【電子限定おまけ付き】 そらのだいじな旦那さま

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投稿者：すいかめろん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あらすじの通り、不憫な生い立ちの子が人質として追いやられた土地で運命の人と出会い、心も体も大事に大事にされ、幸せになるお話です。
冒頭から沢山泣かされました。もう少し隼瀬浦の重鎮達に受け入れられていく過程なども見たかった気もしましたが、だからといって要らないと思ったエピがある訳ではなく、中だるみもせず夢中になって最後まで読みふけってしまいました。

空良が山や空や鳥達が発しているメッセージを受け取る能力に長けているところが、文字通り自然と一体となり生きてきた彼らしくて凄くいいなと思いました。
自然の描写も生き生きとして美しく、鳥たちの元気な鳴き声も聞こえてきそうな素敵な文章でもありました。

唯一、たまに話す相手が下男のみ、文盲でテレビもラジオも無い時代にあの綺麗な言葉遣いを身に着けるのは無理だろうなぁと感じましたが、空良の浮世離れ感を出すには変に訛っているよりかはファンタジーだしいいか、と納得してみました(笑)

幻冬舎さんの電子書籍は挿絵が収録されていないのが残念なのですが、こちらにはおまけとして電子特典SSがついているのでお得です。
内容は、大怪我の後、意識を取り戻し落ち着き始めた空良に“手ほどき”を再開する高虎様のお話でした。末永くお幸せに…。

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投稿者：月緒　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

初めての作家さんだったんですが、皆様の評価が高かったため思いきって購入。大正解でした。主人公の空良が、不憫な生い立ちにも関わらず、他者への感謝を忘れず、とても良い子です。作品自体も、BL作品には珍しく、とても透明感のある作品で、作者が奏でる文章の旋律がとても美しいです。

是非読んでみてくださいませ。

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投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

たくさんある殿様系攻と不憫系受のお話のひとつといえばそうなんですが、私はこのカプがかなり好きです。不憫健気が無理なくわざとらしくなく表現されているのはさすがだと思います。メインキャラもみんな素敵な性格で、話がより楽しいし、辛い事が起こっても、多めのあまあまがイーブンにしてくれるし楽しく読めました。

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投稿者：みゅー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

初買い作家さんでしたがレビューが良かったので購入してみました。
正解でした。とても面白かったです。
空良がとても不憫なのにとても良い子で救われます。
最初の方はいつ殺されるのか、本人の不安定な気持ちがよく描かれていて、読んでいてこちらも辛かった。でも旦那様と出会い、旦那様の一途で真っ直ぐな気持ちが頑なだった心を解していく、素敵なお話でした。
きっと周りのみんなを笑顔にしていって愛されるんでしょうね。とても微笑ましく読ませてもらいました。
脇役二人もとても気になります。
この二人でスピンオフのお話書いてくれないかなぁ、なんて思います。

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投稿者：まぐろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

故郷では自分はいない者として扱われ、自然とともに生きてきた受け。名前もなかったため、高虎（攻）に名前をつけて欲しいとお願いするシーンは感動しました。
空良（受）が怪我する場面もあるんですが、とにかく泣けます。自分が役に立てればそれでいい、という健気な空良がとても愛しいです。
ただ、阪木が空良のために奔走しているっていうのは、いつの間に味方になってたの…？！とびっくりしました。
うぶな空良もとにかくかわいい。
健気で泣ける受けをお求めなときにおすすめな作品です。

