猪牙の娘 柳橋の桜(一)
著者 佐伯泰英
新作書下ろし時代小説4巻連続刊行!吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わって...
猪牙の娘 柳橋の桜(一)
商品説明
新作書下ろし時代小説4巻連続刊行!
吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。夢は父親のような船頭になること。そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。涙あり、恋あり、活劇あり。待望の時代小説新シリーズの幕が開く。2023年6月から9月、四か月連続刊行!
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待っていました
2024/05/29 15:52
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
長身の主人公桜子です。幼い頃に母親が出て行ってしまい、父と二人で暮らす。見目秀麗で礼儀正しい主人公の鏡のような桜子ですが、今後の活躍に期待です。
新シリーズ
2023/07/20 17:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
船頭の父と二人で暮らす男勝りでのっぽの桜子。父への憧れから猪牙舟の船頭を目指す、真っ直ぐで格好良い少女の成長を描く時代小説シリーズ第1弾。
母に捨てられた桜子の不器用さ、いつも真面目な桜子が幼馴染みの前で見せる年相応の顔、棒術に励む心の奥の激しい一面、他にはない設定の江戸風情を感じる作品。
全4巻の1冊目は、桜子の人となりと、痛快な展開が際立つ内容。戦略的な立ち回りも無理がなくて良かった。2冊目以降は恋模様も足されるみたいで、桜子がどの道を進んでいくのかとても楽しみ。
新シリーズ始まる
2023/06/24 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ken - この投稿者のレビュー一覧を見る
柳橋の船宿で船頭として働く広吉には一人娘桜子がいた。3歳で母親が出奔したが、広吉の愛情を受けて育った。柳橋の桜がモチーフとなっていて、願い事をしたり、会話したり。8歳から棒術の道場に通い、厳しい修行に耐えてなかなかの腕前に。夢は父親と同じ船頭になること。小さい頃から父親の船に乗り、竿捌きもお手の物。今でいうならば、棒術と船頭の二刀流。そんな中船宿の亭主による「大晦日の趣向」が武家屋敷の火事を発見したことから、思わぬ騒動へと巻まれる。死んだと思われた武家の主は別宅で生きていて、棒術の若先生はじめ皆の協力で、家康拝領の名刀絡みですかっとはしないが、見事に解決へと導く。圧倒的に強い主人公ではないが、逆に面白い。次巻に期待。