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電子書籍
わたしの小さな古本屋
著者 田中美穂
岡山・倉敷の美観地区、その外れに佇む古書店「蟲文庫」。10坪にみたない店内には古本と一緒に苔や羊歯のグッズが並び、亀などの動植物がいて、時には音楽イベントが開かれる。知識...
わたしの小さな古本屋
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わたしの小さな古本屋 (ちくま文庫)
商品説明
岡山・倉敷の美観地区、その外れに佇む古書店「蟲文庫」。10坪にみたない店内には古本と一緒に苔や羊歯のグッズが並び、亀などの動植物がいて、時には音楽イベントが開かれる。知識、予算なしからの開業奮闘記、人と本のつながりが生んだ思いも寄らない出来事、そして偏愛する苔の話まで。ユニークな古書店の店主が、帳場から見た日常を綴る。増補して文庫化。
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紙の本
古本屋を営む喜びが詰まった一冊
2016/09/19 10:46
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
倉敷の古書店「蟲文庫」を営む店主のエッセイ。創業当時の思い出、動植物との縁(特に苔に対する愛情)、本と人をつなぐ縁について飾らない文章が綴られていてとても良かったです。買い取った本だけを店頭だけで売るスタイルを貫く静かな信念も滲み出ていてかっこよさすら感じました。
一人で古本屋を営んで、限られた場所と資金の中でライブをやったり本以外の物を売るスタイルを見るとガケ書房と蟲文庫は似ています。信念を持って好きなことを続けることの苦しみが「ガケ書房の頃(夏葉社)」に、喜びが「わたしの小さな古本屋」に詰まっているので両方読み比べると面白いと思います。
紙の本
長閑に見えて、背骨のはっきりした一冊
2020/07/16 23:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
全編通じて、ぼんやりゆっくりしているように見えて、背骨のはっきりした本。古書店は、しんどい割にはびっくりするほど儲からないそうで(そうだろうなぁ...)、好きでないとやってられない仕事といっているけれど、好きなことを仕事にすることほど、幸せな人生はないんだよなぁと思える一冊です。
紙の本
21歳で始めた古本屋
2016/11/18 00:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
今から20年以上前に21歳の女性が会社を辞めて始めた古本屋。そこで流れる時間について書かれたエッセーである。倉敷美観地区の外れには今から40年くらい前までは古本屋があったが、いつの間にか消えていた。古本屋を続けているのを見るとうれしい。
紙の本
本が好きになる
2016/11/07 21:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオサンショウウオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
4年前に出会った著者の「亀の秘密」に次いで求めました。
亀をかぅ人必携の書です。
著者のブログ「蟲文庫」動物やコケ、植物の楽しい話がいっぱいです。
生きる喜びがわいてきます。
紙の本
再訪してみたい、あの空間を。
2021/07/17 19:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼女のお店を訪問したのはいつだったか。この本が書かれた頃か、その前か。
2〜3度倉敷訪問の際に立ち寄ったことがある。
そしてコケの研究者であるA氏の存在を教わったのも彼女からだ。私がS市の関連施設でスタッフをしているという世間話をしたら、目と鼻の先にA氏がおられるということを教えてくれたのである。
灯台下暗し。
小さな古本屋がどうやってできたのか、その時は身の上話を聞かなかったが、この一冊で蟲文庫のことがよくわかる。本や生き物に対する店主の心掛けも伝わってくる。
紙の本
出来ないからこそ、不器用だからこそ
2018/05/30 15:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アンパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会に出ると、とかく根性論を説かれたりする。でも、人の出来ることなんて限られている。(なんでも根性でカバーできるなんて嘘だ。頑張ったって、出来ないことは出来ない。)
本書の中の「出来ることばかりが能ではない、出来ないからこそ出来ることもある」という言葉に、共感し、そして慰められた。
自分の飲酒量の限界を知る様に、自分の出来る範囲を知り、謙虚に生きて行きたいと思わせてくれた本。
紙の本
楽しめるならそれで良し!
2016/11/16 04:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金吾庄左ェ門 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブラックすぎる職場を辞めて、何となくな考えで始めたのが古本屋という女性の話です。
ブラックな職場を辞めて古本屋としてのんびり生きるのかと思いきや、古本屋ではやっていけないらしく、バイトを掛け持ちして相当多忙な日々を送ったようですが、本人は至って楽しそうなのが良かったですね。苦しさより楽しさが上であれば、それで良しという事でしょうか?