- 販売開始日: 2013/07/25
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワSF・ミステリebookセレクション
- ISBN:978-4-15-011347-6
3001年終局への旅
著者 アーサー・C・クラーク , 伊藤 典夫
3001年、海王星の軌道付近で奇妙な漂流物が発見された。それこそ、一千年前に宇宙船ディスカバリー号から放擲された副長フランク・プールその人であった! やがて、蘇生されたフ...
3001年終局への旅
商品説明
3001年、海王星の軌道付近で奇妙な漂流物が発見された。それこそ、一千年前に宇宙船ディスカバリー号から放擲された副長フランク・プールその人であった! やがて、蘇生されたフランクが目にする驚くべきものとは……? 全世界を熱狂の渦にまきこんだ『2001年宇宙の旅』にはじまるシリーズ、完結篇。
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シリーズ完結
2020/05/07 07:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙の旅シリーズの完結編であるが、未来についての描写の面白さが少ないことやモノリスが格好悪いなどの不満あり。しかし、美しい表現もある。
クラークの終着駅
2019/03/07 00:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この結末には失望したと言うしかないが、あの超越的な存在のモノリスがそんなものにやられるのかという突っ込みはそもそもなしだろう。クラークは「超光速」を否定したが、そのことがもたらす時間の感覚には幻惑される。人間の所業に対して神の鉄槌が下るのか、取るに足らぬとして無視されるのか、クラークは老魁にも答えを見せなかった。光が往復するのに要する人間の尺度ではあまりにも長い期間が必要だからだ。漂流して蘇生したブールの目撃する西暦3001年の未来世界にも新味はあまり感じないけれども、この巨匠の描く未来はやはり美しい。クラークはそうした楽観的で端正な世界の住人だった。
クラークはどうしてこの本を書いたのだろう?
2001/03/26 04:08
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラークはどうしてこの本を書いたのだろう?
なにげなくこの本を読んで愕然とする人は多いのではないだろうか。それは、この本が、『2001年宇宙の旅』『2010年宇宙の旅』『2061年宇宙の旅』で描かれていたことを、ことごとく否定しているからだ。
シリーズ前作までに示された、われわれ読者を感動させてくれたさまざまなビジョンは、すべてヴァーチャルリアリティによる疑似体験だったのだ、作りものだったのだとばっさり切り捨て、見事に読者を突き放してくれる。スターチャイルドはウソ、スターゲートもウソ。モノリスの超越性もウソ。
この本が存在することが悲しい。クラークがこの本を書いたことが悲しい。
「大風呂敷をひろげる」という表現がある。シリーズ前作までにひろげにひろげた風呂敷を、クラークは静かに微笑みながらこの作品でたたんでしまい込んでいるように思える。そのことがなんとももの悲しい。
そして希望せよ。
2001/05/13 02:59
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投稿者:ジョン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「2001年宇宙の旅」の完結編。1968年の発表以来、数多くのSF映画に影響を与えた4連作が完結する。
物体「モノリス」、人類が立ち入り禁止にされた惑星「エウロパ」など、すべての謎がここに解き明かされる。
訳がいまいち
2001/03/28 11:39
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投稿者:GUCCI - この投稿者のレビュー一覧を見る
アーサー・C・クラークに惹かれて購入しました。2001年は昔何度も読み返して,読むたびに新しい発見がありました。今回も期待して購入したのですが。2001年の延長であることは分かるのですが,文の流れなどがバラバラのような気がしてなりません。もう少し一貫して翻訳してほしいと感じました。内容は,それなりに興味もあり引かれるのですが,文書だけでは訴える力が少ないように感じます。単語1つにしてもただ訳しただけと言った感じがして,適訳でないように思えました。訳者はもう少し原作を理解して適切な訳をしてもらいたいと強く感じました。