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エンカウント ~共演者の誘惑~ みんなのレビュー

  • 著者:浅海ゆい, イラスト:桜城 やや
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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

電子書籍エンカウント ~共演者の誘惑~

2017/03/20 00:50

攻のキャラ重視の人には堪らない作品でした

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Nagi - この投稿者のレビュー一覧を見る

知人から借りて読んだのですが、手元に置かねば気が済まなくなるほどキャラもストーリー展開もドストライクな作品でした。

自分は特に攻キャラが自分の好みかどうかで作品を選んでしまうほうなのですが、受視点の作品で受の「恋愛感情補正」に近い攻のハイスペックというのではなく、サブキャラたちから見ても、そして読み手が受の贔屓補正抜きで見ても「何この高スペック!」とドキドキしてしまうほどの攻さんで、受との絡みは当然ながら、それ以外のキャラとのやり取りの一つ一つまでがもういちいちカッコよくてどうしようかと思いました。
受に対してのどうこうという面以外でも、特に殺陣師という自分の仕事に誇りと責任を生真面目なほどに持っている攻・蘇我幹也は仕事人としても相当にかっこいい。
そして自分に妥協しない上に、役者の受・嵐士もまた仕事の面では似た者同士なので、かなり過酷な稽古を付けたり、嵐士もそれに懸命に応えたりと、お仕事小説な一面としても読みごたえのある作品でした。
全力でBLでありながら、自分の仕事に信念と誇りを持つ二人の対等な関係でもある、という二本の軸がある素晴らしい作品でした。

仕事面での妥協を許さないお互いがお互いに対して激しいやり取りをする分、プライベートな恋愛方面でのギャップがより一層「違う意味で」激しくて(笑)、仕事でのスパルタ鬼殺陣師と、プライベートでの超絶過保護な恋人(候補)としての蘇我のギャップに萌え転がりました…とレビューを書いている今もまた思い出すとニヤニヤが止まりません(笑)

作者さんのデビュー作とのことですが、そう思えないほど完成度の高い作品で、最初にこの本を貸してくれた知人からそう聞くまでは、ベテラン作家さんの作品だと思っていました。
本作に登場するサブキャラがメインのスピンオフ作品もあるとのこと、積読の本を読了したらそちらもぜひ読もうと思っています。
メインはもちろん、サブキャラも一人一人が個性的で素敵な人ばかりの素晴らしい作品でした。

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電子書籍エンカウント ~共演者の誘惑~

2016/12/05 20:19

師弟関係

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ストーム - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作家さんのデビュー作だそうで、、ふたりの関係性が良かったです。続編があったら見てみたいな〜。オススメです。

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電子書籍エンカウント ~共演者の誘惑~

2020/09/08 17:16

役者馬鹿

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

受けが、憧れの人である攻めに指導を受け始めた頃の攻めの印象が『鬼+悪魔+巨人+豹=魔王』
初めて攻めの舞台を見てから受けの役者人生は変わる
攻めとの共演を目指して順調にキャリアを積んでいた受けは、攻めの劇団が解散し、攻めが役者を引退すると知りやけ酒を飲んでいた
そんな受けの前に憧れの役者に似た男が現れ「抱きつぶしてやる」とホテルへ
次の日その男が本物の憧れの人で彼らの新しい劇団の客演を頼まれることに、そこから受けの奮闘が始まる

文句なく面白かった
「舞台以外は目に入らない、とにかく今は舞台」といった受けの真っ直ぐさが小気味よく、ウジウジしてない潔さが好感が持てた
良い感じに鈍感な所も攻めを引き付け離さないポイントかも

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電子書籍エンカウント ~共演者の誘惑~

2018/05/15 14:00

面白い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る

若手俳優の嵐士は、共演を夢見てた役者の引退に傷心し、
酔った勢いで似た男と一夜を共にして…
読み終わって、素直買って良かったと思った。

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電子書籍エンカウント ~共演者の誘惑~

2021/10/18 17:08

飴と鞭

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私が思い浮かべる下北は、10年以上も前の町並みだ。
駅前の階段に集う若者、雑多な商店街、少し離れれば割りと静かな住宅地、人気のタコ焼き屋さん、古くて素朴な対面式のパン屋さん。
そんな中に、突如人の集う場所があれば、そこは公演前の小劇場。

もうその店々は無いだろうけれど、きっと本質はずっと変わらないだろうと思わせる町。
そんな下北沢を拠点とする、劇団員の団員さん達のお話。

殺陣を得意とする演劇集団アルファの旗揚げに、客演要員として主演を(半ば強引に)命ぜられた嵐士。
ずっと憧れていた俳優の蘇我が、殺陣師に転向した事でヤケ酒を飲みグダグダになっていた所を本人に声を掛けられ、食われ、翌日主演に抜擢され、あれよあれよという間に、みっちりしごかれている日々……。

至れり尽くせり、拒否権無しの中、嵐士にシツコイ嫌がらせの手紙が届き、とうとう部屋に投石までされる事件が発生。
またもや問答無用で蘇我の家に同居することに。
嫌がらせの犯人と、公演の行方は。

というお話ですが、スピンオフを先に読んでしまったので、個人的にはどうしても、そちらの劇団アルファの印象が強いです。
特に、挿絵家さんが違うので……。

憧れていた相手にも興味を持たれていて、同居の末溺愛され、という流れは同じように思いました。

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