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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
エドガー・アラン・ポーの古典的名作です。短編ながら、読み応えがありました。
私が特に面白かったと思うのは、「モルグ街の殺人」と「黄金虫」です。
史上初の推理小説と言われている「モルグ街の殺人」は、パリで起きた残虐な母娘殺人事件を、オーギュスト・デュパンがその人並みはずれた分析力で見事に解決するお話です。分析過程も見事ながら、事件の真相も驚きでした。
初の暗号解読小説とも言われる「黄金虫」は、話の後半部分の暗号解読が特に面白かったです。記号の羅列を丁寧に解いていく追体験ができました。
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エドガー・アラン・ポーの古典的名作です。短編ながら、読み応えがありました。
私が特に面白かったと思うのは、「モルグ街の殺人」と「黄金虫」です。
史上初の推理小説と言われている「モルグ街の殺人」は、パリで起きた残虐な母娘殺人事件を、オーギュスト・デュパンがその人並みはずれた分析力で見事に解決するお話です。分析過程も見事ながら、事件の真相も驚きでした。
初の暗号解読小説とも言われる「黄金虫」は、話の後半部分の暗号解読が特に面白かったです。記号の羅列を丁寧に解いていく追体験ができました。
訳文だが、よみやすいとはいえなかった。
2022/03/22 23:35
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
今月の「100分de名著」の予習として一読。「群衆の人」「おまえが犯人だ」「ホップフロッグ」の三篇は初読であり、勉強になった(他は既読)。なお、「モルグ街の殺人」と「盗まれた手紙」だが、どうも読みにくい訳文で面白さが減じられた印象。評者だけかもしれないが・・・
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『モルグ街の殺人』
『盗まれた手紙』
『群衆の人』
『おまえが犯人だ』
『ホップフロック』
『黄金虫』
2009年4月25日購入
2009年4月29日初読
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The Murders in the Rue Morgue(1841年、米)、
The Gold-Bug(1843年、米)。
ミステリの開祖エドガー・アラン・ポーの短編集。
ポーといえば『黒猫』『アッシャー家の崩壊』などの不条理で不気味な怪奇小説も有名だが、『モルグ街の殺人』『黄金虫』などの推理小説では、別人のようにロジカルで理知的な側面をみせてくれる。なかでも『モルグ街の殺人』は史上初の推理小説として有名である。あまりに頭が良すぎて変人の域に達している名探偵、語り手となる探偵の友人、ペダンティックな世界観など、ミステリのお約束である「型」の殆どが、この時点で既に完成しているのが興味深い。
これらの作品の発表から約半世紀後、コナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ」シリーズがブレイクし、推理小説というジャンルが確立される。しかし、ホームズシリーズの第1作『緋色の研究』と比較しても、『モルグ街の殺人』の構成力や切れ味の良さは際立って高い。また、『黄金虫』に出てくる暗号解読法は、ドイルの『踊る人形』などに継承されて有名になり、いまやミステリの世界では初歩的な手法となっている。ひとつひとつは小品ながら、後世への影響力が大きい作品群であり、ミステリマニアを自認する人には必読の古典といえる。
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短編集(1)ゴシック編に引きつづき読みました。
どちらかというとこちらのほうが読みやすかったです。
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授業前に読んでたら先生が来たことに気付かなくてびっくりしたけど、ちょうど読了!やっぱりゴシック編より楽しかったし、やっぱりゴシック編みたいに「かてて加えて」が頻出。久々にミステリーが面白くてたまらない数日間だった。こういう躍動的な話の後に読むものって何か物足りなく感じる。
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ゴシック編よりこっちの方が読みやすいと思います。
モルグ街の殺人は世界初の推理小説と言われている作品だけに陳腐なんだろうなあと思いながら読んだんですが(実際トリックやらなんやらは陳腐ですが)、かなり楽しく読めました。
やはり全体に漂うダークな雰囲気もいいです。
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ある本に真相に触れている箇所があるとあり、慌てて読み出したこの小説。江戸川乱歩を思い起こすなあ。(江戸川乱歩が著者の名前をもじったペンネームだというのはあまりにも有名)。史上初の推理小説ということで買ったんだけど、読む度に吃驚させられたよ。何、古典小説も面白いじゃんか!という状態。去年に出た本だから、訳も読む易かったし(一部、漢字ではなく平仮名で苦労もしたが)、楽しんで読めた。……デュパンがどうも御手洗さんと重なってしまった私だったのはまあどうでもいい話だろう。
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ミステリの元祖、と言われる本作ですが、中身のネタバラシを聞いた事がありませんでした。
読んでみて、その理由が分かった気がします。
少しでも謎解きを話すと、それだけで結末の意外性が薄れてしまうからなんですね。
元祖にして亜型、というなかなかにアクロバティックな作品です。
ただ、気になった点が二つ。
原書を読んだ事がないのですが、わざわざ証言者の名前を字体を変更して強調する、という書き方を原書でもしているのでしょうか?
もし、読みやすくするために勝手にやっているとしたら、いらぬ配慮だと思います。字体が違う部分が、無駄に目に付いてしまう。
あと、言葉遣いがラフ過ぎる箇所が数箇所あります。
古典的な作品である事を知っていて読む人がほとんどだと思うので、もう少し重い感じで和訳しても良いのでは?と感じました。
小説の舞台となる時代も古いのですから、あまり現代的な言葉を使うと、言葉が浮く気がしました。
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推理小説の元祖といわれる表題作のほか、「盗まれた手紙」など6編。
抽象的で難解な表現が多く、作者の意図するところが少しつかみにくいように思う。詩人だから?
個人的には「群衆の人」が好き。ロンドンのゴシックなイメージと相まって、幻想的で面白い。
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いかにして推理しているのかを説明した小説なので推理小説なんですね。そう考えると余計な肉がない体脂肪率一桁の推理小説ですね。
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どの話も面白かったですが、やはり『モルグ街の殺人』が最も印象深かったです。この話の「犯人」は有名だといいますが、私はそれを知らなかったのでよけいに驚きました。真相はまさかそのようなことだったとは……。
何か別の本の解説で「名探偵は独身者ばかり」と述べている方がいらっしゃったことを思い出しました。デュパンの推理、というか論理的思考とその観察力は、結婚生活には向かないでしょうね。
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「モルグ街の殺人」…約160年前に書かれた、史上初といわれる推理小説。トリックは古いが、そんなこと問題にならないくらい面白かった。あの犯人を当てるのは無理!
最初の50ページくらいはデュパンがいかに頭脳明晰か、どんな人物かといった説明が続き退屈だけど、そこで投げずに最後まで読んで欲しい!
「盗まれた手紙」はモルグ街より読みやすくオススメ。
「黄金虫」は、なにより最後の部分にポーらしさを感じる。
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「モルグ街の殺人」
史上初の推理小説ということなので
読んでおかねばということで。
トリック的にはそんな驚きはなかったが。
密室殺人や探偵の登場、今の推理小説の
形というべきスタイルがすでに確立されていたのが
非常に印象的。