H26.11.23読了
2014/11/29 07:53
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投稿者:竹匠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもながら、仕事と自分自身の人生について考えさせられる。サラリーマンになる前の、漠然とした夢を追い求めたい気がしてくる・・・
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投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
垣根さんの君たちに明日はなしシリーズの作品です。
表題作は歌姫と同じ夢を追っかけてサラリーマンの話です。
スポットライトを浴び続けることに憧れるが、
それだけが夢ではない。
お金を稼ぐことだけが仕事ではない。
身につきささる話です。
パターンが変わった
2022/02/22 11:58
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでの3作では、リストラするっていうのが前提でワンパターンだったからね。
今回は逆に、残したいっていうパターンがあったり。
ただ、やっぱり、上から目線の主人公は好きになれない。
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リストラ請負人・村上真介が主人公の「君たちに明日はない」シリーズの第4作。
物語を通じて仕事や会社との向き合い方についていつも考えさせられ、また勇気づけられてきた、大好きなシリーズ。今度も文庫になるのを待ってた。
希望退職に応募した人を引き止めたり、会社が印をつけた優秀層を思い留まらせたり、山一証券の破綻を思わす団塊の世代を登場させたり、これまでと趣向は変わっているけれど、やはり仕事との向き合い方について考えさせられた。
もう2年したら60歳で定年になるけれど、私の世代では年金をもらえるのは62歳からで、今から会社を辞めてどこかに転籍し年金をもらえる歳まで働くにはもはや手遅れで、60歳まで働いても次の働き扶持を紹介してもらえる可能性もかなり低く、こんなことならこの前の希望退職の際に辞めておけば良かった思ったりもしながら、いやいや、あの時はそういう風には思っていなかったじゃないかと気を取り直して働く毎日。
そういう心持ちの時にこの本を読むと、色々思うところがあり、ついウルっと来てしまうところにぶち当たり、電車の中で読んでなくて良かったと思う。
「勝ち逃げの女王」は、会社と自分の関係について。
『個人のプライドというのは、仕事における誇りというものは、意識的にも実質的にも、その基盤が盤石であってこそ持ち続けられるものだ』85
『どんな企業に勤めてどんな役職になっているかっていうことより、そこまでやってきている仕事の、自分にとっての意味のほうが大事なんじゃないかなって』100
「ノー・エクスキューズ」は、サラリーマンとしての矜持について。
『人間、もう必要とされなくなった場所に居てはいけないんだよ。だったら、そんな場所はとっとと捨てて、新たに必要とされる場所を探したほうがいい』123
『結局は何のために仕事をやっているんだっていう、自覚がないんだよ。自分と、自分のお客のため以外には、本当には頑張れないんだっていう自覚がさ』135
『自分の人生がどう転んでも、言い訳をしない。泣き言を言わない。家族にも、むろん他人にも。たとえ痩せ我慢でも、です。つまりは「ノー・エクスキューズ」-潔さ、ということでしょうか』149
『それぞれに、自分の家でも口に出せない孤独と不安を背負って、これまで生きてきたのだ』150
「永遠のディーバ」は、実力と才能について。
『結局は、気持ちなんです。次々と見せつけられる実力の差やセンスの壁に、それでも挫けずにその行為をやり続けるに値する、自分の中の必然です』218
『自分はどうありたいのか。何を表したいのか。何を、どう伝えたいのか。それを真摯に見極め、追求していく気持ちの強さ。それこそが、才能なのだ』264
「リヴ・フォー・トゥデイ」は、長い人生の生き方について。
『観念的な正しさなんて、本当は実体がない。ただあるのは、こういうのが好き、こういう生き方がしたいっていう、単にそれだけの気持ちだ。気持ちの方向性だ。そしてそれを、現実とどう折り合いをつけていくかっていう問題だけだ』307
『たとえ明日のことを考えていなくても、懸命に日々を生き��さえいれば、そのうちに何かが見えてくる。人。意思。モノ。時間。どこかで、何かが繋がってくる……』347
毎日を目の前の課題をこなすのに精一杯で過ごしている身だけれど、自分なりのささやかな矜持は持ってやっているつもり。今回もまたハッとさせられもし、勇気づけられもした。
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リストラ請負人村上真介シリーズ第4弾。主人公自身より、面接される側に主軸を置いて描かれた「永遠のディーバ」と「リヴ・フォー・トゥデイ」が面白かった。
