ドールズ みんなのレビュー
- 著者:高橋 克彦
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紙の本月下天使
2011/10/23 21:38
新しい局面へと向かうシリーズ、その分岐点となる作品
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学3年生怜の体の中には江戸時代の人形師、目吉が棲んでいる。
目吉センセの推理が冴えるドールズシリーズが、新たな局面を迎える。
見た目は子供、中身はオヤジ、なんだけど、いかんせんアガサ博士@名探偵コナン、みたいな人はいないわけで、なかなか行動が伴わなかった。が、今回、目吉の手足というべき存在が現れる。
喫茶店で働く謎多き女性、聖夜、は目吉@怜が動けない分、それをカバーする。
これは、無敵だなって思っていたら、さらに強大な敵が現れました。
うむ。
ここから、壮大なバトルものにシフトしそうな気配です。
でもって、目吉がなぜ死んだか。なぜ、怜の体によみがえったか。そういう謎がこれから明確になってくる感じです。
けれど、それはシリーズの終わりを意味するんじゃないかとも思うわけで…。
まぁ、どんどん成長していく怜の中に棲むことは、怜にも目吉にもやはり不幸でしかない。
と、見ると、随分哀れな話、というかシリーズなのだなと思う。
どう転んでも、そこには悲しみがある。
それは避けられない。
避けられない悲しみを、どう昇華していくのか。きっと、それがこのシリーズの喜びなのだろう。
紙の本ドールズ最終章夜の誘い
2020/11/19 13:39
ホラー、サスペンス、SFにファンタジー。江戸時代ものなどすべての要素を昇華させ、ドールズシリーズ完結!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、7歳の少女に江戸文化文政期の人形氏泉目吉が転生。目吉は、その少女の中に宿りながら、さまざまな事件を解決してゆくという…ホラー、サスペンス好きのみならず、江戸文化好きにもかなり楽しめる要素が満載のお話も本書で完結。
物語は、少女の身体に棲んでいる江戸の名人形師・目吉が、なぜ彼が江戸から現代へ転生しなければならなかったのかの真相を追うもの。陰陽師が登場したり、現代から江戸へとタイムスリップしたり、ついでに、同じ作家の違うシリーズの主要人物が登場したりと忙しかった。別に、タイムスリップしたわけじゃない読者までいっしょに連れていかれた気分でした。
紙の本月下天使
2020/11/15 22:16
シリーズ4作目には新キャラ登場。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
7歳の少女に江戸文化文政期の人形氏泉目吉が転生した物語の4作目。目吉は、その少女の中に宿りながら、さまざまな事件を解決してゆく…というその活躍ぶりももちろん健在。そして、ホラー、サスペンス好きのみならず、江戸文化好きにもかなり楽しめる要素ももちろん満載でした。
特に本作では、謎めいた美少女・聖夜が新キャラとして登場。魔物「箱神」との対決はけっこうな迫力で、ますます面白さが増しました。
紙の本闇から招く声
2020/07/26 13:37
軽妙な、目吉の江戸弁がいい。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
七歳の少女に江戸文化文政期の人形師・泉目吉が転生したシリーズの三作目。前作は、目吉が、さまざまな事件を解決してゆく連作短編であったのに対し、本作は一転。大長編&本格派ホラー小説だった。
残虐なシーンもことのほか多く、実は、基本的に、かなり私好みじゃない物語。しかし、なぜか夢中になって読み進む。
警察のことをお上、刑事らを役人ども、妙齢の女性をあねさん、もっと上はお上さんという言い換えが私的には面白く。「お若ぇの、これで得心いきやしたかい」なんて言い方にぐっと来る。目吉の、軽妙な江戸弁が、苦手なテイストをそうとうに払拭してくれたのでした。
紙の本闇から覗く顔
2020/07/23 15:13
先が気になり一気読み。
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
何気なく読んだ一作目の『ドールズ』がめっぽう面白かったんで2作目も手に取る。7歳の少女に江戸文化文政期の人形師泉目吉が転生し、1作目がその成り行きがメインだったのに対し、本作は、本格的な目吉の謎解き短編集。
この目吉さんは、なかなか人物ができた人かつ、名探偵さながらの推理力。加えて、軽妙な江戸弁に魅了されます。そして、読了するや否や、次作を読みたくなる。
シリーズはもう完結しているので、次作を待たなくてもいいところが、古い本を読む醍醐味。
紙の本ドールズ
2020/06/27 22:03
先が気になり一気読みしたい。
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
7歳の少女に江戸文化文政期の人形氏泉目吉が転生。目吉は、その少女の中に宿りながら、さまざまな事件を解決してゆくという…ホラー、サスペンス物語シリーズの第一作。江戸文化好きゆえに手に取って、期待以上の面白さに満足。本作は、目吉が転生した成り行きみたいなものがメインですが、シリーズは5作目まであって、一気に読んでしまいたくなりました。すぐに2作目『ドールズ 闇から覗く顔』を入手しました。
紙の本闇から招く声
2015/09/25 09:02
今回は
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと前作までと雰囲気が違うみたいですね。他の方のレビューをみるかぎり。私はあらすじの猟奇、サイコミステリっぽいのに惹かれて購入したので満足です。ただたくさんの伏線を張った割には最後はちょっと駆け足だったような・・・・それが残念です。
紙の本闇から招く声
2005/08/04 10:49
