- 販売開始日: 2025/03/19
- 出版社: 光文社
- ISBN:978-4-334-10593-8
春立つ風
著者 あさのあつこ(著)
油屋『出羽屋』の離れで放蕩息子一郎太が喉を突き、自ら命を絶ったという。主、忠左衛門と後添えのお栄に話を訊く同心木暮信次郎はいつになく執拗だ。彼が拘るということは、ただの自...
春立つ風
商品説明
油屋『出羽屋』の離れで放蕩息子一郎太が喉を突き、自ら命を絶ったという。主、忠左衛門と後添えのお栄に話を訊く同心木暮信次郎はいつになく執拗だ。彼が拘るということは、ただの自死ではないのか――。研ぎ澄まされた刃を封印し、揺るぎない商いの未来に情熱をそそぐ遠野屋清之介、岡っ引が天職の伊佐治、そして、清之介を獲物ととらえ、歪な眼差しで人を見る信次郎。男たちの感情が静かに熱くうねり合う、弥勒シリーズ最新刊!
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2025/05/20 14:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもながら遠野屋さんと木暮様、そして親分の3人が顔をつき合わせる場面には張り詰めた緊張感がある。
木暮様は人間の業を見つける顕微鏡のような人。
そして見つけた業の持ち主を舌先で弄ぶ。
遠野屋さんはそれを跳ね返そうと足掻く。
今回、最後に遠野屋さんの胸に湧き上がった静かな殺意は何処に向かうのだろうか。
親分はそれを見届ける役目を負った人なのか。
行きつく先はどこなのか、目が離せない。
自死
2025/05/27 23:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいたい、同心の木暮が目をつけるのは、犯人かもしくは、重大な関わりのある人間に違いないと、読み手が思っちゃいます。それと、岡っ引が天職の伊佐治が出て来ると……。放蕩息子が自死するのは有り得ないという見解はどうなるのか、どきどきしました。