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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏物語を読むための予備知識として、分かりやすく解説されていてよかったです。長編ですが、読んでみたくなりました。
各帖に個々の見出し
2023/08/19 14:27
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投稿者:Tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本、各帖に個々の見出しがあって
一層 読みやすくなっているね。
あえて 性交場面避けてるのもあるが
そこは著者なりの考えも あるだろう。
いくつかの文庫見てきてるけど
評価としては まずまずなほうだね。
丁寧な解説に感動
2023/06/01 15:59
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、この本が素晴らしいことは全54帖を丁寧に解説してくださっていること。光源氏の誕生、青春。左遷、復帰、栄華、憂鬱とした晩年、次世代へと、あらためて源氏物語の素晴らしさを思いださせてくれる
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
外国人のなかにも通読者がいるといわれる源氏物語。政治的思惑と切っても切れない形で恋を語っている源氏物語。実在天皇をも凌駕した存在といわれる光源氏はそんなにいい男だったのだろうか?
五十四帖の全てが取り上げられている
2024/05/26 14:38
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏物語の入門書はあまたあるが、本書の最大の特徴は全体のあらすじだけでなく五十四帖の全てが取り上げられていることである。これから源氏物語に挑みたいという人の助けになってくれるであろうし、あんちょことして使うこともできる。
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Audibleで聞いていたら、自分で読む方が手っ取り早く、紙の本に切り替えた一冊。
『源氏物語』を初めて読まれる方や、文学部の学部生で、源氏物語を学ぶ方が、導入として読まれるのにぴったりの一冊。物語を追いながら、文学テクストとして読み解く際のトピックを丁寧に解説してくれている。最近の研究動向から、遡っての碩学の研究成果まで入れながらの本文は、大変わかりやすく、一般の読者で、『源氏』読了に挑みたい方など、全ての読者層の作品理解を助けてくれることだろう。
いきなり『源氏』の本文通読に挑むよりは、まずこの本を読み切ってから、お好きな現代訳に進まれるのがいい。あるいは、一巻ずつ現代訳を読んでは、この本の該当箇所を読むのでもいい。いずれにしろ、本文の傍らにこの本を置いて併読すると、今までわかりにくかったところ、そっけなく見えた本文の不明点が、よく理解できて、作品の面白さを深く味わえるはずだ。
私が読むと、講義のおさらいのような感じで、以前に通っていた大学で『源氏』を学んだ時のノートを見直しながら読んだ。それはそれで珍しい読み方だと思うが、自分の知識の整理になったから、意義はあったということで。
現代語訳を通読なさったら、今度は注釈のついた原典に進まれるのがいい。源氏物語の入門書を何かと言われたら、今後はこれと、知識の補完用に、川村裕子さんの『はじめての王朝文化辞典 』(角川ソフィア文庫)の2冊をセットでお勧めしたい。『須磨』の巻で、読むのを諦めてしまう『須磨がえり』という現象を打ち破る、強力な助っ人になってくれること間違いなしである。
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源氏物語の全体のストーリー、主要人物の相関と心理、物語の構造などを、とてもコンパクトに、しかも現代的でわかりやすい文章で要約してくれている。キーとなるシーンは、原文とさりげない意訳?が流れるように配置されていて、お勉強感覚に陥ることなく、楽しい読書であった。
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源氏物語五十四帖のあらすじはたどれますが、本書の対象はひと通り源氏物語を把握した読者ですね。本文中に古今の源氏研究者の学説を紹介していますが、それを学者の名前だけで紹介していて、関心があればこちらです、ということで参考文献を載せています。その手際の良さが知的で、参考文献の多さが素晴らしい。高木さんの解釈も、“ひと時の消えゆく藻屑”と記す無常観漂う「おわりに」もナイスです。これからの益々のご活躍を楽しみにしています。
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源氏物語の書かれた時代、紫式部の立ち位置、同時代の清少納言や他の作品との関係もわかります。ストーリーを把握しているひとむけの印象。
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源氏物語のあらすじを始めから一通り解説していく本。新書なので飛ばし気味に説明していくが、それはそれでわかりやすい。研究者の解釈を所々解説したり比較したりしていて、読み方が広がった。
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著者の高木和子さんは、かつて瀬戸内寂聴が源氏物語の現代語訳を手がけるにあたり、巻末資料を作る仕事をしていたらしい。そのときから、「この物語に関心を抱く一般の人たちに向けて語り、書くこと」を考えながら、研究をしてきたと言います。以下、著者の弁を借りながら、源氏物語について語ってみたいと思います。
日本が世界に誇る名作「源氏物語」が千年を超えて受け継がれてきたのは、後代の和歌の世界で重んじられてきたからです。つまり、和歌を作る上で、必須の教養として研究の対象とされていた。また、現代に生きる私たちも、ほぼ完成した形で、この物語を読むことができる。他の書物などでも言及されたり、絵巻に描かれてもきた。これほどまでに読む者の心を惹きつけてやまない源氏物語の魅力の一つは、登場人物が虚構の人物であるにも関わらず、まるで血の通った人間かと錯覚するような繊細な心理描写にある。主人公の光源氏を始め、物語を彩る女性たちは、みな、複雑な内面を持っていて、そこに浮き彫りにされる価値観が物語と連動してもいる。
こうした魅力があるからこそ、源氏物語は制作当初から人気があり、今にまで受け継がれているのでしょう。
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源氏物語全体を丁寧に辿りつつ、時には原文を引用し、当時の世相や文化を踏まえながら解説。登場人物の心情の解釈等もなるほどと勉強になる。
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『源氏物語』の全54帖について、適宜原文を引用しつつ、研究史上の通説的理解や著者の個人的な見解を踏まえ、その内容を丁寧にたどる。
良質な『源氏物語』の入門書である。自分は、『源氏物語』については、高校の国語で「桐壺」と「若紫」の一部を習ったのと、『源氏物語』は漫画版で大体の内容を知っているくらいだが、本書を読んで、ストーリーのよいおさらいになったし、理解が深まった。
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源氏物語の全ての巻について、短いながらも丁寧に解説されている。
特定のテーマから読むタイプの解説本ではなく、全体のストーリーや文化の把握をするのにちょうど良い本だった。
与謝野晶子訳の源氏物語が結構難しくてあまり理解できていなかったけど、この本読むことで大まかに把握できた