- 販売開始日: 2018/01/31
- 出版社: 早川書房
- ISBN:978-4-15-010504-4
ストーカー
著者 アルカジイ・ストルガツキイ , ボリス ストルガツキイ , 深見 弾
何が起こるかだれにも予測できない謎の地帯、ゾーン――その謎を探るべく、ただちに国際地球外文化研究所が設立され、その管理と研究が始められた。だがゾーンに不法侵入し、異星文明...
ストーカー
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商品説明
何が起こるかだれにも予測できない謎の地帯、ゾーン――その謎を探るべく、ただちに国際地球外文化研究所が設立され、その管理と研究が始められた。だがゾーンに不法侵入し、異星文明が残していったさまざまな物品を命がけで持ちだす者たち、ストーカーが現われた……。
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かわいそうなタイトルをもった作品だなあ...
2001/07/26 04:04
9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆたやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を素晴らしいといったら、あなたって犯罪研究家か何か? って外れた返事が返って来てしまう。可愛そうなタイトルを持つ作品だ。この作品は。変質者列伝を集めた同名の作品があったりするもんだから、ますます可愛そう。
この作品は、ロシアが世界に誇るSFの傑作だって言うのに。映画だって出来てて、素晴らしい評価を得てるのに…。
凄く面白い作品だ。これは。感じる違和感は半端ではない。文化の違いなんだろうか? 違和感の所以は、異質の知性の所産の作品と接しているのだという確信だ。静謐で雑多で深遠で簡潔。相反する説明をしないと説明しきれないだろう。この作品は不可解だ。
本当、こんな名前さえ持ってなければ、勘違いされないで済むのにね。かわいそうな作品。
でも、それを乗り越えてこの作品に出会えたあなたは、この作品をまるで独占するかのように愛することが出来るだろう。
そう、まるで<ストーカー>のように。
理解が
2015/10/24 01:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はみぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
出来ないけれどそこにあるもの、その感覚の美しさに共感の持てる一冊。
何が起こっているのか当事者にも、当然読者にもわかっていない、それがリアリティを生み出し、物語の奥に引き込まれる感覚がある。
理解できないものへの恐怖と畏敬そのバランス、そこにしがみつかなくては生きていけない人間たちの悲しさ、SFが哲学であると思える良い作品でした。
気になるモンキーのこれから
2022/09/06 12:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アルカジイとボリスのストルガツキー兄弟の作品、お二人ともに故人だ、兄のアルカジイは日本語も堪能で第五福竜丸事件を題材にした「ビキニの涙」という作品も書いているという、また、安部公房氏の「第四間氷期」のロシア語訳を行なっている。「惑星ソラリス」で有名なタルコフスキー監督により映画化されているというが残念ながら未見、ぜひ見てみたい。ストーリーはゾーンという異星の超文明人が地球に残していった正体不明の謎の地帯、そこに残された不思議な物体を金になると考えたストーカーと呼ばれる男たちが不法侵入して命がけで持ちだすというもの、そのストーカーの一人、レドリック・シュハルトを中心に展開していく。私は奇形で生まれたレドリックの子ども「モンキー」のこれからが心配でならない
よく分からなかった
2021/07/04 11:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
具体的に何があったかの言及がなく読者の解釈を自由にしているが、特に終わりをもう少しはっきりした形にしてほしいと感じた。
想像が難しいお話
2020/06/18 20:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーカーと言っても、私達が想像しているストーカーではなく、SFの世界でのお仕事の名前。なかなかイメージがしにくく、読むのに時間がかかってしまいました。あとがきを読んだ後ならもう少し理解しながら読めたかも。