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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
霊視が出来る霊媒師と助手が繰り広げる除霊話。しかし助手は意識不明の重症患者の生き霊だったという事が最後に明かされる。除霊の間は、うだつの上がらない霊が見えるだけで除霊など出来ないニセ霊媒師叔父さんと活き活きした若い女性の助手として様々な事件に向き合う。霊が生きている人の延長線に居る者だと思わせてくれる。でも作品全体に孤独というものの切なさが漂い、恐さよりも切なさを感じた作品でした
先が読めすぎる(文字ミスありました)
2023/04/28 11:25
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章自体は読みやすかったです。
ただどの話も先が読めてしまいました。
なぜなら全部同じパターンだから笑
嫌いじゃないから2巻も買ってみようとは思ってますが
多分2巻も先が読めちゃいますね。
あと1箇所文字のミスがありました。
災難が性難になってました!
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投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダンディーな見た目と渋い声に似合わず、めんどくさがりで幽霊にその場しのぎのお願いをしたり周りには大袈裟なハッタリをかましたり、彼に意外性があって面白かったです。ただ、どうしても美幸というキャラクターが苦手で最後まで二人の会話を楽しめなかったです。助手らしくない、というのが一番の理由。彼女の立ち位置が1話の段階で分かったので、そのあとの物語の展開や登場人物たちの立場をすぐに察してしまい、驚きはほとんどなかったです。分かりやすさを重視しているのなら、私の期待が違うところにあっただけといことですね。兄弟のお話が一番好きだけどやはり悲しすぎて、ユーモアさが薄れてしまいました。
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インチキ霊媒師を気取ってるけど、霊相手の便利屋のようになってしまっている話。どんでん返し的な展開を狙ってるんだけど、情報の出し方がいまいちなのか結構あけすけにわかる。20ページくらい読んだ時点で、最終話のタネがおおよそ予想できる。そんな感じでちょっと残念。
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霊媒師(インチキ)櫛備十三と助手の美幸が訳アリ幽霊たちと対峙する物語。
どの話もただでは終わらず予想の斜め上をいく内容でした。
特に2話はゾッとしたし3話はウルッとしました…
十三と美幸の関係性もまだ明らかになってないので続きが気になります。
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絶妙な味わいある連作集。するするするーっと、本当に気持ち良いくらいに即引き込まれる面白さでした!
読み始めてすぐに驚かされ、こういう流れで続いていくのかと読み進めていけば、また新たな展開を用意されひっくり返される。
それがまた読んでいて気持ち良い。伏線、ミスリード、どんでん返しが一つ一つのお話の中へ綺麗に用意されて魅せてくれます。
リズミカルなテンポの良さを思わせる、櫛備さんと美幸ちゃんのコンビネーションもさることながら、相対する訳アリ幽霊達が違う見せ方で先が気になって仕方がない展開。
全部面白かったんですけれど、『まじめな男』『自慢の兄』が好き。『自慢の兄』は涙が滲みました。
『初恋』は最後に一番温度が下がる怖さで、思わず「こっっっわー!!」と。ラスト一行にその場にいないのにダッシュで逃げたくなる(笑)。
櫛備さんと美幸ちゃんの今後も気になるので、続刊が楽しみな作品。本当に読めて良かった!!
阿泉先生の作品初読みなんですが、既刊本も揃えて読みたいです。
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ホラーかな、と思ったらしっかりとしたミステリー。セオリー通り探偵役とその助手役がいて、この二人の掛け合いが面白い。
続編期待。
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幽霊が見えるけど祓えないインチキ霊媒師と助手で勝ち気な女の子、美幸がさ迷える幽霊達のお話を聞いて、悩みを解決していく物語。ひとつひとつの話に必ずどんでん返しがあり、ハッピーエンドだったり、ちょっとビターで怖い結末だったりと、色々なゴーストストーリーが楽しめた。
何より、最後の話で明かされる、ある人物の正体が、いちばんの驚きで、思わずその場で、読み返してしまったほど。
主人公と助手の関係も、何やら謎がありそうな感じ。久々に、続編が楽しみなホラーエンターテイメント小説でした。
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霊と交流はできるが除霊ができないインチキ霊媒師・櫛備が、霊が死に至った経緯を解明し、心残りを晴らす短編4話。至る所にどんでん返しが仕掛けられていて、楽しく騙された。櫛備の胡散臭さや、常に櫛備の尻を叩く助手・美幸とのコンビが良い。時にはホロリとさせられる場面も。ワケありっぽい櫛備や、助手の美幸との関係性など、提示された謎もあるので、次作が楽しみ。
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気持ち良く騙してくれるし、ゾッともするし、グッとこさせてもくれる。
ナナキシリーズとはまた違う魅力のある主人公。
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幽霊が見えるだけで祓えない櫛備さんだが、ホームズよろしく人間観察からの洞察力は高め。
そんなことまで分かるのかというところまで推察してみせるのは驚き。
ただやはり祓えないインチキ霊媒師のためか、依頼された事件がすっきり解決するものばかりではない。
試合には勝って勝負には負ける的な敗北パターンもあったことにも驚いた。
あの話は救われた人が誰もいない、後味の悪い話。
助手の子に隠されていた秘密が後々出てきたり(思い返すと初登場時に伏線はあった)ミスリードを誘う展開が多いので、上記の櫛備さんが負けるパターンも含めて予想を裏切る展開が面白かった。
一方で、櫛備さんが助手の子に入れ込む理由が曖昧にされたまま終わってしまったため、ちょっともやっとした感じも残ってしまった。
あそこからの選択肢はいい方と悪い方の二択だとは思うのだが、どちらだろうか。
せめていい方であってほしいと思う。
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霊が見える櫛備十三と助手の美幸が霊達の謎を、霊能力ではなく十三の洞察力で解決していく、短編連作物。
第二話目は少しゾッとする内容で終わりもスッキリしませんでしたが、全体的には一つずつ謎を解いていく感じです。四話目で明かされた真実に驚き、さらにはエピローグでのやりとりでまた驚き、といったふうにどんどん引き込まれていきました。
美幸の秘密だったり、櫛備の出立にまつわることだったり2人の関係だったり、まだまだ謎めいているところが多いですが、次も楽しみです。
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最後の展開はそうだったのか…と続きが気になる!色々な霊を説得して成仏させる凄腕霊媒師、それほど怖くなく面白かった!
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霊は見えるけれど祓うことなどのできないインチキ霊媒師・櫛備十三と助手の美幸が地縛霊たちの願いを叶えてやる話だが、櫛備のやれやれ具合と美幸の櫛備への罵詈雑言が面白い。それぞれの話には必ずどんでん返しのようなものがあって、その辺りも工夫があっていい。物語全体にもあっと驚くどんでん返しがあって、その結末を知るためにもこりゃ絶対次巻をがないとね。さて、いつ出るかな。
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“今世紀最強の霊媒師”はインチキ霊媒師!?
霊を祓う力を持たない男はハッタリと洞察力を駆使して事件を解決に導いていくが・・・?
那々木悠志郎シリーズで人気を博した阿泉先生の新たな霊×ミステリーものだ。 さて今回の主人公だがインチキ霊媒師だけあってちょっと胡散臭い、かつ善人とも言い難い性格をしている。渋々巻き込まれた末にその優秀な頭脳を用い霊を成仏へと導いていく。そんな彼にもどうやら秘密が色々とあるようでシリーズを通してどうやら明るみになっていく謎がありそうである。短編形式でライトな書き口でありさらっと読めた。