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幣原喜重郎 国際協調の外政家から占領期の首相へ
著者 熊本史雄 著
近年、危険とみなされる宗教に対して、「異端」にかわり、「過激」という表現がよく使われる。しかし、その内実は知られていない。本書は、イスラム、キリスト教、仏教、ユダヤ教、ヒ...
幣原喜重郎 国際協調の外政家から占領期の首相へ
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幣原喜重郎 国際協調の外政家から占領期の首相へ (中公新書)
商品説明
近年、危険とみなされる宗教に対して、「異端」にかわり、「過激」という表現がよく使われる。しかし、その内実は知られていない。本書は、イスラム、キリスト教、仏教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、神道などから、過激とされた宗教思想をとりあげ、わかりやすく解説。サイイド・クトゥブ、マルコムX、ジョン・ブラウン、井上日召、メイル・カハネらの思想を分析し、通底する「過激」の本質を明らかにする。
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幣原外交
2024/02/17 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前の幣原外交はなぜ挫折したのか、当時の外務省の組織や単純に英米協調ともいえない路線などなど勉強になる。憲法9条幣原発案説は本書では否定しておりGHQ発案説をとっている。とはいえ戦後に幣原が果たした役割というのは大きかったと感じた。
紙の本
協調外交と憲法第9条
2022/03/18 17:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
幣原喜重郎とはどの様な人だったか。終戦直後の総理大臣としか思い浮かばない。外交官としての業績、外務大臣としての政策、総理大臣としてGHQとどの様に対応したかはあまり知られてはいない。終戦直後の天皇、重臣、政治家の評伝等を読むうちにこの人の評伝を読んでみたくなった。著者は外務省の資料や幣原の極親しい人たちが残したメモや本人の手紙から幣原を浮かびあげている。常に協調・公平・公正な外交を信念にエリート外交官として勤め上げたが外務大臣時代はリーダーシップを取れず満州事変の拡大を防げなかった。隠遁生活後は求められて総理大臣に。憲法改正には消極的だったがマッカーサーとの会談後は改正を推進し特に憲法第9条の条文については自分が提案者だと貫き通した姿勢。終戦直後のリーダーとしての姿が浮かび上がる。
紙の本
手堅い評伝
2024/04/27 15:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
幣原喜重郎といえば戦前の幣原外交についての評価と憲法九条の発案者か否かというのに関心が集まるであろう。本書はそれを意識したものとなっている。外務省記録を丹念に繙いた手堅い評伝とすることができるが、やや「寄り添い」過ぎという感も無きにしも非ず。
紙の本
激しく移り変わる中でどう行動するか
2021/08/15 16:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
・人には向き/不向きがあり
・自分にはコントロールできない環境や状況に直面することも
・そんな時にどう行動するか
・「幣原外交」は「陸奥外交」と同様に見直されていくのか
そんなことを考えさせられた。