電子書籍
迅雷
著者 黒川博行
「極道は身代金とるには最高の獲物やで」 大胆不敵な発想でヤクザの幹部を誘拐した三人組。メンツをかけて人質を取り返そうとするヤクザたちと、誘拐犯との駆け引きが始まった。警察...
迅雷
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迅雷 (文春文庫)
商品説明
「極道は身代金とるには最高の獲物やで」 大胆不敵な発想でヤクザの幹部を誘拐した三人組。メンツをかけて人質を取り返そうとするヤクザたちと、誘拐犯との駆け引きが始まった。警察署の目の前での人質交換、地下駐車場でのカーチェイス、組事務所への奇襲攻撃……。大阪を舞台に、相手を追ったり、追われたり、白熱の展開でラストまで目が離せない快作。
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紙の本
迅雷
2020/02/17 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
当たりや(ゴト師)の稲垣、ダラコ屋の友永、憲法使いのケン、三人のヤクザを手玉に取る姿に面白さを感じました。しかし、欲をかくと儲けがだんだん少なくなっていくところが、黒川作品によくみられるところだと思いました。
紙の本
黒川作品に潜む、「何か」とは。
2005/09/14 14:15
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
これぞ黒川作品!と言ったテイストが凝縮された一冊。ワルい奴らの駆け引きとノンストップアクション。はらはらどきどきが止まらない。ページを繰る手を止められない。
主人公友次は交通事故を起こしてしまい入院するのだが、そこで自称「当たり屋」の稲垣と出会う。稲垣の知人で拳法の達人ケンを仲間に、3人で営利誘拐を企む。ターゲットはなんと、暴力団組長なのだ。稲垣曰く、暴力団というのは一人では何にも出来ないくせに金回りは良く、警察に連絡する事はないから、まず捕まる事も無いと言う。ふむ、そう言えばそうかなと思わされてしまう。
首尾よく暴力団組長を攫うのに成功したはいいが、代わりにケンを奪われてしまう。金は二の次としても、ケンを取り戻そうと、二人はヤクザ相手に丁丁発止のやり取りをし、まさに間一髪で命からがら危険をかいくぐっていく。それでも追いかけてくる暴力団組員達!さあ二人は仲間を救い出せるのか!?暴力団の魔の手から逃げおおせるのかあっ!!
・・・と読んでいるうちに勘違いしがちなのだが、悪いのは主人公側の3人。組長攫われて金巻き上げられて警察にまで目を付けられる暴力団側は、全くの被害者なのだ。可哀想な暴力団・・・(笑)。
黒川作品の特異性や面白さは、どこにあるんだろう。それは「不思議なパートナーシップ」にあるんじゃなかろうか。大阪府警シリーズの黒マメコンビにしかり、大傑作「疫病神」シリーズの二宮・桑原コンビ。本作での友永・稲垣コンビもそう。最初はひょんな所からの出会い。長年の親友と言うわけでも無く、何の義理がある訳でも無い。でも死線を乗り越えお互いの腹の底を探りあいながら、とても強くてある種真面目な、信頼関係を作り上げていく。なんだか表面的じゃない人間の本質・本能的なところを感じせてくれるのだ。命と命、魂と魂のぶつかり合い。そこから生まれる、「何か」。でもそれは「友情」だの「信頼」だのといった、簡単な言葉で表す事が出来ない。黒川博行だけが描く事の出来る「何か」。それが黒川作品の魅力であり、そこに私達読み手は、引き込まれてしまうのだろう。
電子書籍
ダライコ屋
2020/07/14 12:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱ3人共捕まっちゃうんだろうな。
警察に捕まっても、刑務所から出てきた時点でヤクザに捕まって。。
ダライコ屋って初めて聞きました。
電子書籍
大胆不敵な犯行
2019/12/19 13:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会の片隅で燻っていた3人組が、一攫千金を狙って繰り広げる誘拐計画が痛快です。大阪市内の極道ばかりではなく、大学の理事長選まで絡んでくる展開がスピーディーでした。
紙の本
安定の面白さ。
2019/04/30 15:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさかのヤクザの組長を誘拐。
発想が奇想天外で面白い。
大阪の地理も殆ど実際のもので、大阪人にとっては読んでいて親近感が湧く。
疫病神シリーズしかり、黒川さんの作品は登場人物の会話も含めて毎回面白い。