縁切り上等！―離婚弁護士　松岡紬の事件ファイル―

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新シリーズ？も面白かった！
帆立さんの小説はやっぱり読みやすい。
離婚の理由は人それぞれ。いろんなカタチがありますな。お金が理由で離婚出来ないと悩むよりも、法律の力を借りて、この先少しでも明るく楽しい人生が送れるようにちょっとでも出来ることを考えたいなぁ。
新しい人生を進もうとしてる人に、元気よく背中を押してくれるそんな小説でした。
続編があるといいなぁ。

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離婚専門の弁護士・松岡紬の元へ、色々な相談者が訪れる。事務所の目の前の実家は縁切りで有名な寺でそこで相談された依頼を受けたりする。ある日、赤ちゃんを連れた女性を保護する事になり…

モラハラ、同性婚など依頼は様々で紬自身、ノンセクシャルな所があるのも淡々としていて、余計な私情を挟まない仕事っぷりが有能でした。

お気に入りは、熟年離婚を決行しようとしている花枝。
あと一年我慢すれば退職金が入るのに、なぜ即離婚しようとしているのか？

強かだけど、とても賢い女性でスッとしました。

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面白かった〜！！

今は昔、縁切寺で名高い土地だった鎌倉には、今でもやはり名うての縁切り弁護士がいる！w

方向音痴で、鈍感力満点で、アロマンティック・アセクシュアルでもあるらしい紬先生は、なんだかとても魅力的な新しいキャラだ。

それにしても、聡美の元夫は最低のクズ男だなっ！！！
クソキャラを極めていて、逆に清々しいくらいだwww

ま、いちばん好きなキャラは出雲だけどね！
私の側にも、こういう人がいて欲しいなぁ〜！！！

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新川帆立作品は大体読んでいるが、今回の離婚弁護士のファイル縁切り上等！はとても面白く読んだ。
サクッと読めるし、登場人物も魅力的だと思う。
シリーズ化されそうな予感。

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離婚専門の弁護士紬の元に様々な案件が持ち込まれる話。
いやぁ、大変だね離婚って。自分も経験しているが、弁護士を間に挟まなければいけないようなケースではなかった。揉め事なく離婚できてラッキーだったのかもしれない。

当然だが、離婚には子どもやお金の問題がついてまわる。どちらの親とも一緒にいたいと願う子にとってはかなり辛い。さらに、母親の幸せのために自分が我慢することを選ぶ子どもがいるとは。もうちょっと我儘でいいのに…と思いつつも、子どもが我慢してくれなかったら離婚ができない状況に陥り続けていた女性を思うと何とも言えない。

誰かが何かを我慢しなくてはならなくなる状況、それが離婚なんだろう。離婚することになるのなら最初から結婚しなければ良いというのが紬の考え方だが、これも一理あるかなと。

私は未だに結婚の意味がよく分かっていない。家族を作るためとか法律でそうなっているからなどと言われてもピンとこない。
結婚の意味が自分で分かるようになったとき初めて他人に「結婚はいいものですよ」と進められるのではないだろうか。

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するするっと読めて楽しい本。今回はミステリー小説ではなく、離婚に関する法律のお話。愛情とお金と子育て、別々の話を結婚という1つのパッケージでまとめてしまうから訳のわからないことになるのだ、と書いてあってなるほど〜と思った。

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感想
幸せな離婚。どんな形であっても心に傷は残る。せめて目に見える部分は優しく。縁を切ることは恐ろしくない。あなたが亡くなる訳でない。

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今までの新川作品の中で
1番面白かった！
今までの作品は走り書きのような感じで
物語とか人物に深みがなかったけど、
今回は深みがあって
どんどん先を読み進めたくなりました。
シリーズ化して欲しい