- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2016/03/01
- 販売終了日:2016/12/31
- 出版社: KADOKAWA/角川書店
- レーベル: 角川文庫
- ISBN:978-4-04-383642-0
読割 50
電子書籍
万能鑑定士Qの事件簿 I 期間限定カバー版
著者 著者:松岡 圭祐
新シリーズスタート記念! 清原紘さん書き下ろしイラストカバーを期間限定で配信!東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか? 謎を追う若き週...
万能鑑定士Qの事件簿 I 期間限定カバー版
万能鑑定士Qの事件簿 I
05/09まで通常550円
税込 275 円 2pt万能鑑定士Qの事件簿 1 力士シール篇 上巻 (角川文庫)
商品説明
新シリーズスタート記念! 清原紘さん書き下ろしイラストカバーを期間限定で配信!
東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか? 謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女と出会う。凜田莉子、23歳──瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る「万能鑑定士」だ。信じられないほどの天然キャラで劣等生だった莉子は、いつどこで広範な専門知識と観察眼を身につけたのか。稀代の頭脳派ヒロインが日本を変える! 書き下ろしシリーズ第1弾!!
※通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。
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紙の本
期待度120%のニューヒロイン誕生。
2010/04/27 08:31
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
松岡圭祐氏と言えば、まず思い浮かぶのは「千里眼」シリーズである。押しも押されぬ大ベストセラーシリーズとなっているこのシリーズの主人公は、スーパーヒロイン岬美由紀。作品中ではもう、地球的アイドルと言っても過言では無いような存在になりつつある。この岬美由紀こそ氏の生み出した一大ヒロインである事は間違いないと思うが、実は他の作品にも、非常に魅力的なヒロイン達が存在する。マジシャンシリーズの里美沙希や、青い瞳のニュアージュシリーズの一之瀬絵梨香などがそう。それぞれ全く違ったキャラながら、とても魅力あるヒロインとなっている。果たして今回、4人目のシリーズヒロインが誕生した。今回のヒロインは若く美しき鑑定士、凛田莉子その人である。最初に言ってしまうがこの凛田莉子、岬美由紀に勝るとも劣らないほど、魅力的である。
何せ本作品を読んでいて、作品構成のウマさをひしひしと感じた。物語に入りやすく、どんどん興味を引かれて引き込まれてしまう。あらゆるところに、読者を取り込む飽きさせない工夫がなされているのだ。物語は「力士シール」と呼ばれる、太った顔が描かれた風変わりなシールが数千枚、東京中に貼られる事件から始まる。一体誰が何のために貼っているのか。週間角川の若き記者、小笠原が取材を始める。そして入手した力士シールを鑑定してもらおうとネット検索で見つけたのが、万能鑑定士Q、凛田莉子であった。
この導入部分も非常にウマいなと思った。力士シールという、突飛も無いけど滑稽な、ちょっと肩透かしの素材を使って気軽に読者を物語に入り込ませる。しかしここから、読者がはっとする程の展開を見せていくのだ。そのテンポと歯切れの良さが非常に気持ちよく、あっと言う間に物語に引き込まれてしまう。
そしてこのヒロイン、凛田莉子の設定がまた非常にウマい。沖縄は波照間島出身の23歳。ゆるいウェーブのロングヘア、猫のように大きくつぶらな瞳、抜群のプロポーションの美人。しかも非常に理知的だけど、どこか憎めないところがある。ところが万物を鑑定する能力は超人的、と来れば興味をひかれずにはいられない。どのようにして、若くしてその能力を得たのか。きっとすごい過去があったのだろうと想像させられるのだが。なんと過去の莉子は勉強はからっきしの、天真爛漫だけが取り柄の女の子だったのだ。ここでまた読者は、莉子のまさかの過去に「えーっ!」としてやられる。ウマい。それではどうやって莉子は、短時間で天真爛漫キャラから万物を鑑定出来るほどの知識を得ていくのか。読者の興味は増すばかりなのだ。
I巻は大きく「莉子が故郷沖縄を後にして、鑑定士として独立するまで」と「小笠原と出会って力士シールを調査する中で、ある事件に出会っていく」事がランダムに提示される事で進んでいく。その間にちらほらと挟まれる、大事件。うまくしないと非常に分かりずらくなりがちなこの構成だが、もう見事に魅力的に読者を物語に引き込む事に成功している。小さな事件(事象)を重ねる事で読者を飽きさせず、中程度の事件で引き込んで、全てを内包する大パニック事件の発生で、I巻を締めるという。こちらはもう、先へ先へと気持ちがはやるばかりである。全体的な構成のウマさはもう、さすがとしか言いようが無い。
新シリーズスタートとして、物語そのものも構成も、ヒロインの魅力という意味でもこの上無い作品に仕上がっていると思う。そうなると松岡ファンとして気になるのは、岬美由紀との絡みである。過去のヒロイン達は、みな岬美由紀の千里眼シリーズとコラボしてきた。これはファンとしてはたまらない事である。私の年代で言えば、まさにウルトラ兄弟が大集合した時のあの興奮に近いものがある(笑。いつか莉子も美由紀とコラボするのか。そう期待させるキーワードが、本作品にも埋め込まれていたるもするし。そういう意味でも、この先非常に楽しみなシリーズが始まった。凛田莉子のこの先の活躍から、目が離せない。
紙の本
意外な掘り出し物に感激。鑑定結果は?
