千万の詩より雄弁な口づけ。
2024/05/15 22:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こうべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻。
辛かった過去編は精疲力尽で天界に帰るところで終わり、両親の陵墓で戚容と会ったとこから。
今気づきましたが、陵墓で戚容と会ったとこまでが一巻で過去編がニ巻、一巻からの続きが三巻のようです。
ま、本としては3巻、hontoの通販が無くなったからか続巻を教えてくれず電子の続巻情報で3巻の発売を知りました。今巻も紙と電子買い。紙の本の二段組も違和感なく読めるようになってきました。とはいえ電子の方が読みやすいけど。
この巻では謝憐と三郎はわりとずっと一緒にいます。飯マズの謝憐さんの料理をケロリと食べて感想をいう三郎。戚容がさすが絶!と評してたの笑えました。
花城こと三郎のスパダリぶりはいつもですが中秋宴の闘灯イベはかなり笑。あの辺りは楽しいから読み返してしまいます。文章からも壮観かつ美しい光景が想像でき和みます。
あ、タイトルは紙本の帯の惹句。そう、今巻では口づけしてます。三度も。1巻では喉仏に触れただけで「なんと罪なことを」と思ってた謝憐が。
どんだけワタワタするんだというくらい焦る謝憐。初々しさが三郎はたまらないでしょうね。でも謝憐が特別すぎる三郎は欲望を優先させることはありません。紳士。
元は皇子様で「してもらうのが当たり前」が通底にあるだろう謝憐はこの巻では実に三郎に甘えています。三郎にはご褒美でしょうが。
今巻はとにかく盛りだくさん。三郎に想い人がいることを知りモヤモヤする謝憐。あと少し!ま、BLというかラブコメではよくあるきっかけですがガワに情報量ありすぎるのでベタな恋のステップも際立ちます。三郎が好きな相手を評した言葉、金枝玉葉とかなかなかの美辞麗句。なんかプロポーズもしてたけど早く冗談や嘘じゃないと言えたらいいね。本当こっそり連絡先交換したり。法力借りたり。清い身か調べられたり。うん。盛りだくさん。
起こる事件も盛りだくさん。え、あの人が?!の連続。地師に一番驚きました。で次巻にはニューキャラ登場?誰かゆかりがある人なのか全くのニューキャラなのか。
過去の白衣禍世の決着と君吾との因縁も気になるし。4巻もますます楽しみです!
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻は、なんと言っても、ホワチョンの子供時代のセリフ「俺はあなたのことを永遠にわすれたりなんかしない」は切ない!
また、この世で最も苦しいことを聞かれた答えも、すごく泣けました。
風師は、天界の中で、唯一と言っても良いくらい、シェリェンの味方だったのに、あんな展開になってしまって悲しいです。
何気に、チーロンが良い味出してますね。
ますます面白くなってきました
2024/06/09 18:06
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投稿者:あやめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと待ってた3巻読めて嬉しい!読むのがもったいなくて、ちょっとずつ読もうと思ったんだけど、やはり手を止めることはできず。
チーロンが意外にもなごみキャラに感じました。
天界で太子殿下の味方になってくれそうな人物が…辛い。あと、すでに出ている巻をを読み返したくなる作り!作者様天才!
この巻はたしてアニメ化できるのかしら…。
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者さんの作品本当に全部好きだ!
この作品が日本語化されるとうの昔に、
原作を翻訳起動して読んでたから、
文章は変だったけど一応全ての結末を知って読んでます。
訳が素晴らしいからこそ、
どうなるか知ってても面白さが増してて最高です!
