押しかけ夫婦 八丁堀強妻物語〈五〉
著者 岡本さとる
第一部完結、堂々の最終巻!すっかりと夫婦での隠密行動が当り前のようになってきた芦川柳之助と千秋。この度の指令は剣客・村井庫之助に近付き、その動きを探ることであった。庫之助...
押しかけ夫婦 八丁堀強妻物語〈五〉
商品説明
第一部完結、堂々の最終巻!
すっかりと夫婦での隠密行動が当り前のようになってきた芦川柳之助と千秋。この度の指令は剣客・村井庫之助に近付き、その動きを探ることであった。
庫之助は人品卑しからぬ武士として名が通っているが、先頃、庫之助に剣を学んでいた須田桂蔵が深川洲崎で斬り死にしているのが見つかった。生前、桂蔵は庫之助のもとを離れ、不良浪人とつるんでいたという。
はたして師弟の間に何があったのか。柳之助と千秋は身分を偽り、庫之助に剣術を学びたいと近付くが――。
「取次屋栄三」「居酒屋お夏」の大人気作家が描く、涙あり笑いありの夫婦捕物帳。第一部完結、堂々の最終巻!
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大団円。先ずは第一幕の終了?
2024/06/17 08:48
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
勧善懲悪の話で、どぎつい表現も濡れ場もなく、ほのぼのとしたお熱い夫婦のお仕事の話とでも言えばよいのだろう。勧善懲悪だから当然ながらワルも出てくるが、基本的に善意の人達ばかり。少なくとも、私の心は暗くなることなく明朗に読み進めた。アー、こういう風にお気楽に寝っ転がってテレビドラマでも観ているような小説ってのは実に良いものだ。
お決まりとなった大活劇、剣戟もあり、良い。具体的に剣でどう斬ってきたとかそんなことはどうでもよい。全体の雰囲気としてそれを感じさせる手管が心憎い。
お花、勘兵衛も忘れられることなく、登場して美味しいところを取っていく。
今作で一旦終了のようなので、第2作以降姿を見せなかった千秋の父親、兄も登場させて大暴れして欲しかったと思う。第2シリーズが始まるのであれば、環境も変わるので父親、兄の大暴れも読んでみたいと思う(それでは、幕府の屋台骨が危ないかもしれないが)。母親の登場も期待したいものだ。
総じて、心地よく読めた。
第2シリーズが出ることを願う。