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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
性格も価値観もまるで逆の元判事と傍若無人な老人経営者が主人公です。このペアの短編ミステリー2冊目です。軽妙な会話がありつつも、テーマが重く、ストーリーもしっかりしたミステリーなので、読み応えありますね。
こういう風に歳を取れたら良いですね
2023/11/16 19:42
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投稿者:オハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編でしたが良かったです。自分の信念を貫くのはかなり大変ですよね。老人二人の覚悟が感じられました。
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
元判事の高遠寺静と会社社長の香月玄太郎。静は診断で病院にきたのだが、そこに名古屋で出会った香月玄太郎と再会する。玄太郎は大腸がんの検査にきたのだが、そこで事件が発生する。二人は再び協力して犯人をさがすことになるのだが・・・・・。
中山作品は読みやすい作品ですね。ちょっとマンネリ化してきたところもありますが、個々のキャラクターで質を保っている感じですね。
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【2作目も暴走が止まらない、合計150歳の老老コンビ!】車椅子の探偵・玄太郎が病気で入院。その上、元裁判官の静は謎の復讐者に狙われ…。意表を突くトリック駆使の痛快事件簿第2弾。
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静さんと玄太郎のコンビは本当に面白いです。特に最後の章は、玄太郎の玄太郎たるケリの付け方が小気味良かったです。円ちゃんのことも改めて分かったし、岬洋介も出てきて思わずニヤリ。今まで読んできたいくつかの作品とも繋がるので、改めて読み直そうかなと思いました。
さて、次はどんなことが起こるのやら▪▪▪
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もの言えぬ証人/像は忘れない/鉄の柩/
葬儀を終えて/復讐の女神/エピローグ
要介護探偵は車椅子の暴走老人 玄太郎
静おばあちゃんは元判事 高遠寺静
お二人とも頭は切れると思う。どちらかと言えば冷静な静かに対して、思いついたらダンプやショベルカーのように邪魔者を押しのけて物事を推し進めるのが玄太郎。いいコンビだと思います。時々おたおたする静さんがかわいいです。
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老老コンビの第2弾。
元判事と要介護者の暴走老人のコンビは最高に楽しい!
娘夫婦の事故は納得出来なかったけど、他の事件はしっかり解決してスッキリしました。
まだまだ続いて欲しいです。
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靜おばあちゃんと玄太郎じいさんのコンビ、東京に場所を移して再び登場。
無理矢理突破を図る玄太郎じいさんと経験と人柄で警察にも頼りにされる靜おばあちゃんのコンビは、こなれてきたかな。
次はどこで、二人でコンビが見られるのできるしょうか?
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この後の話を知っているので、コンビがここまでというのは大分寂しい感じ。
オレオレ詐欺の犯罪に加担した息子のカタを取ろうとする父親の話とか切ないな、と思う。
それにしても脱税とはなかなかやはり亀の甲より年の劫って感じだなとニヤリってなりました。
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髙遠寺静と香月玄太郎を主人公にした5篇からなる時系列短編集.どちらかというと,彼らが脇役として登場する過去の別物語に至るまでの過去を知るための素材の役割が強い.
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老老コンビ第2弾。読みやすいしスッキリ解決するのが良いです。前に読んだ「静おばあちゃんにおまかせ」や「さよならドビュッシー」をもう一度読みたくなりました。
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中山七里の作品は相互に登場人物が重なる作品群がある
「さよならドビュッシー」の被害者である香山玄太郎が
「要介護探偵の事件簿」の探偵役である、本書の相棒は
「静おばあちゃんにおまかせ」で探偵の高遠寺静元判事
「静おばあちゃんと要介護探偵」は2冊ある、これらの
世界には随所に顔出す岬洋介の作品群が今後の楽しみ
シリーズでおなじみになってきているので、この作品の
弱点である事件への介入方法だけは疑問鹿ないけれども
そんなことより物語に入り込みたいのでスルーします
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静おばあちゃんシリーズ3作目。
元裁判官の静おばあちゃんと車椅子の暴走老人玄太郎とのコンビによる連作短編ミステリー。
今回は、名古屋在住の玄太郎が癌の治療のため東京の病院に入院。そこで静と再会し、医療過誤問題、構造計算書偽装問題や高齢者の暴走事故など、ニュースで話題になった事件がテーマになっている。
玄太郎の暴走が事件解決の端緒となるのが、小気味いい。
この玄太郎、著者のデビュー作ともいえる作品で、すでに最期が判っていることに、哀切を感じる。
著者の小説には、他のシリーズの人物が時々顔を出すが、今回はファンにとってはうれしい岬洋介が司法修習生として登場。全作品を、書かれている時代別に並べてみたくなる。どなたか試してみる方は。
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【収録作品】もの言えぬ証人/像は忘れない/鉄の柩/葬儀を終えて/復讐の女神
単行本で読んだ作品の再読。
謹厳実直で自分に厳しい元裁判官・静と経済界の重鎮で横紙破りの暴走老人・玄太郎。どちらも他人の人生に大きな影響を与えてきたことを自覚し、覚悟して生きている。やり方は違えど勧善懲悪を是とする二人の姿は好もしく、玄太郎の暴走っぷりは小気味よい。
しかし、後半二作は重い。
悪いのは犯罪者であって、それを正当に裁いた者ではない。
さらに、犯罪者の身内や元犯罪者を排斥する社会の問題。そこに悪意を向けて鬱憤晴らしをしなければやっていけないような人間を生み出す社会がおかしい。
社会と言ってしまうと大きな話みたいだが、実際は自分の姿勢の話だ。
静だけだと重苦しくなってしまう話だから、苦さを吹き飛ばしてくれる玄太郎の存在は大きい。
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名探偵 静香さんの体裁ながら、実際の名探偵は傍若無人の老人である玄太郎さんといえるでしょう。
静香さんの清廉な生き方も良いが、それより無茶の中に世の中の真理を織り込んだ彼の発言は非常に含蓄があって更に良い。
もっと続いて欲しいシリーズです。