- 販売開始日: 2021/08/01
- 出版社: 二見書房
- ISBN:978-4-576-21065-0
幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary
著者 織守きょうや
ふいに襲う殺人の幻視。幻視者は「友」を止められるのか?――恐怖と正義、友情の間で揺れる主人公の葛藤。『記憶屋』の織守きょうやが描く、人間の闇を炙り出した渾身のサスペンス・...
幻視者の曇り空――cloudy days of Mr.Visionary
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商品説明
ふいに襲う殺人の幻視。
幻視者は「友」を止められるのか?
――恐怖と正義、友情の間で揺れる主人公の葛藤。
『記憶屋』の織守きょうやが描く、人間の闇を炙り出した渾身のサスペンス・ミステリ!
ある特殊能力のせいで、他人に関わらないように生きてきた久守一は、偶然、その力で美大生の佐伯が巷を騒がせる連続殺人犯だと知ってしまう。社交的で人当たりもよく、とても殺人犯には見えない佐伯は、捜査線上に浮かんですらいない。柄でもないと思いながらも、自分や後輩の身を守るため、犯行の証拠を探す久守。しかし、友達のふりをしているうち、佐伯に対して本当の友情を感じ始めてしまう――。
青依青・装画
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隠したいことが視える
2022/08/14 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
触れた人の隠したいことが視える久守くん、人と深く関わらず生きてきたけど、連続殺人に関するヴィジョンを見てから、その証拠を見つけるために積極的に関りを持とうと努力を始めます。
散々「人と関わらないように・・・」とあったのに、いきなりのキャラ変に違和感を持ちつつ読み進め、
やっと厄介な力を有効に使える可能性が嬉しかったのかな、とか納得。
主軸は連続殺人犯を追い詰めることですが、その間に二つの幻視があり、一つは予防に成功しますが、もう一つは思わぬ結果へ。
そのことから自分の幻視の時間軸に気が付き警戒しますが、意外な決着へ。
怪しい人物は目くらまし、まともな人物がイカレてるという幻視に惑わされる。
主人公と一緒に焦燥する!
2021/06/05 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
すいすいと読みやすい作品でした!
触れるだけで未来を幻視できる特殊な能力を持っている主人公という設定は、そんなに変わったものではないと思いますが、限られた内容の幻視しかできないというのが新鮮でした。
後半はもうハラハラしっ放しでした!
一つ気になったのが、誤字が多いこと。
ちょっと気にかかって集中力が切れてしまう部分も。
意外な結末
2023/02/04 10:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
人に接触すると、その人の後ろ暗い未来が見えるという特殊能力をもった主人公が、美大生の殺人現場を透視してしまい、連続殺人を止めるべく美大生に近づいて親しくなっていき…というストーリー。意外な結末で、最終版まで展開が読めず楽しめました。こういう動機で殺人をする人間は一定数いそうで、怖い。