- 販売開始日: 2022/03/04
- 出版社: 祥伝社
- ISBN:978-4-396-63618-0
いえ
著者 小野寺史宜
『ひと』まち』に続く新たな感動作、誕生!妹が、怪我を負った。案外面倒な兄なんだな、おれはーー。家族と、友と、やりきれない想いの行き先を探す物語。友がいて職場があって、ひと...
いえ
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
『ひと』まち』に続く新たな感動作、誕生!
妹が、怪我を負った。
案外面倒な兄なんだな、おれはーー。
家族と、友と、やりきれない想いの行き先を探す物語。
友がいて職場があって、
ひとが築く、まち。
その中に暮らす我が家。
近くて遠い、家族。
社会人三年目の三上傑には、大学生の妹、若緒がいた。
仲は特に良くも悪くもなく、普通。しかし最近、傑は妹のことばかり気にかけている。
傑の友だちであり若緒の恋人でもある城山大河が、ドライブデート中に事故を起こしたのだ。後遺症で、若緒は左足を引きずるようになってしまった。
以来、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って、三上家はどこかぎくしゃくしている。
教員の父は大河に一定の理解を示すが、納得いかない母は突っかかり、喧嘩が絶えない。
ハンデを追いながら、若緒は就活に苦戦中。家族に、友に、どう接すればいいのか。
思い悩む傑は……。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
兄
2024/02/19 11:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
親ではなく、兄。
微妙なところなんだろうなあ。
「まち「「ひと」と同じ街の話なんだね。
順番通りに読むと、より楽しめると思う。
「ひと」「まち」を読んでおくとより楽しめる
2023/10/31 20:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リオボカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の色々な人間関係が描かれる作品。こんなに同時に問題が起こったら?と考えると辛くなるが最期は主人公自らが動き、ハッピーエンドになるのが良かった。他の作品の登場人物やお店が出て来るのも面白いです。
妹のけがへの思いからいろいろ考えて成長する兄貴の話
2023/10/28 22:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の友達と付き合っている妹。
交通事故で脚を引きずる後遺症が残る。
そのことの受けとめ方が異なることからぎくしゃくする家族。
が、その後の暮らしや仕事、自分の彼女の関わりなどから気持ちに変化があらわれる。
同じ出来事であっても、受けとめ方が変わることで、現状をそれでもいいと受け入れることができるようになるという気づき。
まさにイラショナルビリーフとも言える閉塞感からの脱却が、実は飄々とした妹本人の言からの影響が一番大きい気もして、この妹の器の大きさを感じた。
安定のリズム感ある淡々とした文章や会話がいい。
また、別作品の登場人物たちがしれっと登場していくのもいい。
描写少な目で、セリフを繋ぐように淡々と描かれるスタイルが好き。
2023/07/31 23:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ひと」「まち」とシリーズが続いて、その三作目なんだろうか?
物語は、交通事故で足が不自由になった妹と兄の日々の話。
事故を契機に、兄妹を含む家族の関係がぎくしゃくと変わってしまった。それを少しずつ再生してゆく物語。前作と同様、脚本のように登場人物のセリフだけで描かれる小説手法がやはり新鮮で読みやすく。さらに、シリーズの別作品の登場人物もさりげなく描かれている。となると、読んでない「まち」も読みたくなった。
家
2022/08/08 11:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
このお話も感動しました。交通事故という身近な設定に、こういうことって、普通にあるだろうなあと思いながら読みました。妹の彼氏が自分の友達という立場もよく聞く話ですが、微妙なんだと思いました。
ホッとして読み終える
2022/05/06 18:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:駄菓子屋さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
友や家族のやりきれない思い、傷つけてはいけないという優しさの上に揺れ動く複雑な感情。いらいらしながらもホッとした思いで読み終えた。優しい気持ちがたまった感がある。今までの作品がつながりながら、読むことが出来るのも嬉しい。人と人の自然な繋がり合いを感じながら読めるのも嬉しい。詠み終えると、ホッとして次に進もうと思う。
「平井」シリーズ最新作!
2022/03/12 09:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
小野寺史宜さんの「平井」シリーズ最新作。東京が舞台ながら空や川の広々とした描写を味わえる舞台設定はもちろん、お馴染みのメンバーが顔を出すのも嬉しいですね。交通事故で脚を怪我した若緒ちゃんと、いつも少しつまづき気味の傑の兄妹の、心がじんわりと温まる物語でした。
怪我した妹がいい!
2022/07/07 00:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
妹の性格も、やってることも、言動もいちいち納得できる。それに対して、兄とか、家族の方が、ちょっとね……。それと、兄ってあまり、妹に関心のない人が多いのに、この兄妹は違うね。年とって一番疎遠になるのがキョウダイの中でも、兄と妹というが。