旧制高校を舞台にした青春&成長物語
2002/07/18 00:31
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投稿者:ファニー・ヒル - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた木原敏江の代表作。
サブタイトルの「ヴェッテンベルク・バンカランゲン」とはたしか、心優しき野蛮人
という意味だったと思う。
それがそのまま舞台になる旧制高校とそこの生徒たちのキャラクターを表している。
幼馴染の日独ハーフの摩利と純日本少年新吾が繰り広げる青春ものがたり。
途中から摩利の新吾に対する恋情が発覚して、それ中心の話が多くなって、
後半ドイツ留学編はメンバーがすっかり変わってしまうけど、そうなる前の
いろんな先輩たちのエピソードも牧歌的で好きです。
先輩の駆け落ちを助けるために、摩利と新吾が芸者に変装するんだけど、お座敷
にたまたま夢殿先輩がいてドイツ語で話してしまって見破られたりね。
主人公ふたりの魅力はもちろんのこと、まわりの先輩、同級生も個性的な人ばかりで、
読んでいるとこの時代に男に生まれて旧制高校に通ってみたかったなあ、
と思わせる。
ビッテンベルグバンカラゲーノ
2019/02/15 23:50
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
伯爵家の御曹司と町医者の息子の幼馴染同士のお話。
古き良き時代の好男子がたくさん出て来る名作です。
夢殿先輩が卓越してますよね。
懐かしさいっぱい!
2016/06/26 14:07
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投稿者:ティンカーベル - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直びっくりしました!また出会えるなんて。ティンエイジの頃1番好きな作品です。エピソードやギャグが昭和レトロですねぇ。ストーリーも 時間がゆっくりと進んで行くので入り込みます!
名前を付けられない思い
2018/06/24 15:46
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧制男子高を舞台に幼なじみ同士の友情とも恋ともつかない微妙な感情の物語。ずいぶん前にとびとびに読んだ作品ですが、ちゃんと読んでみようと手に取りました。続きが楽しみ。
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明治時代の全寮制の男子校持堂院高校を中心に繰り広げられる涙と青春の物語。短編…といっていいのか、読み切り形式で話が続くのですがとにかく1ページあたりの密度が濃い....!あり得ないの連続のような怒濤のようなギャグが続いたりするのですが、話のまとまりが詩的でグッときます。
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何時頃買ったのかな?よく覚えてないのですが、全巻持っています。BLのはしりなのかな?でもそればかりでなく、友情やら色々な要素を盛り込んでいて、今読んでも面白いです。
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多分漫画を読んで感動に震えさせられた最初の作品。それは今でも変わんない。もうとにかく旧制高校時代の風景が素晴らしくて、何度読んでも憧れる。特に「青太の話」は読むたびに新しい涙が零れます。木原先生は「泣かせる」為に書いてるんじゃない、と仰ってましたが、どうしても泣いちゃうんですよね(笑)青春って元々は男の子の為にあったものなのかなあと思わせてくれる程、美しくて青い青い若者の時代の名作です。
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私にとって基本中の基本。こちらは「BL」ではなく「名作」だと思っております。もうもうとにかく大好きv この作品中のフレーズをより自然に理解したいなぁとドイツ語を勉強したくらいです。昔の作品と思わずに未読の方はまず読んでみて下さいませ。心が切ないくらいに暖かくなりますよ。
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次の日顔がパンパンになるくらい、大号泣した! けれども印象は「大団円!」。素晴らしい青春。胸が熱くなります。
合言葉は「まりの次に」。
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BLの歴史において、避けては通れない道(?)なのか。
最近このマンガの存在を知って、一気に全8巻読了。
旧制高校に通う男子学生、 摩利と新吾の物語。
青春あり恋愛あり、登場人物一人ひとりがきちんとキャラ立ちしていて
各エピソードもしっかりしていて、読み応えあり。
友情と愛情の狭間で苦しむ二人は結局永遠の友情を選択してしまうが
それまでの葛藤が上手に描かれている。
ファンタジーであってファンタジーではない、みたいな(?)
戦争で二人が別々の場所で死に
その何十年後、青春時代を過ごした寮の看板が降ろされ・・・
とても感動するラストだった。涙~。
名作はいつまでたっても名作のまま。
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高校時代に読んで以来ず~っと愛し続けている私的名作です。
読み返すたびに、わんわん泣きます。
高校時代にこの作品に出会えて事で、今の私が形成されている気がします。個人的に「忍ぶれど」は胸に詰まる…
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全巻読み終わりました。
最初のうちは、浪漫溢るる、昔のバンカラ学生たちの青春お祭り騒ぎの様相を呈し、ただただ「面白いなー、ドイツ語の使い方とかウケるww」みたいなノリで読んでたのですが、巻を重ねるごとに話はどんどん深くなっていき、登場人物たちの細かな心理描写に加え、関東大震災や第一次、二次世界大戦など、歴史的な背景も描かれ、最後は涙でした。。。。
摩利には幸せになってほしかった。
おひさま新吾には、正直ちょっぴりイラっとした・・・。
でも、二人はやっぱり「おみきどっくり」で、最期、新吾が「まりーっ!!」と叫ぶシーンは、涙でした。
最後まで読んだあとに、また最初から読み返すと、前半の明るいバカ騒ぎが本当に愛しく思えるのでした。
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日出処の天子読んだ後、いつもセットで紹介されていたので(同時期に連載だったのかな)気になって読んだ漫画。
普段はこういう精神的な愛情と絆で結ばれている二人が一番いい!と思っているけれど実際ここまで貫かれるとくっついてくれ…!と思わずにはいられない
大好きなんだけど2巻以降はなかなか読み返せない…
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少女まんが館の館主さんの言うとおり、ほんと一から十まで少女漫画な作品だった。
意味不明な心情描写(体操選手みたいに空中ブランコしているところなど)も少女漫画ならではです。
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木原さんらしい明るさもありながら、結構シビアなところもあると思います。
しまりんごや皆が楽しくわいわいやってるのが微笑ましくて・・・思い出すだけでぐっとなる。
読み終わったあと涙が止まりませんでした。数日間思い出しては泣きました。
生活に支障をきたした作品のひとつ。