合本 64(ロクヨン)【文春e-Books】 みんなのレビュー
- 横山秀夫
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2021/10/08 22:47
僅か7日で終わった昭和64年に、
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
14年ものあいだ取り残されてしまった人の想いが痛切です。謎解きだけでなく、組織の縄張り争いや人間ドラマにも引き込まれました。
2018/01/17 13:52
葛藤の物語
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
当初は警察小説と知って購入をためらったが、ある雑誌での評価の高さに興味をそそられて読んでみた。結果、警察は舞台であり、主とするのは広報官・三上の葛藤の物語であった。組織、家庭、過去、自分自身・・・誰しもが抱く葛藤が怒涛のように襲いかかる。40代前後の男性ならば、特にこのリアルさを感じられるのではないだろうか。人生における葛藤をどう切り抜けるのか。じっくり読んでいても後半からはページを繰る手が止まらなくなる。ただ、「ロクヨン」の解決に眉唾な点があったり、家庭問題が未解決であることでカタルシスが半減したことから、星4としたい。
2016/09/19 05:06
ハラハラしました
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和64年に起きたD県警史上最悪の未解決誘拐殺害事件を巡り、時効1年前の平成14年になって、刑事部と警務部がなぜか全面戦争に突入し、刑事上がりの広報官三上は己の立ち位置を自問自答し続けることに。彼の娘は家出中で、そのことが弱みとなって、そりの合わない上司の手足にならざるを得なくなっている状況です。上司は彼を決して信頼せず、必要最低限の情報しか与えません。広報とマスコミの関係は匿名報道を巡って拗れまくり、こちらも全面戦争の様相を示してきます。そうした中で真相に少しずつ近づいていく三上を描く物語、とでもいうのでしょうか。上・下巻合わせて1100ページを超え、非常に読み応えがあります。
三上が少しずつ自己認識を掘り下げ、逃避している自分を自覚し、だんだん今現在の職責に目覚めていく過程、そして家出した娘及び奥さんへの理解を深めていく過程が、事件を追うサスペンス・メインストーリーにより深みを与えているように思います。
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