電子書籍
家康、江戸を建てる
著者 門井慶喜
天正十八年、家康は関白・秀吉から関東二百四十万石への国替えを要求された。そこは、水びたしの低湿地が多い広大な土地。家臣団の猛反対をよそに「関東には、のぞみがある」と受け入...
家康、江戸を建てる
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家康、江戸を建てる
商品説明
天正十八年、家康は関白・秀吉から関東二百四十万石への国替えを要求された。そこは、水びたしの低湿地が多い広大な土地。家臣団の猛反対をよそに「関東には、のぞみがある」と受け入れた家康。貧村・江戸を本拠と定め、街づくりに着手。利根川東遷、神田上水、江戸城築城……日本史上最大、驚天動地のプロジェクトが始まった! ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
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紙の本
ポップに納得
2016/03/26 11:17
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:oiaia - この投稿者のレビュー一覧を見る
家康が関東八州を治めることになってから、江戸の町を作るために行った事業をそれを任された人物を通して知ることができる歴史小説です。
現在でも、その歴史の跡を伺うことができる場所が文章の中に書かれていて、この本を持って東京をブラブラしたくなります。
「プロジェクトX」や「ブラタモリ」好きにオススメの一冊とかかれたポップに納得!
紙の本
東京(江戸)は永遠に普請中。
2016/09/24 08:51
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第155回直木賞候補作だが、残念ながら受賞に至らなかった作品である。
それでも東野圭吾選考委員が「スケールの大きさとスピード感に圧倒された」と第一に推していたし、他の選考委員の評価も悪くない。
それにこの作品には受賞作とならなくても、作品の評価は決して堕ちないだけの力がある。なんといっても、面白い。
三谷幸喜氏が脚本を書いて話題のNHK大河ドラマ「真田丸」に小田原の北条氏を攻めている戦場で秀吉が立ちションをしながら、家康に関東八州を差し出す場面があった。三谷氏のお遊びかと思っていたが、どうもそうではなく言い伝えとして残っているらしい。
この作品は5つの短編から成っているが、その冒頭にこの場面が描かれている。
後に「関東の連れ小便」と呼ばれたこの時から、家康の江戸開闢が始まる。
5つの短編では、「治水」「貨幣」「飲料水」「石垣」「天守閣」をどう作っていったかが描かれていく。
それぞれの事業に多くの人々が関わって、その人たちの姿も面白いが、それよりも江戸そのものが一個の人格のようにしてある。
「江戸は永遠に普請中。成長をやめる日は来ない。そこに街があるかぎり」と、作品の中で著者はこんな風に江戸の町を表現している。
最近の東京都の豊洲移転の混乱の有り様などを見ていると、まさか家康の時代ではないにしても、東京は「永遠に普請中」なのではないかと思えてしまう。
この時にこの作品を直木賞に選べなかったのは、選考委員にそこまでの読みがなかったということであろう。
紙の本
本屋さんのポップに誘われて
2016/06/03 08:36
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ツインパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんのポップに誘われて、ついつい手にとった本書
「ブラタモリ好きにはたまらない」
なるほどその通り
現在の地名へのつながりやなるほどと思う情報も満載
文句なしに面白かったです
紙の本
ビッグシティ誕生の感動
2016/08/18 08:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:歴史書大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
「『ブラタモリ』『プロジェクトX』が好きな人にはお勧め」との事でしたが、読んでみて「なるほど」の一言でした。江戸は元々湿地の多い小さな漁村だったのですが、多くの人々の力によって川の流れが変わり、貨幣が作られ、飲み水が敷かれ、城が建てられて、少しずつ名もなき人々の力によって、世界的な大都市に発展していく様子を実感する事が出来ました。その最中には亡くなった人々もいた事ですし、家康、徳川家臣団、戦国時代を知らない若い人々にとっては、「江戸建設」のプロジェクトは新しい形での「戦」だったのかもしれません。そして、現在の世界都市「東京」へと変化していく…。笑いあり、涙ありの感動の一冊でした。小説の舞台になった所は、散歩感覚で周ってみたいと思うようになりました。
地図や図面があると、もっとわかりやすく読む事が出来たのではないかと思います。
電子書籍
サクッと読める
2016/07/26 15:34
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「江戸を建てる」
江戸を作る、でなく「建てる」にひかれて買いました。
歴史小説好きには物足らないくらいサクッと読めます。
しかし、「江戸」の都市計画にかかわった人たちの話を
随所に散らばめて(江戸の地形も散らばめて)サクッと読めます。
地理好き、散歩好きにはお勧め。
紙の本
歴史小説に創見は許されるか?
