高校数学でわかる流体力学 ベルヌーイの定理から翼に働く揚力まで
著者 竹内淳
ニュートン力学の極致、憧れの流体力学を理解しよう。水理学や航空力学はもちろん、船や海洋、さらにはエンジンや油圧・配管など、液体や気体を扱う全ての分野で、流体力学は必須です...
高校数学でわかる流体力学 ベルヌーイの定理から翼に働く揚力まで
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商品説明
ニュートン力学の極致、憧れの流体力学を理解しよう。水理学や航空力学はもちろん、船や海洋、さらにはエンジンや油圧・配管など、液体や気体を扱う全ての分野で、流体力学は必須です。さらに、理系好きの読者にとって流体力学は憧れです。そこで本書では、流体力学の基礎的から、飛行機の飛ぶ原理として有名な「ベルヌーイの定理」の完全理解を目指し、二次元翼の揚力を計算してみます。(ブルーバックス・2014年6月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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難解で「ニュートン力学の極致」といわれる流体力学でを分かり易く解説した一冊です!
2020/02/05 12:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、高度な科学的知識を分かり易く教えてくれることで大好評の「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は流体力学の入門書です。流体力学と言えば、「ニュートン力学の極致」とも言われ、非常に難しいイメージがあります。同書では、その難しいイメージのある流体力学を、非常に分かり易く教示してくれる画期的な一冊です。内容構成も、「第1章 ベルヌーイの定理とはなんだろう」、「第2章 流体はどのような式で表される」、「第3章 ベルヌーイの定理の数式を導く」、「第4章 流れ関数と速度ポテンシャル」、「第5章 複素速度ポテンシャル」、「第6章 円のまわりの複素速度ポテンシャル」、「第7章 ブラジウスの公式とクッタ・ジューコフスキーの定理」、「第8章 2次元翼理論」、「第9章 粘性のある流体とナビエ・ストークス方程式」となっており、興味深いものとなっています。
本当に「高校数学でわかるか」と言われると…ですが、内容は良いです
2017/01/12 19:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校の数学⇒大学の物理数学で一番直感的な理解が難しいのは、偏微分と全微分の違いとか、面積分や体積積分といった「多変数関数の解析」だと思うので、「高校数学でわかる」というタイトルであれば、そこはもう少しフォローがあった方がいいかとは思いました。
ただ、学生の理解、あるいは技術者が大学レベルの内容を復習するのには、十分な内容だと思います。
目的を意識しながら読める
2020/05/17 07:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学では物理を専攻していましたが、流体力学は序盤で挫折しました。物理から離れて久しいですが、基礎だけでも理解したいと思い本書を手に取りました。
本書のいいところは、目的を見失わずに読み進められるところです。「なぜそうなるのか?」に進む前に、「なぜこれを考えるのか?」を読者に意識させる配慮を随所で感じました。
本書の数式は、偏微分や重積分など大学初等数学の基礎を知っていれば理解できると思います。また、「連続体、群速度、レイノルズ数、テンソル」の知識は不要です(本書でこれらの用語は出てきませんでした)。流体力学に関する本を、初めて最後まで読むことができました。