- 販売開始日: 2023/11/10
- 販売終了日:2023/11/23
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-132972-7
【期間限定価格】借金取りの王子-君たちに明日はない2-
著者 垣根涼介
「誰かが辞めなければならないなら、私、辞めます」企業のリストラを代行する会社で働く真介の今回の面接相手は――真面目で仕事もできるのになぜか辞めたがるデパガ、女性恐怖症の生...
【期間限定価格】借金取りの王子-君たちに明日はない2-
借金取りの王子-君たちに明日はない2-
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商品説明
「誰かが辞めなければならないなら、私、辞めます」企業のリストラを代行する会社で働く真介の今回の面接相手は――真面目で仕事もできるのになぜか辞めたがるデパガ、女性恐怖症の生保社員に、秘められた純愛に生きるサラ金勤めのイケメンなどなど、一筋縄ではいかない相手ばかり。八歳年上の陽子との恋も波瀾の予感!? 勤労者にパワーをくれる、笑って泣ける人気シリーズ、第二弾。
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リストラ請負人、村上真介ふたたび。主人公はあなたやわたしかもしれない。
2010/02/23 22:21
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よし - この投稿者のレビュー一覧を見る
リストラ請負人、村上真介シリーズの二作目です。前作「君たちに明日はない」では、主人公の村上真介のキャラが立ってましたけど、今回はやや抑えた感じかなー。決して、爽快な話ばかりではありませんが、余韻が残る作品になっています。
面白かったが、素直に笑えないよなー。ここに出てくる人たちは、会社勤めのサラリーマンばかり。そう、私と同じ境遇ではないか!一つ間違えば(間違わなくても)、明日にもリストラの身。そんなわが身を感じつつ、読み終えました。
例えば「二億円の女」を見よ。デパートの外商営業部で働く営業目標、二億円の女性。仕事も順調なのだが、リストラ応じようとする。果たして、なぜ?答えは「数字に追われるのが嫌だから」。分かるよなー、分かる。
最初に入ったデパガに異動になって、輝きを取戻すというお話。
「借金取りの王子」は金融会社に勤める男の話。イケメンで王子と呼ばれた男はなぜ、リストラに応じようとするのか?ラストが涙を誘います。幸せとは仕事の価値ではないんですね。
「山里の娘」は有名旅館の従業員のお話。難なく仕事をこなしつつも、都会で働きたい欲望を抑えきれず、リストラに応じようとする。
皆、収入には不自由していないが、会社の中で働き甲斐や生きがいを感じないまま、過ごしています。ここに自分がいます。常識って何?会社って何?そう考えさせられるんですね。そして、このお話に出てくる人たちが見つけた居場所とはどこなんでしょう。
何とリアルな現代を書いてくれるのだろう、垣根さん。
現代小説であるとともに、社会小説でもあるとわたしは、思います。このシリーズが書き続けられれば、日本経済の構図が分かるのではないかな。
リストラ請負人を極力抑えつつ、リストラを受ける側を描いたこの手腕に脱帽です。
純愛
2016/02/24 20:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「君たちに明日はない」のシリーズの作品です。
タイトルになっている借金取りの王子は、
消費者金融業界を意識した業界で働く人達が主人公です。
お金がからむと言動も厳しく、人間関係の極みの中で
生き方を考えた作品です。
お金のために働くのか、お金がなければ生きられない。
生きるためには働かないといけない。
当たり前のことですが、その根本を考える機会をもらいました。
一気読み
2012/12/26 04:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺろんちょ十八号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みはじめたが最後。あっという間に引き込まれ、ページを繰る手がとまらない。気がつけば数百枚の文庫本も、残りわずか。と、書いてみればいかにも紋切り型だけれど、こういう体験ってあるんだな。う~ん、店長もう一杯。
リストラする側される側
2022/01/20 14:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は、される側がメインですね。
する側だけだと、行き詰っちゃうもんね。
これといって、ここが良い!っていうところは無かったかなあ。