2016/05/25 21:15
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:碑文谷 次郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「第五話 天守を起こす」には、史実との乖離があって、小説だからと看過し難い誤りがある。慶長の天守の建設予定地が「本丸御殿のさらに奥。・・・北桔橋門のすぐ内側」というのは、著者の創見であって、実際は白書院と黒書院の中間地点であったらしい。現在のように「北桔橋門のすぐ内側」に移設したのは秀忠であり、元和9年にその天守は完成したのである。従い、家康が慶長天守に登って、「手前に視線を寄せれば、北桔橋門のまわりの石段がだいぶん積みあがっている」光景を見ることはなかったのである。だから第五話全体が、嘘くさい下手なフィクションに堕している。
さらに、秀忠が「天守は不要」という見解を抱いていたことも初耳であった。もしそうなら、なぜ彼は天和天守を築いたのか・・・?この単純な疑問が残るが、この小説にはその説明を求めるのは、ないものねだりというものだろう。
歴史小説の醸し出す大きな構築なり幻想なりドラマのリアリティは、著者の独りよがりの空想とかアヤフヤな考証などではなく、些細な史実によってのみ支えられているという初歩的原則を忘れてはなるまい。
紙の本
名作
2016/02/29 15:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オフコース - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年歴史小説に力を入れている著者。大胆な着想で書かれている本作。大河ドラマで家康にもスポットが、あたっている今年。お薦めの一冊です。
紙の本
家康、江戸を建てる
2016/02/22 17:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題では、主語は家康であるが、内容は、一般人には知られていないが、今日にまで続く大都市江戸の基盤を作った人たちの物語。家康の死後にも続く。各部完結の構成であるが、ところどころに前作の主人公が顔を出す。
紙の本
大阪版が読みたい
2016/09/04 17:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
治水、貨幣、飲み水、城作りという点を通して、江戸のまちづくりを描いた本で、興味深く読めました。今の地名の由来や、昔はこの場所はこういう地域だったとか、紹介されていたので、今東京に住んでたら、もっと面白く読めたやろうなぁという点が、唯一残念でした。川を曲げるというエピソード、全く知らなかったので、驚き、思わず、ほんまかどうか、ネットで調べてしまいました(^o^)こういう本の大阪版が、あったらいいなぁ。
紙の本
テレビ化はどうか
2016/05/03 20:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TOTA - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊奈忠次
後藤庄三郎
内田六次郎
石切吾平
それぞれテレビ化されるとしたら誰が演じるのがNO1か。それぐらい縁の下の力持ちとはどのようなものか、どんな人物たるか、書かれた作品である。家康がどうして江戸へ行ったのか、というよりも江戸をどのように構築したのかがストーリーの主。技術的な用語を物語に乗せながら説明している。城や城下町、河の様子など新たな視点が自分の中に組み込まれた気がする。良作。
紙の本
トリビアの泉的な関心
2016/12/28 21:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かめきん - この投稿者のレビュー一覧を見る
都市としての江戸の成り立ちについて、史実のあらすじに少々のセリフを加味した作品。前提知識の無い人が、ストーリー仕立てで雑学知識に「へぇー」っと唸るのには適しているが、人間ドラマ・ストーリー性・キャラクター・どんでん返し等を求めるとアテが外れるように思う。私は後者だったので、どうも面白くなかった。これなら年表+図解で説明してくれる方がよっぽどありがたいと感じた。
電子書籍
世界に冠たる江戸の町を、現代の大都市東京の基礎を作った人たちの物語。
2023/05/01 09:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
天正18年(1590年)夏、小田原攻めの最中に、豊臣秀吉は徳川家康に関八州を「進呈」すると言い出した。それまでの東海5カ国と引き換えに。
家臣たちの猛反対の中、家康はこの国替えを受け入れる。「関東には、手つかずの未来がある」との直感の故に。
江戸の泥地を、利根川の流れそのものを変えることで肥沃な関東平野に変える一大工事。三代に渡る執念ーー「流れを変える」
現代に続く計量貨幣の世の基礎となる小判を発行し、全国貨幣の支配者にーー「金貨を延べる」
江戸の街に上質な水道を。井の頭のルーツーー「飲み水を引く」
城が焼け落ちても残る、強くて美しい石垣を作り上げた男達の物語ーー「石垣を積む」
常識を覆した白い壁に込められた二つの意義ーー「天守を起こす」
戦争から平和の世へ。軍人・家康の治世家としての側面をクローズアップした快作。
世界に冠たる江戸の町を、現代の大都市東京の基礎を作った人たちの物語。
普段歩く町の風景も変わって見えてくるような気がする。
紙の本
戦争の時代から平和の時代へ。世界に冠たる大都市東京のルーツがここに。
2022/03/16 11:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
天正18年(1590年)夏、小田原攻めの最中に、豊臣秀吉は徳川家康に関八州を「進呈」すると言い出した。それまでの東海5カ国と引き換えに。
家臣たちの猛反対の中、家康はこの国替えを受け入れる。「関東には、手つかずの未来がある」との直感の故に。
江戸の泥地を、利根川の流れそのものを変えることで肥沃な関東平野に変える一大工事。三代に渡る執念ーー「流れを変える」
現代に続く計量貨幣の世の基礎となる小判を発行し、全国貨幣の支配者にーー「金貨を延べる」
江戸の街に上質な水道を。井の頭のルーツーー「飲み水を引く」
城が焼け落ちても残る、強くて美しい石垣を作り上げた男達の物語ーー「石垣を積む」
常識を覆した白い壁に込められた二つの意義ーー「天守を起こす」
戦争から平和の世へ。軍人・家康の治世家としての側面をクローズアップした快作。
世界に冠たる江戸の町を、現代の大都市東京の基礎を作った男達の物語。
普段歩く町の風景も変わって見えてくるような気がする。
電子書籍
東京と伊豆の見え方が変わる
2019/05/11 22:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makis - この投稿者のレビュー一覧を見る
家康の先を見通す力に感嘆しました。これを読めば、今自分が生活している街並みは家康が後世に残したものだと気付かされ、過去に想いを馳せることになる。何も知らずに旅行に行くより、この本を通じて知ることができた過去の光景を思い起こさせる近所の散歩の方が楽しく感じるようになりました。
電子書籍
家康、江戸を建てる
2016/11/29 12:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
徳川家康のことだけでは無く、違う視点での歴史小説であり面白い。一気に読み上げました。