4巻も早く読みたいっ
続きが待ちきれなくて
2024/05/17 15:06
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作を読んで、待つこと1年。日本語で読める幸せを感じつつ、中国語で読んだときの細かいニュアンスとか、リズムとか、中国語でしか感じられないもどかしさとかが蘇りました。
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発売延期になった時は( ꒪⌓꒪)‼︎となったけれど
今は原作を読む機会を与えてくれてありがとう…という気持ちでいっぱいです(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
黒水沈舟……理解があやふやだったところがはっきり分かってスッキリしました。
早く4巻出ないかな……4巻出るまでにjj読み直ししたい。
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・感想とあらすじ
一冊の内容がてんこ盛りすぎてあらすじをまとめるのが困難すぎる。
メインは風師、水師、白話真仙の秘められた過去と確執の話。
展開のテンションの落差がすごすぎてどういう感情になっていいかわからない。
甘→辛→笑→甘→不信→笑→怪→辛→驚愕→甘→甘々→絶望→甘笑、みたいな感じだった。
3人の確執があまりにも衝撃すぎて読んで3日経過した今も引き摺っている…。なんか単純に辛い…。
作者の作品は「地獄」「しんどすぎる」などが評判になっているのは知ってた。
魔道祖師はアニメを数話見たけど合わなくて離脱したんだけど、天官のこの展開があまりに「業」が深すぎて。
なるほどこういう事かと納得した。
いや水師が全て悪いんだけどさーそれにしても辛すぎた。
風師は人間の頃から付き纏われている白話真仙に再遭遇したためシエリェンに解決のための助力を願い出る。
シエリェン、花城、風師、地師はとある村を訪れる。
寒露前日、その村では不運によって身を滅ぼされ村人を大量虐殺した「賀書生」という傑物を祀る血社火という奇習がおこなわれていた。
その村で白話真仙と対峙するうちに風師は兄(水師)の犯した罪を知る。
その騒ぎの最中、水師は3度目の天刧と対峙する。
荒れ狂う海に取り残された漁師たちを助けるため、シエリェンと花城は水師がいる海域に向かう。
嵐に巻き込まれ気づいた時には4害の1人、黒水沈舟の縄張りに入り込んでいた…。
ラスト辺りの展開があまりに辛すぎるし、後半はもうぶっ続けで読む手を止められずに読み切ってしまった。
たまに「えっ…ちょっと待って…そんなん辛すぎん?」という感情になって一呼吸置いて先を読むということを繰り返してた。
水師の傲慢さと自分勝手さが全ての元凶なんでこいつに限ってはこの悲惨なラストもさもありなん、な心境。こいつに関しては同情も何もない。
だから「つらすぎる」っていうのは、賀玄の境遇と自分の兄が犯した罪、親友だと思ってた賀玄の真実を何も知らずにいた青玄の運命に対しての感情なのかな。
彼が何も知らなかったからこそ賀玄は何度もチャンスをあげてたんだけど、でもそれでもさ…
己のものではない他人から奪い取った幸運を数百年享受したツケがここに一気に収束してしまったんだろうか。
でも、それでも青玄は何も知らなかったんだよ…。
天界人間界の人気者、風師(青玄)を地師(賀書生(賀玄)=黒水沈船=白話真仙)はどういう心境で眺めていたんだろうか。
全て己から奪った命格で、何の苦労もなく幸せに輝かしい人生を送る青玄。
代わりに押し付けられた不運により自らの運命は狂わされ、家族は死に、恋人は奪われた上に凌辱の末殺され、それでも諦めずに奮起していたが結局最後には村人に騙され破滅した賀玄。
復讐と怨念のみで絶にまで上り詰めた賀玄の絶望と恨みの深さはとてもじゃないけど、「原作が辛すぎるから二時創作で幸せな2人を妄想しよう」とかでは消化できないレベルだった…。
一方では花城とシエリェンの距離が縮まって��。
この本がBLだと忘れかけるほどの展開の合間にちょいちょい2人のそういうシーンが挿入されててその落差すごかったw
続きが読みたすぎるーーーーと思ってちょっとネタバレ漁っちゃったよ。
翻訳はけっこう読みにくいし、正直翻訳物を読み慣れてる身からしたらみたら翻訳のレベルがちょっとお粗末に感じる。
直訳が悪いわけではないけど訳者が原作の魅力、意図を取りこぼさず、美しい表現を損なわないように日本語にするなんてとっても難しいだろうとは思う。
かといって意訳がすぎるのも…塩梅って難しい。
昨今、意訳レベルではない訳者の思想を勝手に盛り込んだりという問題もあるし。
だけどそれでもストーリーの質が高いので読む手が止まらない!!
原文で楽しめたら1番なんだろうけど、それでも他国のこんなに素晴らしい作品を日本語で読める事、全てに感謝せねば。
続刊早く!!!そしてアニメの天官をまた見よう(好きすぎて1期なんて20回は観てるかも。今見たらまた違う感想が浮かぶんだろうな)
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3巻になって急激に2人の距離が縮まりました。この巻は見どころ満載でした。
個人的には花城のひとりファッションショーを映像で見てみたいなぁとか思ったのですが、アニメ3期があればぜひそこも取り上げてほしいと願います。
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法力って他人(人じゃないけど)とやりとりできるものなのか。
最初のはキスじゃなく人工呼吸じゃ?と思ったけど最後は自分からしてるし非常に良いです。
風師殿は心配だけど。
魂を入れ替える術ってアニメではどう表現するのか楽しみ。
厄命ちゃんに野菜切らせちゃいかんよw
金カムで土方さんが刀でチタタプしてたの思い出した。
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雄弁な…口付け…口…付け…KISS
待ちに待った第3巻!!血湧き肉踊り、首は飛び血飛沫浴びて阿鼻叫喚地獄…いや、笑い事じゃないから。つらすぎる。その後の手足…をなぜか知っているので辛すぎ倍増、どうか幸せであれ…。
もう雄弁なKISSが雄弁すぎて記憶がすべてKISSに上書きされてしまっているんですが、真面目で律儀な老裴インダDASH島はさすがにおもしろすぎて脳に焼きつきました。好。
それどころじゃないよ?!、なシーンで、殿下の脳内で繰り広げられる推し美トークをはじめ、どったんばったん大沢たかお!で元気ムクムク!太子殿下!など、手に汗握るシーンが多すぎる。(ありがとうございます。)吸う方のKISSと…そして繰り広げられる大乱闘KISS…雄弁すぎるわ。愛が。溢れ出るLOVEが…!
