- 販売開始日: 2014/02/28
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-352497-0
累(2)
著者 松浦だるま(著)
口紅の力が、少女の暗き欲望を解き放つ。『美醜』の本質に迫る衝撃作!! 醜き少女・累(かさね)は大女優だった母が遺した口紅に秘められた能力を使い、美しき者が持つすべてを奪う...
累(2)
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商品説明
口紅の力が、少女の暗き欲望を解き放つ。『美醜』の本質に迫る衝撃作!! 醜き少女・累(かさね)は大女優だった母が遺した口紅に秘められた能力を使い、美しき者が持つすべてを奪う事を決意する。そんな累の前に現れたのは、亡き母と口紅の秘密を知るという演出家・羽生田(はぶた)。彼の手引きによって、圧倒的な“美”を持つ無名の女優・丹沢(たんざわ)ニナに出会った累は……。
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協力者?
2019/04/11 23:17
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投稿者:黒豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な口紅の力で顔を入れ替えることが出来るようになった主人公。
2巻では「美人だけど演技力のない」女性・ニナと出会い、「醜いけれど演技力がある」累と公演中だけ入れ替わるようになります。
顔が入れ替わっている間は、新たな恋も手に入れて幸せだけれど、もとの顔に戻ると悲惨なままなのが悲しい。
演技力
2018/09/05 12:30
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
母はきっと、美しいだけじゃなく、才能のある女優だったのでは?
その証拠に、普通の暮らしをしていた累がいきなりオーディションに合格し、成功を収めているのだから。
眠り姫にはかわいそうだけれど、策謀に失敗し、人生を明け渡してしまったのかもしれない。
「にせもの」が「ほんもの」を超えたとき、「にせもの」は「ほんもの」になるのか?
2017/05/21 14:04
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投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画『累』の第二巻。
演技力やオーラなど舞台女優としての「才能」は持っているが、容姿が醜いヒロイン累。
圧倒的な「美しさ」を持っているが、演技は今一つの若き舞台女優、丹沢二ナ。
演出家の羽生田が二人を結びつけたことで、物語は本格的に動き出します。
第二巻のキーワードは、「ほんもの」と「にせもの」です。
累が丹沢二ナを演じるようになった今、何が「ほんもの」で、何が「にせもの」なのか。
それについて考えながら読むと面白いと思います。
以下少しネタバレになります。
第二巻は、累と二ナ、二人の視点から読み進めたら面白いと思います。
累は、圧倒的な「美しさ」を持つ二ナの姿で、「演技力」と「オーラ」を兼ね備えた女優として舞台上で輝きを放ちます。その後に、本来の二ナが現れたとしても、彼女は演技の面で劣っている「にせもの」にしか感じられません。「にせもの」が「ほんもの」を超えたら、それはもう「ほんもの」でしかないのです。累はこうして、これまでに失ったもの以上のものを手に入れます。
二ナは、「眠り姫症候群」(クライン・レビン症候群のことだと思います)であるがために、いつ眠ってしまうかわかりません。そのために、自身の代役として「累」を利用します。その累が、「ほんもの」の二ナとして周囲から認識されるようになったのは少しかわいそうな気がします。彼女は永い眠りについている間に、自身のことを忘れられた経験があります。そんな彼女に「美しさ」という武器を利用する方法、演劇への道を示してくれたのが、演出家の烏合零太です。おそらく二ナは彼に恋をしていたのだと思います。
つまり、二ナは舞台女優として輝くことではなく、ただ忘れられたくない、烏合零太に会いたいだけだったのではないかと思います。そう考えると、累が「二ナ」になってしま他のが可哀そうでありません。
ちなみに、第二巻の演劇の題目であるチェーモフの「かもめ」は片思いの連鎖の物語です。主人公はニーナを想い、ニーナは他の男性に惹かれ、その男性は他の・・・。烏合に惹かれる二ナと、「二ナ」の姿をした累に惹かれる烏合の関係と実にリンクしています。
少し話は変わりますが、この巻では口紅の秘密が少し明らかになります。
「顔は入れ替わるが、体は入れ替わらない」、「顔が入れ替わるのは十二時間」ということです(そう考えると、顔は二ナのものでも、自前の体を使って舞台に立ち続ける累は、スタイルを維持するためにも相当な努力をしているのだと思います。正直すごいと思います)。この設定が、後々になって物語を動かしていくかもしれません。
ぞくぞくする面白さ
2020/11/22 07:18
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投稿者:ぽむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
素直に応援できるタイプの流れではなくなったけれども、それだけに、この危うさがどう着地するのか気になる。
乗っ取り
2020/02/08 07:57
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくできてるストーリー設定ですね。
眠り病のニナ。眠れる森の美女...って感じ。
その眠りを利用?しようとしている口紅の秘密を知る演出家。
続きが気になりますね。
模造後の変化
2017/11/01 03:11
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
累がニナと入れ替わって再び舞台に立つチャンスを得る。
その後の人間模様によって動き始める累の心とニナとの関係、
そしてニナを真似続けなくても累が受け入れられる方法…。
これはもっともですね。
人気が低迷してきた女優が急に垢抜けたり、センスが良くなったりと
別人のように変化しても、以前より良くなっているなら「進化した」と言われますから。
顔だけなんだ
2017/06/02 12:49
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
そっかー、そうだよな・・・
変わるのは顔だけ・・・
まあその設定はあまり考えても説明つかなそうなのでw
ニナは本当に顔だけなんだなぁ。
共感とつっこみと
2019/05/14 21:46
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投稿者:雫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
累にもニナにも、それぞれ共感する部分と嫌な部分があり、どちらも応援したくなるとともに、どちらも不安になる。つまり、とても人間らしいということだと思う。
感想
2017/06/30 00:36
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投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
本物よりも美しくなってしまった偽物は、もはや本物…?
かさねは顔さえ並程度あれば幸せだったのに。かわいそうだ。