18世紀に書かれたカントの偉大な書の第1巻です!
2020/05/08 10:44
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ドイツの哲学者イマヌエル・カントの主著で、1781年に刊行された哲学書です。同書は、カントによる三大批判の一つとして、1788年刊の『実践理性批判』(第二批判)、1790年刊の『判断力批判』(第三批判)に対して、第一批判とも呼ばれています。人間理性の抱える諸問題についての考察した古典的名著であり、ライプニッツなどの存在論的形而上学と、ヒュームの認識論的懐疑論の両方を継承し、かつ批判的に乗り越えた、西洋哲学史上最も重要な書物の一つと言われています。光文社古典新訳文庫からは7巻シリーズで刊行され、同書はそのだい1巻目です。新訳で、他のどの類書よりも読みやすく書かれています。ぜひ、この機会にカントの偉大な名著から学ばれる機会をもたれては如何でしょうか?
どこが訳でどこが筆者の解釈なのか
2023/10/28 11:50
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投稿者:fks - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこが訳でどこが筆者の解釈なのかの区別がよくわからない。
まさか全部訳なのだろうか。
そのあたりをはっきりしてほしい。
しかし内容は以前読んでいた純粋理性批判の本よりはわかりやすいがやはり難解に感じる。
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投稿者:コーヒーが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
アプリオリの概念がわかりづらいが他の本に比べると専門性が高くてわかりやすいのかもしれない。しかしやっぱりわからないところがどんどんでてくる。
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読みやすい訳書である。序を後回しにしているのもよい。訳文は流れを意識していているので読みやすいのであろうが、カントの言っている内容じたいが抽象的なので、立ち止まって考えねばならない所もある。カントが純粋理性批判でやっていることは、人間に許される思考とは何かを明らかにすることで、物じたいは知り得ぬので、人間が知ることができるのは現象のみであるという観点が出発点になっているように思う。要するに現在の脳科学がやっているような人間の認識のフレームとか情報処理方法をさぐっているのである。第一巻では、感性が扱われ、空間と時間が人間の感性の先験的規則であることが示されている。
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カントは天野貞祐訳で読んでそういうものかと思っていたので、この大胆な翻訳には関心もし感動もした。毀誉褒貶はあるだろうが、翻訳に新しい時代を切り開いたのだと私は感じている。
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解説が豊富。訳も定訳に拘らず、大変わかりやすくなっている。それでも難解なのは仕様だし、書中の感想は省く。
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詳細に、正確に、簡素に徹底して。素晴らしい。
曖昧さのなさに驚く。
ほんとにはまった。
新訳、たしかにこれなら入門書要らずかも。
とっても親切。
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学生時代から何度も挫折したカントに齢37にして、再挑戦してみた。
長い日数をかけ、1巻を読み終え、知った事実。
全7巻!? 引くことも進むこともできない自分に気付いた。。。
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岩波文庫版で相当昔読んだカント、再読しようと思っていたら、岩波版の訳は誤訳だらけと誰かさん(というか、中島義道)が言っていたので、やむを得ず新訳文庫でそろえ直すことにした。
こちらの訳者中山元さんは、私もこれまでいろんな翻訳を読んできたし、信頼している方だ。なるほど読みやすいが、「悟性」が「知性」になっていたり、昔の翻訳とはいろいろに変わっていて、ちょっと戸惑ってしまうかもしれない。
岩波文庫では全3巻に収まっていた『純粋理性批判』が光文社古典新訳文庫ではいきなり全7巻になってしまったのは、活字が大きいのと、各巻に1冊の3分の1強くらいの分量の「解説」を入れたからだ。
この「解説」は、きっと初心者用に、カントの言説をやさしくかみ砕いて説明してくれているのだろう、と予想していたが、まるでそういうものではなかった。
カントの本文には書かれていない背景や、他の哲学者との比較など、むしろ「知識を拡大するための解説」になっている。
本巻(超越論的な感性論)あたりはカントの本文も難しくなく、むしろ先を読みたい気持ちが強くて、この「解説」は余計なものに感じた。
大昔に読んだカント、なぜ「アプリオリとアポステリオリなんていう区別にこだわるんだろう」とかつて首をかしげたものだが、今回読み直してみて、確かにその疑問(「経験」なるものをキーワードにして人間の知的認識をふたつに分離しようという設定の不思議さ)は残らないわけではないが、このようにして厳密な哲学を、この時代にいきなり登場させたカントは、やはり抜群の存在だと思った。
さて続きをどんどん読もう・・・
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ああ、あと六巻...
"対象は認識に従う"は、はじめてちゃんと読むとガツンと来た。
人は生まれながら持っている型のようなモノを頼りに外界と接しているのだろうか。。。
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「わたしたちのすべての認識は経験とともに始まる。」(序論より)
本質を傷つけないように、慎重に慎重に思考を繰り返しているように感じる。
訳者の解説があるおかげでなんとか読める・・・・・・??まだ、1巻。全7巻なのでまだ先は長い。
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読みにくい部分に訳者が、元の文を損なわないレベルで補足を加えているお陰でとても読みやすかった。また、解説もわかりやすい部分が多かったように思う。
強いて言えば、1巻1巻がそれなりに厚い上に全7巻という量はあまりに圧巻で読むのには根気がいるというのが問題か。
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店頭で目が合ったので、買いました。
読み始めました。
(2012年12月18日)
「解説」部分を読み終えました。
カントが分かった気にさせてくれるのが素敵。
(2013年2月6日)
深い森へと踏み行ってゆきます。
(2013年4月3日)
カントが分かる、ということは、
ちょっとした出来事だ。
これは、大変な訳業です。
訳者と版元に最敬礼。
(2013年4月8日)
読み終えました。
よく咀嚼できたかな?
(2013年4月18日)
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訳:中山元、原書名:KRITIK DER REINEN VERNUNFT(Kant,Immanuel)
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感性と理性の関係。
イギリス経験論とドイツ観念論と合流点。
コペルニクス的転回。対象が認識に従う。
物自体を知ることはできない。
あくまで(1)を経たに過ぎない。道程は長い。
(2)はちょっと後回しに。