- 販売開始日: 2013/12/12
- 出版社: イースト・プレス
- ISBN:978-4-7816-0948-5
ひきだしにテラリウム
著者 著者:九井 諒子
ようこそ、ショートショートのワンダーランドへ。笑顔と涙、驚きと共感。コメディ、昔話、ファンタジー、SF……新進の気鋭、九井諒子が描く万華鏡のようにきらめく掌編33篇。―W...
ひきだしにテラリウム
商品説明
ようこそ、ショートショートのワンダーランドへ。笑顔と涙、驚きと共感。コメディ、昔話、ファンタジー、SF……新進の気鋭、九井諒子が描く万華鏡のようにきらめく掌編33篇。―Web文芸誌マトグロッソでの、2011年8月~2012年12月の約1年半の連載分全篇のほか、「えぐちみ代このスットコ訪問記 トーワ国編」「神のみぞ知る」、描き下ろし作品も収録。
目次
- すれ違わない
- 湖底の春
- 恋人カタログ
- 恋
- かわいそうな動物園
- パラドックス殺人事件
- 未来面接
- 龍の逆鱗
- TARABAGANI
- 遺恨を残す
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無限に広がる引き出し
2013/04/22 13:29
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太一ぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いなら漫画は短い方がいい。というのが私の考えで、今回手に取ったのは、なんと、短い話なら2Pで終わってしまう、掌篇集なのです。読んでいて非常に驚いた点は、話の幅と漫画表現の幅が広いという点です。
話の幅というのはファンタジー~日常~SFという幅で、ホラーやミステリーは含まれていませんが(よーく思い返せば極微量に存在しますがw)、単純に笑える話から考えさせられるお話など物語のテンションも起伏に富んでおり、最後まで飽きさせません。
次に表現の幅ですが、作品によって絵のタッチが変わります。非常に書き込みが多い絵の話があれば、一気に簡略化された絵の話もあります。なかには複数の絵柄を一つの作品に使ってるものもあります。また絵柄だけでなく、記号表現の使い方が面白いです。『記号を食べる』では文字通り純然たる記号(○とか□とか)を調理して食べるというそれだけの漫画なんですが、不思議とおいしそう。また『スペースお尺度』では太陽系の模型が出てきますが惑星名がわざわざかかれています。余計な所にまで名前が書かれているのが、なんとも言えない笑いを誘います。
色とりどりのお話と表現が様々に重なり合う様は、なるほど、帯に書かれてある「万華鏡のようにきらめく掌篇33篇」とはかなり上手にこの本をあらわしています。
時に考えさせられ、クスリと笑え、なんども読み返したくなる、そんなお話がぎっしりつまってます。表紙を見てカワイイって思った方にもオススメできます。言い忘れていましたが、登場するキャラクター、みんなステキなんですよ!
少し不思議のほうのSF
2017/01/15 13:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ずーと - この投稿者のレビュー一覧を見る
九井諒子さんの作品でいつも感心するのは、想像力と説得力です。
この短編集もその二つが溢れており、龍が身近にいるように感じたり、四角が美味しそうに見えたりします。
これを読んだあとは少し世界が可愛く見えるかも。
素晴らしいの一言
2016/08/14 09:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rumo - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編よりも短いショート・ショート。
九井先生の短編集も2冊読みましたが、それはどれもできが良かったけどさすがにショート・ショートは無理ネタあるか?と思っちゃったのですが、まさかの1ぺんも手抜きなし!
他の作家だったらこのショート・ショート1本で1作品ネタ書けるでしょ!というクオリティ。
シュールギャグにブラックギャグと盛りだくさんでじっくり読ませてもらいました。そして笑わせてもらいました。
基本値段がお高めですが、中身にはそれ以上の価値はあります。おすすめです。
不思議な話
2015/09/30 22:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく印象に残るような話は、ないのに、引き込まれる面白さです。こういう漫画好きですが、実際、おススメしにくい、漫画でもあるのかな~
天才の仕事
2015/09/29 18:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:し - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集であるが一つ一つが連載に持っていけるのではと思える上質なネタの宝庫です。
シンプルなようで題材にあわせて絵柄を変える器用さ、独創的なネタの数々。
どんな頭の作りをしてたらこの本が描けるのかと凡人である私は嫉妬する気も起きない完成度です。
買って損なし
2014/01/24 09:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みるお - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミック版のショートショートいろんな話があって楽しめました。
ファンタジーと現実のバランスの妙技
2024/03/26 21:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
web連載作品から同人誌作品、そして他社発表作品まで1冊にまとめて出していただけたのがとても有難いです!
同じイースト・プレスから出てる『竜の学校は山の上』がお好きな方ならこちらも好きだろうなと思います。逆も然り。
作者名、一発で変換したよ。
2024/02/12 06:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからもわかるように、SFです。ショートショートです。
絵柄や、雰囲気の出し方、手口の多彩さが、この人の圧倒的漫画力を見せつけます。
内容について触れるのは反則だろう。
とり・みき並みの器用さは滅多にいない。
良い漫画家さんを知った。
意図的か実験的か
2018/11/01 12:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイン - この投稿者のレビュー一覧を見る
色んな作風を作ることで自分に合う作風または話の合う作風を考えて描いているのが伝わってくる。面白いのはどの話も奇想天外な話が多く作風が違うのに作者の描きたいものが何か伝わってくること
…毎日、少しずつ読めて、色々な物語を計33作品楽しめるファンタジー玉手箱的掌編漫画集…
2015/12/06 01:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ダンジョン飯」の第1巻と第2巻が面白かったから、
この九井諒子という人の、他の作品集も、今度買ってみようかな…
と思って実際に買って読んでみて、
1作品当たり数ページから10ページ弱位の短編というか掌編が33作品…
毎日少しずつ読み進めて、読み終わった…
そこそこ面白かった…
「すれ違わない」で始まり「未来人」で終わるっていう作品配置も、
へぇって感じだったり…他の作品も、
ノアの方舟をモチーフにしてたり、
人体と蚊と蚊取り線香だったり、題材の料理の仕方が上手いな、
と…。
とりあえず、「ダンジョン飯」をキッカケに、
『竜のかわいい七つの子』と、この『ひきだしにテラリウム』と、どっちも、
それなりに楽しめたので、
一番最初の作品集らしい『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』
も今度読む予定。
…そんなこんなで、この作者の作風に波長が合う読者であれば、
それなりに楽しめて、
『竜のかわいい七つの子』もそうだけど、
本の装丁とかカバー等も綺麗で、オブジェ的な価値もある気がする
そんな1冊。
漫画版のショートショート
2022/01/09 09:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
意味不明な話から面白い話まで玉石混交といった感じ。33話もあるのでほんの数ページで終わる話ばかりで、ちょっと時間が空いた時にサッと読める一冊
チラリと
2022/09/17 15:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
九井さんの脳みその中をチラ見させてもらった気分になれる短編集。
不思議なショートショートの数々。
好きな作品は「かわいそうな動物園」