日曜日は青い蜥蜴
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目次
- I.人がすすめない読書案内/私の中高生時代/『虚無への供物』──中井英夫・その人々に/果てしなき書物との戦い 新潮社編『私の本棚』/誰もが「ここに居ていい」と思える国こそ/II.読書日記/「机から離れるな!」/つい魔がさして/「狂気」をめぐる冒険/口ずさみたい恐怖俳句/リニューアル後のポケミスが凄い/身につまされて慄然/「インターネットはバケツリレー」に納得/どこに連れていかれるか分からない/連想の文学/聖書は最強/他の人間が代わることはできない/爆笑! 『声に出して読みづらいロシア人』/私も頑張ろうという気になれました/人の書いたものを読むことの奇跡/物語のルーツや伝播の不思議/III.ブラッドベリは死なない/「すこしふしぎ」な、物語の中へ。/史上初、本物の「ジャンルミックス」映画 映画『クラウド アトラス』/騙す楽しさ騙される楽しさ──騙すなら上手に 舞台『スルース』/心理学的にありえない アダム・ファウアー『心理学的にありえない』/時に滑稽で、時に痛切なもの ショーン・タン『遠い町から来た話』/ぺにろいやるは何者か ジョーダン『ぺにろいやるのおにたいじ』/ブラッドベリは「死なない」 レイ・ブラッドベリ『ブラッドベリ、自作を語る』/影の国に生きる大人たちに C・S・ルイス『ナルニア国ものがたり』/シェイクスピアの正体 河合祥一郎『シェイクスピアの正体』/IV.ひとの原稿は早い……はずだった/名セリフ! 鴻上尚史『名セリフ!』/あまりにも昭和的で日本的な 吉田秋生について/「面白い」でいいのか? 岩明均について/影がある。 よしながふみについて/夢のままでも…… 蜷川幸雄について/モノクロの悪夢に魅了され……/山本周五郎と私 名前と運命 山本周五郎『ながい坂』/東京という探偵小説 江戸川乱歩『猟奇の果』/疑惑と告白 北大路公子『生きていてもいいかしら日記』/新装版のための解説 若竹七海『製造迷夢』/最後の少年探偵団 江戸川乱歩『死の十字路』/地図を作る 上橋菜穂子『精霊の守り人』/〈ルールの人〉 星新一『ノックの音が』/あとがき/初出一覧
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紙の本
エッセイ集
2023/05/31 23:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田陸さんの贅沢な文化エッセイです。色とりどりの感性が文章全体に活きいきした脈動をもたらしています。印象に残るのは、素直さとカルチャーに対する深い愛ですね。
紙の本
楽しい読書日記と思いきや
2021/12/03 12:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田氏のバラエティに富む様々な読書遍歴。
「この方もこの本を読んで同じことを思ったか!」と嬉しくなった。
そして読んでモヤモヤした本について恩田氏なりの見解が……ああ、そうかとモヤモヤの答えを得た。
モヤモヤを言語化できない自分に凹んだ。
紙の本
物語を愛する者。
2021/02/08 16:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は恩田陸がいままで手掛けてきた、新聞や雑誌に掲載された記事や書評、文庫本解説等をまとめたものである。
なので触れられる作品自体は、当時の作品が多く少し古く感じるかもしれない。
だが、著者の類まれなる筆力や審美眼のおかげでそういったことは一向に気にならなかった。
私自身読んだことのある本や見たことのある映画、好きな作家や漫画家(若竹七海や岩明均など)について述べられたいたのは非常にうれしかった。
また、見聞きしたことはあるものの未だ手を付けていない作品(クラウド・アトラスや指輪物語など)については、是非とも手を付けようと思った。
自分の好きな作家が何を読み、何を鑑賞し、何を思うのかを垣間見ることが出来て非常に満足。
そして何より恩田陸という作家が、いかに物語を愛しているかという事実に衝撃を受けた。
私が思っていた以上に膨大な量のジャンルを網羅していたのだ。
映画、小説、ビジネス書、絵本、漫画、舞台、などなどいかなる媒体であっても平等に接し、愛する著者の姿勢には尊敬の念すら覚える。
優れたクリエーターたる著者は優れた鑑賞者でもあるのだ。