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投稿者：marimari　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小さな国の領主の元、双子で産まれ、出生時に母を亡くした空良(捨)は忌子として捨てられ、馬番の夫婦の元で育った。人間らしい暮らしもできずこき使われ、それでも不満を抱かず動物達と心を通わせて生きてきた。そこへ訪れた人質の話。嫁ぎ先の決まっていた双子の姉の代わりに空良を受け渡すという事だった。男だとバレたら殺されるが国のためと言われて断れずに嫁ぐ事に。道中で出会った嫁ぎ先の大将との穏やかなひとときと淡い恋心。嫁ぎ先で待っていたのは、、、　
酷い扱いを受けてきたのに、恨みもせず、自分の命で国が助かるなら、と懸命に過ごす姿に涙がでます。相手の国についたらすぐに殺されるかもしれないから、道中の美しい風景を心に大切に留めたり、健気で良い子で早く幸せになってほしくてなりませんでした。不憫で健気な空良が、鷹虎に甘やかされ花開いていく様子に、物語の一員になったような気持ちで一緒に嬉しくなりました！
鷹虎の優しさ、包容力に癒やされ、時にヤキモチを焼かれ、空良にはこれからもっと幸せになってもらいたいと願います。鷹虎が空良を膝に載せて甘やかすシーンが好きです。

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投稿者：Satoto　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

空良の生立ちや境遇に心痛くなる反面、高虎に愛されて幸せになっていく空良に終始可愛いの連発でした。
自分の境遇を只受動的に受け入れていた空良が、段々と自らの意思を持って成長していく過程も丁寧に書かれていて良かったです。
高虎に甘々に愛され続けて欲しいと思います。
嫡男や高虎の部下も良いスパイスとなって、空良の辛い過去や厳しい現実も飽和されて読むことが出来ました。
余り痛々しい話が好きではないので、優しさに溢れる話が好きな方にはお勧めできます。

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投稿者：もも　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

レビュー通りの素敵なお話でした。
この作品を読んで野原先生の他の作品も読みました。どの作品も、切なさの中に心温まる何かがあり、何度も読み返しています。
大好きな一作になりました。

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投稿者：蓮　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

このお話がとても良かったので野原先生の他の作品にも興味が出て、とても好きな作家さんになりました。
きれいで優しい文章で空良の優しさ、辛さ、せつなさが伝わってきて涙が出ました。周りの人達の愛情もせつないほど感じられて、久しぶりに感動する作品に出会えました。

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投稿者：ニノシノゴ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

そらの周囲の人々がかわいくて、そらももちろん純真で微笑ましい場面が多くて、ほんわかします

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投稿者：冴　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

純粋で欲がなくて卑屈じゃない受けが最高にかわいい。卑屈じゃないところが最大のポイント。
本当に気分よく読めました。モヤモヤも残らず。
すっかり好きになっちゃったので高評価。

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投稿者：れんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

辛い境遇に置かれた捨が、その素直な心のまま愛されて空良になる過程に引き込まれました。高虎のひたむきな愛情とそれに応える空良のエピソードがどれも美しく感じました。続編が沢山あるのも頷けます。

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投稿者：絵本作家　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

領主の息子と忌子のお話。
不遇な生い立ちで名もなく育った忌子が、領主の息子の元へ嫁いで溺愛されます。
ありがちな話ではありますが、受の子が健気で可愛いです。攻は甲斐性があり、みんなに慕われる美丈夫で、安心して読めるハッピーエンドです。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

そらは生まれた時から否定され社会からはみ出して生きて来たゆえの純真無垢で自然が親代わりだったのだと思う
それで天候が分かったり小鳥たちが懐いたりしたのだろう
名前さえ旦那様につけてもらったほど何も持ってていなかったそらが不憫で可哀想でならなかった
不幸さえ知らなかったそらが幸せを知った
そんな幸せが旦那様と一緒にずっとずーっと続くことを願う

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投稿者：ゆきちん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

時代物で花嫁もの。
出産の際、母親が亡くなったことと双子だったことが重なり、
家からは忌子として無きものと扱われた受。
双子の姉の代わりに同盟を結ぶ攻の領地にお嫁入り。
ここまではもの凄く不憫ですが嫁いでからは溺愛です。
不憫からの溺愛、黄金パターンにニンマリします。
受がなかなかに能力があるのも満足できる要素でした。