フラジャイル　病理医岸京一郎の所見（25）

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投稿者：lucky077　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

関川さんの治療にJS1を使いたいのにIDCMという組織が邪魔して使うことができない。理由をいろいろな方法で調査すると、影のドンがJS1を認めない言動をしていて、関係者全員がドンに忖度して対応していることが判明。
その理由が、ずっと以前に雑誌でドン自身が発表した意見にあった。当時のドンの認識力が低く、あれはダメだと発表した。一旦発表した内容が間違っていたと認めたくない一心でJS1自体を否定し続けていた。これに気がついた岸たちはドンが忖度している人（ドンが従わざるを得ない人）を動かし、ドンのメンツを潰さないようにして対外的にはアミノ製薬が泥をかぶってコトを納めます。
アミノ製薬としては、名より実を取り、JS1の邪魔を排除します。老害は酷いです。社会貢献より自分のプライド重視とは医学にかかわる人間として恥ずべき言動です。
それで万々歳かとおもいきや、関川さん側で（心の）問題が発生します。はたして治療はどうなるのか？

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投稿者：Koukun　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

様々な分野の成熟し固まってしまった社会において、程度の差こそあれもれなく発生する、上層部の人たちの名誉欲とそれに対する取り巻き連中の忖度。そして新薬を当てにしている患者たち医師たちの苦しみ。それをあからさまにサスペンス調で描ききっている。現実社会でもこれに類することは、アチラコチラで行われているような気がする。

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投稿者：MTB84　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

感動を与えてくれた、JS1編の決着巻だった。これまでのどんな医療ものTVドラマや映画よりも、リアルで厚みのあるストーリーは、いつも読み応え十分文句なしの5星。特に、岸先生が宮崎先生に「僕の頭の中には中熊先生がいてさあ」からはじまって「みんなからお前はこんなものかと突きつけられる」と珍しく内省を語りかけ、あいつらにはそれが無かったんだろうと締めるシーンが響いた。

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投稿者：w203c88　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

患者や家族の気持ち、医療従事者の気持ち、家族に病人がいるので痛いほどに感じることがあります。それでもユーモアもあって一気に読めて、各エピソードは完結するのに、その伏線もしっかり回収、他に例の少ない名作です。

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投稿者：あー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

待ってましたのフラジャイル。あの新薬の完結編。まさか、のラストでした。命に関わる問題に一人の人間のエゴから始まるいろんな見えないしがらみ、忖度がどれだけの患者や医療従事者を苦しめたか。これは漫画だけれど、現実問題本当にありそうで怖い。だからこそこの作品がとても魅力的で面白い。今回は間瀬さんの長い時間が恰好良かったです。早く続きが読みたいです。

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投稿者：きりん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズを読んでいると、治験はこういう仕組みになっているのかと勉強になります。製薬会社もがんばっているのう。