白鳥異伝[上]
著者 荻原規子
双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は〈大蛇の剣〉の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ。剣が発動するかぎり、豊...
白鳥異伝[上]
白鳥異伝 【上下合本版】
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商品説明
双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は〈大蛇の剣〉の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ。剣が発動するかぎり、豊葦原のさだめはゆがみ続ける…」大巫女の託宣に、遠子がかためた決意とは…? ヤマトタケル伝説を下敷きに織り上げられた、壮大なファンタジーが幕を開ける! 日本のファンタジーの金字塔「勾玉三部作」第二巻。
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ひきこまれます
2015/09/29 17:40
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コタコタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すばらしい世界観。日本人なら身にしみている世界観に作品世界がマッチしていますね。和製ファンタジーの傑作です。
ヤマトタケル
2015/08/31 01:42
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
勾玉三部作の二作目で、古事記にあるヤマトタケルのエピソードを題材にしたもの。個人的には三部作の中で一番好き。
ヤマトタケルとオトタチバナヒメ
2024/12/30 16:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代の日本に生きるわりと普通の男の子と女の子の物語だと思ったら…
気の強い女の子に振り回される男の子。
女の子はオトタチバナヒメで男の子はヤマトタケルという事か…
そうならば悲劇が待ち構えている。
この二人はその悲劇を乗り越えられるか…
純粋でひたむきな二人を応援したい。
そんな作品。
とてもドラマチックな神話
2023/01/14 13:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
神話をベースにした、ファンタジーです。ページを繰る手が止まりません。昔の日本の風景が垣間見えます。わくわくして、映画や大河ドラマを見ている気分です。
勾玉を探す旅に、いよいよ出発!という所で上巻は終わりです。一刻も早く、下巻を読まねばと思います。
勾玉三部作2
2022/01/29 05:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤマトタケル伝説をモチーフにした作品。
遠子がある決意をして小倶那を追いかけるところが切なくて、「『西の善き魔女』のフィリエルとルーンに似ているなぁ」と思いました。
衝撃だった中三の終わり
2022/01/07 11:21
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読んだ時は本当に衝撃だった。
小具那を追いかける旅の道すがら遠子が初潮を迎える。そんな小さな子が決死の旅をしていた。
初めて読んだ当時は遠子より少し年齢が上くらいだったので、そのあまりの辛さ・過酷さに涙が浮かんでしまったのは今も鮮明に覚えている。引き裂かれた同士がよく心折れず健気に進んだものだ。道のりが過酷で自分の中でも咀嚼には結構時間がかかった。
作者も別書に記しているが、黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル』もおすすめしたい。手向かう者は残らず斬っては捨て勇猛で格好いいのだが、無駄に濡れ場が多くて困るのはまぁハードボイルド作家ならでは。
『日本書紀』に書かれた、小碓が大碓を「ねぐ」。
ストレートな解釈を許さないこの一文は今に至るも数多くの作家に創作のアイディアを与えている。日本一の超ロングセラーだけに影響の凄まじさを改めて思い知らされる。