商品説明
旗本の最高位である御小姓組番頭の橘右近に呼び出された将軍家毒味役の矢背蔵人介(やせくらんどのすけ)。聞けば橘の管理する目安箱が盗まれたという。調べ始めた蔵人介の前に、とてつもない不正が浮かんできた。そして、不正を調べていた御庭番も殺害される。すべて伊達家仙台藩の下屋敷を根城とする勢力の仕業だった。蔵人介は死地へ飛び込む――。大好評シリーズ、笑いと涙の第四弾!(『鬼役 矢背蔵人介 冬木立の月』改題)
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紙の本
養母と妻に救われるシリーズ。
2020/11/30 08:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
男たちと悲劇のヒロインの女たちで構成されている話だったら、切なすぎて読まなかったかもしれない。
毒見役が裏では人を斬っているなんて、蔵人介の日々もたいへん切ないと思う。
別れや死といった悲しいことばかりなのを救ってくれてコミカルな場面にほっとできるのは、養母・志乃と妻の・幸恵の存在があるからだと思う。
ちらりと出てくる実父・孫兵衛もいい。
脇役たちに癒してもらっているのは私。
脇役たちに頭が上がらないのは蔵人介。