実践理性批判2
「わたしたちが頻繁に、そして長く熟考すればするほどに、ますます新たな賛嘆と畏敬の念が心を満たす二つのものがある。それはわが頭上の星辰をちりばめた天空と、わが内なる道徳法則...
実践理性批判2
商品説明
「わたしたちが頻繁に、そして長く熟考すればするほどに、ますます新たな賛嘆と畏敬の念が心を満たす二つのものがある。それはわが頭上の星辰をちりばめた天空と、わが内なる道徳法則である。」人間の自由な意志と倫理を深く洞察し、道徳原理を確立させた近代道徳哲学の原典。
著者紹介
カント
- 略歴
- 1724~1804年。東プロシア生まれ。哲学者。ケーニヒスベルク大学哲学教授を務めた。著書に「純粋理性批判」など。
中山 元(訳)
- 略歴
- 1949年東京生まれ。東京大学教養学部中退。哲学者・翻訳家。著書に「フーコー生権力と統治性」「思考の用語辞典」「正義論の名著」など。
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カントによる三大批判書の一冊で、自由の表明とは何かということが分ります!
2020/05/09 09:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、プロイセン王国(ドイツ)の哲学者であり、ケーニヒスベルク大学の哲学教授であったイマヌエル・カントによって著された名著で、『純粋理性批判』及び『判断力批判』とともに「三批判書」と呼ばれています。彼は、批判哲学を提唱して認識論における、いわゆる「コペルニクス的転回」をもたらした人物として知られています。光文社古典新訳文庫では、2巻シリーズで刊行されており、同書はその第2巻目です。同書において、「純粋実践理性は、経験からは独立して意志を規定する普遍的な道徳法則をわれわれに与える。すなわち、汝の意志の格律がつねに普遍的立法の原理として妥当しえるように行為せよ」と説かれています。カントによれば、この定言命法が自由の表明であると強調しています。
さすが光文社!
2020/04/20 18:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきき - この投稿者のレビュー一覧を見る
難解なことで知られる「実践理性批判」ではあるが、光文社古典新訳文庫シリーズのおかげで、格段に読みやすくなっている。しかし、読みやすいというのは浅い「読み」の話。カントが何を言わんとしていたのか、それを考えるのはきわめてむずかしいままだ。