純粋理性批判 4
超越論的な分析論を終え、いよいよ超越論的な弁証論が始まる。この巻では、理性の誤謬推論として、心が実体(存在するもの)で、単純(分割できない)であり、破壊できないものであり...
純粋理性批判 4


商品説明
超越論的な分析論を終え、いよいよ超越論的な弁証論が始まる。この巻では、理性の誤謬推論として、心が実体(存在するもの)で、単純(分割できない)であり、破壊できないものであり、不死のものとして身体の死後も滅びることがないという伝統的な形而上学の霊魂論が批判され、解体される。そして真の形而上学を構築する試みが始まる! 『実践理性批判』『判断力批判』へと至る重要な道標!
著者紹介
カント
- 略歴
- 1724~1804年。東プロシア生まれ。哲学者。ケーニヒスベルク大学哲学教授を務めた。著書に「純粋理性批判」など。
中山 元(訳)
- 略歴
- 1949年東京生まれ。東京大学教養学部中退。哲学者・翻訳家。著書に「フーコー生権力と統治性」「思考の用語辞典」「正義論の名著」など。
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カントがいよいよ超越論的弁証論に話を進めていきます!
2020/05/08 11:04
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、カントの名著であり、彼自身の三大批判書と呼ばれる第一批判の書です。光文社古典新訳文庫では全7巻シリーズで刊行されており、そのうちのだい4冊目に当たります。これまで、超越論的感性論、分析論と見てきましたが、いよいよ同書では、超越論的弁証論に移っていきます。カントは、真理の論理学である分析論に対し、先験的弁証論は仮象の論理学であると言います。この仮象は理性にとって不可避的かつ固有のものであり、純粋理性概念あるいは理念は可能的経験の限界を超えて絶対者にまで拡張された純粋悟性概念であると主張します。そして、経験においては理念に完全に合致する対象が現れることは決してありえないし、理念は心・自由・神であり、定言的推理における実体性・仮言的推理における原因性・選言的推理における相互性がおのおの対応すると説いています。

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