2011/03/08 15:34
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koo± - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふとラノベなミステリに手を出したくなり購読。装丁がちょっと恥ずかしい。作者は「催眠」や「千里眼」の松岡 圭祐。ちなみに「千里眼」という言葉は氏によって商標登録されているそうだ。昔「催眠」の1巻を読んでピンとこなかったので密かに敬遠していた。さて今回は如何に。
結論からいえば予想以上にGood。良くも悪くも漫画チックなのだが、とりあえず前者として捉えよう。キャラクター小説としては申し分のない面白さ。
主人公の凛田莉子が魅力的。博識の女性探偵というのも案外珍しい。劣等生だった過去とのギャップが功を奏してか、薀蓄も不思議と嫌味に感じない。「学校の勉強は苦手だが読書は大好き」そんなペダンティックでアウトローな少年少女に是非オススメしたい。きっと勇気と希望を与えてくれる筈。
リサイクルショップ「チープグッズ」の瀬戸内社長という存在も実にいい。上京間もない彼女を暖かくバックアップ。眠れる頭脳を呼び覚まし才能を開眼させる。ん、このパターンって・・・そうアレだ、大平 光代の「だから、あなたも生きぬいて」!
1・2巻セットで1エピソードになっているので、ストーリーやミステリ面としては現時点ではなんともいえない。一応、古典的なイカサマトリックや、とある事件の謎解きシーンもあるのだが、ウンチク重視で少々キレ味に欠ける。そこは悪い意味で漫画チック。鮮やかなトリックを求める類ではないかも。
今後、突拍子でもない方向に展開していくみたいだが、さてどうなることやら。シリーズ物なので回を追う毎に過去のエピソードが薄れて行くのは必至。「現在と過去とのギャップ」という飛び道具をなくして、ヒロインの魅力をどうキープできるかが明暗の分かれ目か。肝心の助手がイマイチ魅力薄なのも懸念材料。
ともあれ意外な掘り出し物に感激。☆マークは後編読後まで鑑定結果を保留としよう。さて、今宵はリサイクル書店に急がねば。
紙の本
躍動感がない
2014/07/10 13:22
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
すべての伏線が、2巻のラストにかけて綺麗に回収され、あっと思わせます。楽しめました。ただ、主人公の女性、作者は魅力があるように描こうとしてがんばってるのですが、正直いまひとつ魅力がない。躍動感がない。何巻も出てるし、今後魅力が増してくるのかな?本当は星3つ
紙の本
楽しく読める
2014/01/29 13:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人が死なないミステリ」との紹介で購入しましたが、たしかにその通り。ジャンルとすれば、「日常生活での謎」に分類されるかも・・・ラテラルシンキングの説明や、登場人物の描写にややくどいところはありますが、主要人物は個性があってそれぞれ魅力的です。会話のテンポもよく、サクサク読んでしまいます。自分でも解答を考えながら話を読み進めて行けるので、結構楽しいですね。結果として、ラテラルもロジカルも中途半端な凡人であるということに気付かされて、思わず苦笑・・・人間関係が、この先どうなっていくのか、鑑定人シリーズとのクロスオーバーも含めて、続編を読んでみたいと思います。
紙の本
☆万能鑑定士☆
2024/04/09 18:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
都内に突如として現れた《力士シール》の謎に迫るはずだったのだが・・・
凜田莉子の新しい事務所探しといった件から、イオナ・フーズを巡る怪事件の調査へと移行していきました。
この巻の前半は、本編ストーリーの他に凜田莉子の過去に触れたりと、章ごとの振れ幅が大きかったです。まぁ、シリーズ第1弾ということもあってか、彼女のキャラクターは繙いていったほうが、後の物語に膨らみが出るということでしょうか・・・
彼女の豊かな感受性、そして勉強法を身に付けてからの彼女の脅威の知識習得能力が判りました。
さて、この巻での最大の謎は、中盤と最終でちょっとづつ触れた《日本国の経済・治安の崩壊》ではないでしょうか。実際、物語の中盤でいきなり描かれたときは、読んでいて物凄く違和感がありました。
《日本国の経済・治安の崩壊》《「力士シール」の謎》《イオナ・フーズの事件》が、どのように繋がっていくのでしょうか? 次巻が楽しみです。
電子書籍
☆万能鑑定士☆
2024/04/09 18:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
都内に突如として現れた《力士シール》の謎に迫るはずだったのだが・・・
凜田莉子の新しい事務所探しといった件から、イオナ・フーズを巡る怪事件の調査へと移行していきました。
