読割 50
電子書籍
喋々喃々
著者 小川糸
「喋々喃々」=男女が楽しげに小声で語り合うさま。東京・谷中の小さなアンティークきもの店を営む栞。ある日店に父親に似た声をした男性客が訪れる――少しずつふくらむ恋心や家族と...
喋々喃々
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喋々喃々 (ポプラ文庫)
商品説明
「喋々喃々」=男女が楽しげに小声で語り合うさま。東京・谷中の小さなアンティークきもの店を営む栞。ある日店に父親に似た声をした男性客が訪れる――少しずつふくらむ恋心や家族との葛藤が、季節の移ろいやおいしいものの描写を交え丁寧に描かれる。
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紙の本
こういう不倫ならアリかも?と思わせる小説でした
2017/05/25 19:38
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々ドロドロした愛憎劇や不倫が苦手な事、分厚い本だったことから、積ん読のままなかなか手を出せていませんでしたが、旅のお供に持って行ったら続きがどうしても気になって、飛行機と電車で移動中の半日くらいで読了。恋愛小説で続きが気になったのはこの本と石田衣良さんの「ダブル・スコア」ぐらい(ヨムヨムの連載はどうなったんでしょうか?中身の薄いラノベ化してから一切買わなくなったので。単行本になるのを待つしかないか)
終始主人公の栞の視点で描かれていた事、栞と春一郎の関係だけを書くのではなく、栞の家族との関係もきちんと書かれていた事、春一郎の奥さんの事が一切出てこなかった事(ひょっとして奥さんは死別などしていて本当はいないのでは?とも途中思ったくらい)、二人の関係が愛欲中心ではなく茶道や着物、季節の行事といった知的な結びつきが主であった事から、不快感なく読めました。「淡交」という言葉が思い浮かぶような二人の関係でした。
こういう不倫ならアリかな?と思わせてくれる小説です。現実には春一郎さんみたいな男性はめったにいないし、もしいても愛妻家だろうから不倫なんてしないんでしょうけれど。
紙の本
柔らかい恋話
2012/12/19 03:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤエチン25 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の紹介で“丁寧に描かれている”と書いてあったけど、本当にその通りで、
読んでて心地よく、作者の優しさが伝わってくる物語でした。私は北海道なので東京の地理には疎いけど、地元の人が読んだらきっと色々解って、もっと楽しいのでしょうね。
紙の本
ふんわり
2019/06/04 19:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふんわりした感じの話。食事の描写や景色、いろいろな自然の表現とかが素敵です。四季が表されていて、とてもよかったです。
紙の本
季節と恋
2021/10/03 12:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
季節の移ろいや美味しいものの描写が、とてもよいアクセントなり、大人の恋心の緩やかな変化とした街の人情が感じられる物語。この恋は実らないかもしれないが、きっと主人公の人生の大切な記憶になるのだろう。描写された風景を、心象を、ゆっくりと味わうことが出来た。
紙の本
東京下町歳時記
2020/02/27 00:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋に落ちていく時の喜びと切なさ
東京下町暮らしの楽しみ
年配者の経験と、生き抜く知恵
日本の四季の楽しみ方
季節の着物のたしなみ方
美味しいものがいっぱい
そんな内容の作品でした