在の日本が必要としている人材像と同じと言える。
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書店員レビュー
大変に良質な「リーダーシップ」…
丸善 丸の内本店さん
大変に良質な「リーダーシップ」本です。マッキンゼー日本支社において12年間採用担当として従事されて来た著者だからこそ、グローバルビジネスの前線で求められる資質を明らかにできたと同時に、反面日本社会に何が不足しているかも鋭く(しかしとても平易な語り口で)指摘されています。
「自分の仕事に関しては自分がリーダーであり、パートナーやマネージャーを含めた関係者をどう使って成果を最大化するのか、それを考えるのがあなたの仕事だ。」マッキンゼーでは新人の時からすでにそう問われるそうです。顧客(社会)の最大利益という成果目標に向け、“当事者として”解決案を提示し、より価値の高い成果を実現する。そのような姿勢・行動がリーダーシップなのです。
リーダーシップのある人とは、日本では役職名なのですが、本来はそれを解くのが誰の役割であれ自分の解決案を口にする人のこと。つまりリーダーシップとは役職や特異なカリスマに求められるものではありません。すべての人が日常的に使えるスキルであり、訓練を積めば、誰でも学べるスキルであり、そしてすべての人に求められる姿勢・行動のことなのだ、と著者は指摘します。
日本の問題はカリスマリーダーの不在ではなく、リーダーシップを発揮できる人数の少なさだ。この本は広く現代日本社会全般への提言書としても良書だと思います。
(評者:丸善書店・ジュンク堂書店 営業本部 宮野源太郎)
本書は日本企業および日本で働くビジネスパーソンに
ジュンク堂書店仙台本店さん
本書は日本企業および日本で働くビジネスパーソンに重要視されていない「リーダーシップ」が今後の人材獲得・人材育成において不可欠であるということ、すなわち日本社会においてリーダーシップをとるという概念が欠けていることを論じたいわば日本論ともいえる1冊。このリーダーシップの必要性を説くために著者自身の経験からマッキンゼーという超有名企業の採用基準を例にしている、と読むこともできます。採用時に「優秀な人材」を求めるのはどの企業も同じ。その基準の中に「リーダーシップ」を入れることで今の日本企業の人材育成に一石を投じているのです。
マッキンゼーにおいても採用基準の一番は個人に“伸びしろ”を感じるかどうか、であるといいます。これは一般的に採用担当者がよくいうことです。
では伸びしろの何を見ているのか、それがリーダーシップの資質があるかどうかなのです。本書では諸外国と日本における“リーダーシップ概念”の違いについてもふれており、納得させるものがあります。
今の日本には圧倒的にリーダーシップを取れる人間が少ない。これが著者の危惧するところだと思います。
社会担当 三塚
高い成果目標を課されて、初めてリーダーシップは必要となる
2017/05/28 10:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本のリーダーシップ・キャパシティ(総量)不足を危惧して、正しいリーダーシップの理解について論ずる。
リーダーシップは、1)全ての人が日常的に使えるスキルであること、2)訓練を積めば、誰でも学べるスキルであること
リーダーシップを身につければ、自身が人生のコントロールを握ることができる。リーダーシップは、これからの世界を生き抜くためのパスポートであると、説く。
これは戸谷洋志「Jポップで考える哲学」での「自分を見失わないで生きる」という生き方に通じる。
リーダーシップの本です
2024/02/21 21:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Monty - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほぼ採用の本ではありません。が、素晴らしいリーダーおよびリーダーシップの話。新年度を控えた今、是非ともご一読いただきたいです。うちの会社じゃあね〜と思っている人(私も含め)は尚更。人生自体にバリューを出す!
マッキンゼーに応募する前に読む本
2021/10/22 08:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sklhfstyi - この投稿者のレビュー一覧を見る
発行からやや経過しているが現状は変わらないと思う。日本企業の労働者は相変わらずリーダーシップなど皆無だ。自分もそういう一人なので、耳がいたい。そもそもたいていの人はリーダーシップの意味を、この本で初めて知るだろう。それだけでも読む価値がある。確かにこういった外資系で求められる能力が今後の日本企業でも是非求めてもらいたいのは間違いないが、恐らく今後もリーダーシップを勘違いしたボス、年功序列のリーダーシップ皆無な上司、発言しない部下、そういう構造は変わらないだろう。何せ、自分も採用にちょっと関わっているが、この本にあるような優秀な人物は求められておらず、採用する気がないからだ。だからこれを読んでギクッとした人は、英語を死ぬ気で勉強して外資系に転職した方が効率が良い。昭和の採用基準を崩さない会社に期待するだけ無駄だ。
それから最もこの本を読むべきは、「マッキンゼー」に就職したい人だろう。難関だからとか高収入だからとかで応募するときっと痛い目にあう。採用する側も手間だ。一方マッキンゼーの求める人材に合致しているなら、是非応募すべきだろう。私自身、いち労働者として、マッキンゼーで働くなんて憧れていたが(だからこそ手に取った)、この本を読んでこの会社は自分に合致しないことがわかり、もはや憧れることもない。外資系というと自分の成果が全て、回りは関係がないというイメージがあるが(実際そういう人もいるだろうが)、リーダーシップという言葉が象徴するように、チームとしての利益を追及しない人は、こういった会社には応募しない方が互いのためだろう。世の中のすべての仕事がマッキンゼーと同等の人材を求めているわけではないと思う。極論、イエスマンが欲しい職場もおそらくある。マッキンゼーが合わない人は、ほかに最も適合する仕事があるはずだ。例えば粛々と楽な仕事をしたい人はそういう職場を選べば良い。そんなことを考えさせられる本。
大変参考になった
2020/05/26 08:52
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投稿者:まちゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分自身が、採用試験をする立場になり読んでみることにした。
採用に関する研修などは受けていたが、正直あまりしっくりこなかったが
この本を読んで参考になる部分が多く、また実際に自分なりの戦略を考えることができた。まさにマニュアルのような本であった。
新しい概念を学ぶ。
2021/06/13 14:38
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
興味深かったのは「リーダーシップ」という言葉の意味。ステロタイプ的には、頭脳=リーダーと手足みたいに動くメンバー。リーダーシップは、そのメンバーを率いるチカラか...とおもいがち。しかし本書で語られるリーダー&リーダーシップの概念はかなり違う。
何かを達成しようと組織したチームがあって、そのメンバー全員がリーダーとしての自覚を持つのが望ましいとあった。つまり、リーダーとは、チームの目標を達成するため、必要なことを把握し、実行する人。それなら、メンバー全員がそういう意識で動くほうが、高い成果が出るという。
ふーむ、なるほど。
読んでいるうち、実際にそんな場所で、切磋琢磨してみたいなと思う内容。
リーダーシップとは
2019/05/05 12:12
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投稿者:はるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
リーダーシップの必要性とリーダーシップとは何か、どうすればよいかが書かれている。具体例も多く、わかりやすい。
リーダーシップは上に立つ人だけではなく、みんなに必要であり、訓練で身につけることができる。
読みやすい
2016/09/20 07:26
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投稿者:りんごあめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前に知り合いに読みやすいからと紹介され、購入しました。これまでは小説ばかりで、このような自己啓発系は購入したことがなかったのですが、大変楽しく読みきることができました。採用基準とあるため、見られている観点などしか書いていないのかと思っていましたが、そのようなポイントは少なかったように感じました。