- 販売開始日: 2017/09/15
- 出版社: 早川書房
- ISBN:978-4-15-209709-5
機龍警察 狼眼殺手
著者 月村了衛(著)
経産省とフォン・コーポレーションが進める日中合同プロジェクト『クイアコン』に絡む一大疑獄。特捜部は捜査一課、二課と合同で捜査に着手するが何者かによって関係者が次々と殺害さ...
機龍警察 狼眼殺手
商品説明
経産省とフォン・コーポレーションが進める日中合同プロジェクト『クイアコン』に絡む一大疑獄。特捜部は捜査一課、二課と合同で捜査に着手するが何者かによって関係者が次々と殺害されていく。謎の暗殺者に翻弄される警視庁。だが事態はさらに別の様相を呈し始める。追いつめられた沖津特捜部長の下した決断とは――生々しいまでに今という時代を反映する究極の警察小説シリーズ、激闘と悲哀の第5弾。
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近未来警察小説枠の斜め上をいっている
2017/12/07 20:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hontoカスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第6作、次世代通信技術にまつわる国家プロジェクト級の技術を、政・官・民とそれを狙う中国がそれぞれ技術と利権をかけての攻防が主題となる。
当の機龍兵がチラッとしか出てこないのは、ハリウッド調のアクション小説ではないという作者のメッセージなのではないか。
今回電子版で読んだが、登場する銃器をダイレクトに検索して画像を見ることができ、使い勝手が良かった。
積んでる人は早く読んで!
2021/07/04 21:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Rhao - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回、読むと衝撃を受けて日常生活に支障をきたすシリーズなので、いつか腰を据えてじっくり読もう、と遠ざけているうちに数年たってしまったのでした。
私と同じような方がいたら、早いところ勇気を出して開いてみてください。後悔はしません。……徹夜して読んでふらふらになったけど、後悔はしていない。た、たのしかったー。もっと早く読めばよかった。
まずサスペンス小説として最高。ページが進むごとに見えてくる、一大国家プロジェクトをめぐる権謀術数には背筋がぞくぞくする。今回、国税庁も巻き込んでの異例の合同捜査で、ラストまで高エネルギーで突っ走ります。
それから、キャラクターの魅力に惹かれて読んでいる方(私もだ)、特捜部のだれ推しでも、もれなくピンチと見せ場が回ってきます。それはもう、ジャズセッションのソロ回しのごとく。さすが月村了衛、容赦がありませんね。特に鈴石緑ファン、それと沖津ファンの方々、想像を絶する展開が続きますが、気をしっかり持ってください。さて、もうこれ以上はネタバレになるから何も言えない。あとギリギリ言える範囲では、そう、あのライザが!一瞬だけど虚無でなくなります。
姿さんは安定の姿さんです。アイスコーヒーで聴取の流れを変えてくれる場面とか、アサルトライフルを担いでの「第一、俺が黙って見過ごすわけはないだろう」の何気ないセリフにしびれました。この人ほんとにプロフェッショナルだよな。しかし、一般民家でアサルトライフルを構える姿俊之……絵面が強すぎる。