- 販売開始日: 2014/01/01
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-1304-2
エンジェル・ハウリング1 獅子序章-from the aspect of MIZU
白く美しい指先に一瞬だけ力が込められる。ただそれだけ。それだけでその男のあごは音を立てて、あっさりと外れる。痛みにのたうち回る男をその真紅の髪の美女は、炎のような赤い瞳で...
エンジェル・ハウリング1 獅子序章-from the aspect of MIZU
商品説明
白く美しい指先に一瞬だけ力が込められる。ただそれだけ。それだけでその男のあごは音を立てて、あっさりと外れる。痛みにのたうち回る男をその真紅の髪の美女は、炎のような赤い瞳で冷たく見つめていた…。絶対殺人武器―イムァシアの刀鍛冶たちにより最強の暗殺者として育てられたミズー・ビアンカは辺境の街にいた。目的はとある退役騎士の情報を得ること。彼は“精霊アマワ”の手掛りを持つ唯一の男なのだ。世界の滅亡の鍵を握る“精霊アマワ”。その強大な力と、それを巡る陰謀にミズーはたった一人で闘いを挑む!触れれば切れるほど研ぎ澄まされた、冷厳なる幻想世界が君を待つ!秋田禎信入魂の新シリーズいよいよスタート。
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聖霊
2002/02/24 02:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
富士見ファンタジアから放つ、秋田禎信の3シリーズ目。
魔術師オーフェンと同じく剣も魔法(聖霊)も出てくる作品だが、どちらかというと、この「エンジェル…」の方が読みやすいかもしれない。物語の展開が早いといえば早いのだが、分かりやすい情景描写なので、急ぎ足で読んでも内容が読み取れる。
主人公は今回の表紙にもあるビアンカであるが、もう一人フリウという少女をも主人公に据えている。つまり、二人の主人公がいるという物語になっており、互いに互いのサイドストーリーのような構成になっている。1巻はミズー、2巻はフリウ…という形で交互に視点が入れ替わる様である。
主人公それぞれの年齢や生い立ちなど設定がまるで違う二人であるので、一つの世界観で二つの物語を同時に味わえるような作品になっているのが面白い。どちらも根底にファンタジーを感じさせることも魅力を増加させているといえる。他の秋田作品を好んで読む人も、今まで読んだことのない人も、恐らく楽しんで読んでいけるのではないだろうか。
作品としての難を挙げるとすれば、本作品は「オーフェン」に比べて、読みやすい反面、先々が読めてくる感じがあるので、どちらかというとお定まりな印象を受ける。まだ、序章なので今後どちらに転んでいくのかは、結果を見ないとわからないのだが、読者の想像を超越する世界をこれから見せていって欲しい。それを期待させるだけの著者ではあると思う。
実力派
2001/08/19 00:28
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
富士見ファンタジア文庫では御馴染み秋田氏の作品である。ファンタジーは流石に彼の土俵といった感じで描写なども活き活きとしている。これは四巻完結で続編が気になるところ。ジュニア小説の中ではかなり上位に位置する作家なのでその作品もまずまずのものがある。
緊迫した展開、的確な戦闘描写。どれもこじんまりと仕上がっている。悪くは無いがあくまでジュニアのレベルであるという事をご考慮に。