この巻の前半は、本編ストーリーの他に凜田莉子の過去に触れたりと、章ごとの振れ幅が大きかったです。まぁ、シリーズ第1弾ということもあってか、彼女のキャラクターは繙いていったほうが、後の物語に膨らみが出るということでしょうか・・・
彼女の豊かな感受性、そして勉強法を身に付けてからの彼女の脅威の知識習得能力が判りました。
さて、この巻での最大の謎は、中盤と最終でちょっとづつ触れた《日本国の経済・治安の崩壊》ではないでしょうか。実際、物語の中盤でいきなり描かれたときは、読んでいて物凄く違和感がありました。
《日本国の経済・治安の崩壊》《「力士シール」の謎》《イオナ・フーズの事件》が、どのように繋がっていくのでしょうか? 次巻が楽しみです。
電子書籍
ツッコミどころは多いですが
2013/06/26 14:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いことは、オモシロイです。
キャラに魅力があり、各鑑定も鋭くていい。
でも、主人公のサクセスストーリーに無理がある。高校までの生活で
感動し、心動かされたことは何度もあるはず。それなら、興味のある部分に才覚の芽はでていないとおかしい。
メインのストーリーも無理があし、ツッコミどころが沢山。
作品としては三流かな。
でも読みやすく、スピード感のある文章、漫画的な雰囲気なので、娯楽作品としてみれば十分楽しめるレベルはあります。
電子書籍
万能
2013/02/28 10:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こうたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公に対する評価が過剰気味な気がするが、どんどん読みたくなる内容だったので予想に反して面白かったです。
電子書籍
1巻
2023/01/14 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
特等添乗員や小説書いてる推理の本を見て凛田さん気になって見てもたんですが、色々な事件?とかフラグが混在しててちょっと訳わからなくなってきてます。
時系列がバラバラしてる感じなんでしょうね・
他の作品ではこういう感じじゃなかったのでちょっと予想外でしたが…
とにかく読み進めてみます
紙の本
莉子の展開が面白い
2017/03/28 21:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画の原作になるが、でもやっぱり小説で読んだ方がいいと思う!!小説ならではの展開の早さが楽しい。波照間島の莉子が一気に切れ者鑑定士に上っていく様は圧巻!!
明るく書かれてるけど、偽札じゃなくともハイパーインフレは起こりうるからちょっぴり怖い話だったりする。
紙の本
万能鑑定士Qの事件簿1 力士シール編 上巻
2015/09/01 17:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の学生時代と今のギャップが、おもしろかったです。
莉子が試していた、記憶法、私も試してみたいです。
ちょっとした些細な出来事でも、大きな事件につながっていて、おもしろいです。
下巻につづく、思わせぶりな感じで終わったので、下巻が楽しみです。
紙の本
面白い
2014/07/25 07:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分はまだ一巻しかよんでいませんが、二巻をとても読みたくなりました。いい事件簿だと思いますよ。
電子書籍
色々学べる
2020/08/31 19:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜鉄 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の莉子は何でも知ってる超物知り屋。莉子の鑑定の根拠からは私が知らないことばかりで、新たな知識を得ることが出来ます。
紙の本
やっと買いました!
2019/01/13 16:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:HIDETO - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋で表紙を見た時から読みたいと思っていたのですが、中々手を出せずにいました。
正直映画の広告を見て先を越されたと思い(笑)、勢いで購入しました。
紙の本
日本を震撼させる大事件勃発
2016/06/06 10:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
都内中に貼られた力士シールの謎を巡り、雑誌記者の小笠原と共に解明に動く現在視点。
劣等生だった学生時代から知識と観察眼を学び鑑定業に出会うまでの過去視点。
経済破たんにより激変した日本となった未来視点。
3つの時間軸で描かれた一つの事件。『万能鑑定家 凛田莉子』の物語はここから始まる。