目吉のセンセー、久しぶりの大活躍
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女の中に甦った江戸時代の人形師 泉目吉。この目吉のセンセーとその周りの人々が巻き込まれる事件を描く、久しぶりのシリーズ作。待ち遠しかったです。
久方ぶりに会った目吉のセンセーは、宿り主の少女、怜との交換も、周囲の人々との関係もスムーズにいっているようで、まずは一安心。それにしても、目吉のセンセーが起きているときは、8歳の少女が男のダミ声、しかも江戸弁で話し、ときにはタバコも吸うって、よくよく考えてみるとかなり不気味でグロテスクですよね。まあ、それはさておき、その鋭い観察眼とあくなき好奇心のおかげで見世物のお化け屋敷の中で、首と胴体が切り離され、内臓を掻き出された無残な死体を発見してしまう目吉のセンセー、そこから巻き込まれる連続殺人事件、センセーの推理はいかに?といった内容。ホラー色の強かった前作までと比べて、サイコミステリっぽい感じに仕上がっています。
果たして自分が少女の中に生きていていいのか疑問を持つようになった目吉のセンセーの今後がどうなっていくのか、とても楽しみです。ただ、前作までは濃厚に漂っていた江戸の香りが本作ではあまり感じられなくなっていたのがとても残念。そのあたりのことも考えて、次作はもっと早く読ませてほしいものです。
紙の本闇から招く声
2005/09/08 23:55
目吉センセー今回は苦戦かな・・・あまり続きが出ないので新刊チェックするの忘れてた。新着書評読んであわてて買いました。bk1読んでて良かった。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゴン狐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の天才生人形師泉目吉が、交通事故をきっかけに少女怜の意識の中に甦り、怜の叔父の結城恒一郎達と殺人事件を解決するシリーズ第三弾。
相変わらず読み終わった後が、殺伐としていず、ほんのりしんみり暖かい。とはいうものの、殺人事件の様相は今までになく、グロテスクでスプラッター映画のよう。あまり映像の詳細を思い浮かべないことをお勧めします。殺人の理由も単なる猟奇事件の域を出ておらず、加害者に前作までのような人間味や悲哀が感じられませんが、目吉センセーへの妙な親近感を感じさせる言動で救われる感じでしょうか。
最初は好きになれなかった怜の父親真司も、目吉センセーとの見かけ親子のでこぼこコンビも板についてきて、怜だけでなく目吉を庇おうとする様がジンときます。
お医者さんの漫才コンビは、ちくちく松室先生をいびる戸崎先生、好きですねえ。この二人が出てくると雰囲気が明るくなって、他の登場人物同様ほっとします。今回は、恒一郎の影が薄い気がしますが、その分他のキャラが頑張っています。
途中から犯人も検討がついてくるけど、登場人物達が、事件が進むたびに色々な推理をして真相の方向を散らしてくれるので、一人犯人像を確信している目吉センセーの気分に迫れました。でも、犯人が検討ついちゃうって方が性格歪んでるなあとラストに近づくにつれ、何だか複雑な心境に陥りました。恒一郎の恋人の香雪に推理を披露して、非難されしゅんとする目吉センセーの落ち込みを実感。でも、近い将来日本でもこんな事件が起こっても、誰も驚かなくなる日も遠くはないのでしょうか。そんなことを暗示させられぞっとしたのも、作者の静かな意図を感じます。
雨に散りゆく桜の中に横たわる、人形にも魂を抜かれた少女のようにも見える体や周囲に流れる緋色の血。表紙の華麗さと凄惨さが入り混じった様が、しんと冷たく怖いけれど目を奪われます。
紙の本ドールズ最終章夜の誘い
2016/11/06 20:31
シリーズの大団円、外連味がすんごいです
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドールズシリーズの最終作。
前作で「箱神」を追って、死んだ聖夜のお葬式から始まりますよ。
で、壮大な冒険になっていくのだが…。
ちょっと駆け足だったかな。でも、様々なことへの膨大な知識に圧倒される。
が、それを生かすために(?)ちょっとご都合かねっという展開が…。
まぁいいんだけど。
でも、やばげな展開になったからこそ、怜ちゃんと目吉の混在っていうのがなくなっていて、それが面白いのに残念だったかも。まあ、そこで怜ちゃんがどうのってなると、彼女のトラウマになりそうだから、むしろなくてよかったんだろうけど。
なんか、ホラーで始まったシリーズだったけど、最後はほんわか暖かい光に満ちていた。
人は望むかぎり、光に手を伸ばそうとする限り、前にむいて進んでいけるという、多分そういうこと。
智内兄助氏の表紙が今回も素敵でした。
(そもそも表紙買いだったしね)
紙の本ドールズ
2016/01/23 00:01
ホラーミステリ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tan - この投稿者のレビュー一覧を見る
7歳の少女が交通事故にあって昏睡状態。しかし夜な夜な出歩いている形跡がある。タバコを吸ってるシーンはある意味ショッキング。でもね。読んでいくと憎めなくなるんですよ。
紙の本闇から覗く顔
2016/01/22 23:57
いきなりミステリー
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投稿者:tan - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作ドールズはホラーちっくなミステリーでしたが、本作からは
少女に取り付いた目吉先生が主役の謎解きミステリーになります。
しかし、どっちも面白い。江戸の知識から謎を解く、目吉先生のファンになります。
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