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選択しないという選択
著者 キャス・サンスティーン , 伊達 尚美
ビッグデータが活用されるようになり、企業や政府は商品やサービスのデフォルト(初期設定)を容易に設定できるようになった。だがそれだと、私たちの「選択する自由」はなくなってし...
選択しないという選択
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選択しないという選択 ビッグデータで変わる「自由」のかたち
商品説明
ビッグデータが活用されるようになり、企業や政府は商品やサービスのデフォルト(初期設定)を容易に設定できるようになった。だがそれだと、私たちの「選択する自由」はなくなってしまうのではないか? いま注目のリバタリアン・パターナリズム進化させ、サンスティーンは「個別化したデフォルト」という回答を鮮やかに示す。
目次
- はじめに
- 序章 選択
- 第I部 人間の行動
- 第1章 デフォルトで決定する
- 第2章 とりあえず選択する
- 第II部 道徳と政策
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紙の本
膨大な選択に直面する時代
2017/09/02 17:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルイージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
能動的選択とデフォルト・ルールとの対比。自由選択こそが全てにおいて善という主張もある一方で、日々膨大な選択肢に直面する我々が必ずしも能動的選択を望まない場合もある。例えばパソコンの全ての初期設定にデフォルトが無く、全てを選択しなければならないとしたら、必ずしも消費者は喜ばないだろう。しかしデフォルトルールの使い方には注意が必要だ。情報の非対称性により、誘導されることが必ずしも当事者にとっての利益になるとは限らないし、当事者が自由に選択しさえすれば社会全体にとっての公共の福祉に叶うとも限らない。JSミルの自由論と合わせて読むと興味深い。
紙の本
制度、自由論、行動経済学の融合
2020/05/31 22:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る
能動的選択、(個別化された、されない)デフォルトルールを対比し、これらの制度設計に関する行動経済学や自由論を絡めて論じていく。デフォルトを設計することの意味、設計の仕方による影響、設計する前提としてどのような情報をどのように取るかなど、検討すべき論点に幅広く触れられていた。他方で、大屋解説も指摘する通り、必ずしも結論部分で踏み込んだ主張があるわけではない