次巻も大変楽しみです…!
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2巻の最後で米津玄師さんの「Lemon」を聴いて泣いてしまったあの日から1年が過ぎ、やっと続きが読めるぞと勇んで買って、読み終わるまでに1ヶ月半かかりました。その間に中国語で「花城」が呼べるようになりました。
2巻の続き、わずか2章が激おもすぎてここだけで2週間かかりました。買った初日バスの中で読んでて泣いてました。もう頑張らないでよ殿下。。。というかどういう顔して千秋にそんなこと言ってたのよ。。。
からの「百無禁忌」ってなんですか!!!!!
現在軸、信じててよかった。よかったけどそうなるとは思わなかったよww
提灯のとこで、花城くんのクソデカスパチャって名言が勝手に爆誕したし、綺麗だったよ。。。。映像で見せてくれないかなその景色。。。
何よりも綺麗だったのは表紙のシーンです。私はこのシーンをゴールデンウィークの電車内で読んでしまい、危うくぶっ倒れるとこでした。尊い尊すぎる。でも今思うと序の口ですよこんな。
一番尊かったのは、「一戦交えた」とこですよ!ありがとうございました!ごちそうさまでした!察してください!
でもこれで終わらないのが天官賜福。みんなの支えと言ってた風師が。。。。そんな。。。。想像しなかったよ。。。水師と黒水のとこで米津玄師さんの「馬と鹿」、「優しい人」をうっかり聴いてしまって泣いちゃいました。余談ですが、アルバム「ストレイシープ」を聴いてたんです。次に来るのは「Lemon」なんです。追い打ちを自分でかけてしまいましたね。。。1週間前の話です。
なんでも許せる人向けの、リアルタイム叫び付き感想書きました。
https://ameblo.jp/haton/entry-12855347491.html
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面白かった。
読むのがもったいなかったが、読んでしまえば一気に読んじゃう面白さ。
キスシーンあるよ!とは聞いてたがここまで何度もするとは思わなかった。魔道祖師だって、終盤まで無かったのに(ファーストキスは除く)。いろいろ理由付けてキスするのめちゃくちゃおもろい。
てか、衝撃。は?死ぬの?????
天官賜福は過去が辛いと聞いてたし、魔道祖師は過去パートは辛かったが現在パートは最後の結末覗いて具体的に誰かが死ぬことも無かった(薛洋は除く)ので、3巻で死ぬとは思わなかったキャラが死んでびっくりした。ここから入れる保険ある???無いよなあ!!?死んだもんなあ!!??どうなるんだろう。
1巻は花嫁失踪事件を調べたり、半月関調べたりで、2巻は鬼市と殿下の過去パートで、3巻は天界と風師絡みで面白かった。アニメ化すればCV島﨑信長であの絶叫を聞くのか。
天官賜福、一つわかると、じゃああれって……となってまた読み直さないといけない。無限に読めてしまう。面白すぎる。
1、2巻はとりあえず目の前の事件に取り組もう!って感じだったが、3巻まで読んでて、殿下って神様業やったり信徒増やそう!という基本目標はあれど、個人の望みみたいなのは無いよなあと思った。衆生を救いたかったがそれは傲慢だと気付いてしまった彼が、何を望むのか。それが気になる。
みんな神として、やれることはやろう、人気を高めようみたいな自己顕示欲はあるけど、殿下はそこら辺乏しい。寄付金よろしく!とは言ってるが。より多くの人を救うためによろしくね!って感じ。
まあたぶん、花城絡みでその欲を自覚していくんだろうなとは感じる。3巻での、無自覚な嫉妬や独占欲がめちゃ良い。花城のやっちまった、みたいな沈黙や動揺も良かった。定期的に読み返したい。早く4巻読みたい。めちゃ面白い。
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中盤の話がしんどすぎて号泣
誰も悪くない筈なのに結局誰かが悪くなる。風師殿本当にいい子だったからショック本当にショック、あんなに良い子があそこまで追い詰められていいの?本当にありえないまた心の整理つかない、娯楽のために読んだはずなのに何でここまで苦しい気持ちにならないといけないんでしょうっていうレベル。
そんで花怜に関してはもももももうやっとここまで来ました泣今までBL味ほぼ無かったのに!良かったね花城!殿下には是非とも花城による幸せたっぷりな日常を送ってもらわねばならないのに問題がまだまだ山積み。クソデカ感情がお互いに通じ合うのはいつかな
200年後くらい?
情緒がジェットコースター
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ミステリーとしてもすごく上手くて面白いし、殿下の名言はとても尊い名言集みたいだし、とても気になるキリのいいところでのラストと最高の詰め合わせパックのよう!
黒水編は本当に好き!黒水…… 味わい深い……
銅炉山開山で終わるのがキリが良くて、早くも続きが気になってしまう〜!