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『君たちに明日はない』シリーズ第4弾。待ちに待った文庫化。期待通りの内容で感極まる部分有り、自分と重ねすぎて本気で悩んでしまった自分がいる。個人的には「永遠のディーバ」がお気に入り。青春時代を思いだし涙が出そう…だった。一流との差。堪らなく切なくなった。
久々に読んで良かった作品。
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爽やかな読後感。辞めて行く人には悲壮感はなく、次への希望がある。これを読むと仕事に対する姿勢を考えさせられる。
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いずれの話も、後味が良く読後が心地よい。
第1話のCAさんのハナシは、ちょうど出張中のヒコーキ内で読んだので、妙な臨場感(?)があって面白かったデス。
垣根センセは、やっぱクルマ好き。
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今回はバッチリ響くテーマが多くてよかった。この人の人生観みたいなものは自分と似てるように感じる。が、言葉にしている点で全然重さがちがうわだろうな
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購入して、裏表紙を開いてみたら、その日が発行日だった!
前回よんだ垣根涼介の本のあとがきで、この人のこと好きじゃないって思ったけど。
やっぱりこのシリーズは面白い。
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「おれはただ、ずっと自分を誤魔化してきただけだ」。リストラ面接官・村上真介の今度の相手は、航空会社の勝ち組CA、楽器メーカーでくすぶる元バンドマン、ファミレスの超優秀店長、おまけに、破たんした証券会社のOBたち。企業ブランドも価値観も揺らぐ時代、あなたは明日をどう生きる? すべての働き人たちにパワーを届ける、人気お仕事小説第4弾!『勝ち逃げの女王』改題。
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リストラ請負人の真介が人間的に一回り大きくなって再会した感じです
今回は真介の上司高橋の過去も少し語られます
今回の仕事はミッションにはパーフェクトに応えられなかったもののこれで良かったんだと思える結末になっています
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シリーズ4作目で、初めて、村上や高橋社長の、この仕事に関わったきっかけとなった過去に遡及したような気がする(記憶違いか?)。3作目までと比較し、仕事をすることや、働くこと、生きること等について、より力を注いでいるのではないか。
表題作『永遠のディーバ』中で、情熱を持って長く続けられること、それが才能だ、と語られる。納得。
『リヴ・フォー・トゥデイ』においても、将来のために今のすべてを犠牲にするなんて、馬鹿げている、と。
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リストラ面接をする男の話。4冊目。
村上が変わってきたかな。
仕事との向き合い方とか考えてしまう。
File 4. 森山さんの言葉がよかった。
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君たちに明日はないシリーズの第四弾。
第一弾、第二弾に引き続き読んだ。
以前読んだ時ほど胸に迫る感じがなかったのは、作品が変わったからか、自分が変わったからか?ただ相変わらず各種の業界の裏側や働く人の視点がわかることが面白い。(個人的には西新宿のデニーズには思い出があったので特にpart4は面白かった)
今回のシリーズで特に印象に残ったのは、
・必要とされる仕事をすることが大切さ
・自分にとっての仕事の価値を認識することの大切さ
だろうか。
日々仕事をしていると、人と比べたり、周囲からの評価を気にしたりして、変に一喜一憂していることもないとはいえない。特に忙しくて余裕がなく、さらにうまくいっていないときはそうなりがちだ。
そうならないために、日頃から自分はどんな仕事で周囲から必要とされたいか、自分にとっての仕事の価値はなんなのか、意識するようにしたいと改めて思った。
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「君たちに明日はない」シリーズ第4作
仕事に何を求めているのか?
何のために仕事をしているのか?
超有名会社のリストラ、真介と話をする中で、それぞれの仕事への想いを見つめ直し、必要とされる居場所を見つけ、次へと進んでいった人たち
そんな人たちは、困難に直面しても、前に進んで行くのだろうと思わせる。