百万石の留守居役 みんなのレビュー
- 上田 秀人
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2020/06/14 00:36
無題
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投稿者:rijin - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズ、相変わらず面白いのう。
上田さんの作品の中でも、秀逸じゃ。
成長譚のすがすがしさと、老獪な権謀術数の粋、両方を楽しめる、、、
忖度
2017/12/13 15:12
毎回面白い
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投稿者:crude - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の進展が、毎回面白くすぐに読み切ってしまう。
波乱
2016/10/24 17:41
面白いです!
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投稿者:さんたろー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここのところ時代小説に凝っていて、あれこれと読んでいたのですが、これほど先が楽しみになった作品は久しぶりです。主要な登場人物の描写がとても丁寧に行われていながらも、文章が簡潔というか長ったらしい感じは全くなく、早く先が読みたくてついつい夜更かししてしまいます。
最初に3巻まで購入していたのですが、1巻読み終わった時点で、すぐに4巻以降も購入しました。早く読み切りたいけど、読み終わるのがもったいないような気もしています。
波乱
2013/12/28 17:07
上田秀人 波乱
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投稿者:F-DEMEKIN - この投稿者のレビュー一覧を見る
奥祐筆シリーズ終了後の新たなシリーズ。面白くて一気に読み終えました。今後の展開に期待が高まります。ただし、第1巻は前田利家を初代藩主とするのか、徳川家に封じられた利長を初代とするのかはっきり統一していないようで、今までの私の認識での三代藩主利常が、二代だったり三代という記述がありました。第2巻目からは、初代を利長にしたようで、二代目は利常になっています。
新参
2014/09/04 21:48
若き留守居役の主人公の活躍
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投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
早くも三作目となった本シリーズだが、主人公瀬能数馬は留守居役という重職を与えられ、戸惑いからまだ立ち上がれていない。同僚の留守居役や先輩からの指導を受ける立場である。留守居役、しかも江戸に派遣されている留守居役は他藩との交渉や、幕府から不利な指示が出ないようにすることが主な役目である。
つまり、藩の外部との外交を担当する役であるといっても良い。老中の堀田備前守の留守居役は加賀藩を放逐された札付きである。こういう曲者との折衝などは、それまで全く外向きの仕事とは縁のなかった数馬が戸惑うのは当然である。
慣れない留守居役の仕事に没頭する瀬能数馬であるが、許婚者は加賀にいる。それが本多家の娘である。本多家は家康の時代から徳川家に仕えていた。本多正信は家康の右腕として活躍したが、その後本多家は訳があって、現在は加賀藩にいる。数馬は本多家の後ろ盾があるので、地位は低いとは言えない。
もともと、瀬能家は旗本という将軍直参の身分であったが、やはり加賀藩の藩士となっている。本編での設定は、四代将軍家綱の時代であったが、焦点はその後継将軍を誰にするかを決めようとしていたことである。病弱な家綱の後継は、通常ならば長男であるべきだが、子供はいない。
そこで、幕閣が集まり意見を闘わせる。家綱は何と外様大名の加賀藩主、前田綱紀に将軍就任の意向を聞いてきた。家綱というよりは大老の酒井忠清が実務を仕切っている。幕閣が意見を出し合うとは言え、実質的には酒井大老が実権に物を言わせて場を牛耳る。大老、老中が意見を闘わせる場面はなかなか面白い。
前田綱紀は将軍への就任を断った。次いで京におわす親王に意向を伺う。鎌倉幕府で将軍が三代で途切れそうになった際に、親王を招聘しようとしたが失敗し、代わって公家から招いた故事をなぞったようだ。
本書の最後ではついに来るべき時が来た。いよいよ後継者争いは急を告げる。なかなかストーリーの盛り上げ方が巧みである。文庫本としては活字が大きく、したがってボリュームもやや足りないのだが、それを上回る面白さが上田の小説には備わっている。
思惑
2014/02/11 21:36
将軍後継者として外様大名を描く
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投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上田秀人の新しい百万石の留守居役シリーズ第2弾である。奥右筆シリーズの後継だそうである。ということは、十冊以上の長編になるということか。第1作と第2作の本編は間をおかずに刊行された。通常は半年の間隔をもって発刊されるのだが、これも話題性を盛り上げるためであろう。
本シリーズの主人公は、加賀前田藩の藩士である瀬能数馬である。主人公が藩士であるのは珍しい。今まではほとんどが江戸城中に勤める役人であったからだ。加賀百万石の前田藩とはいえ、外様の前田家では幕府の権力とは無縁である。
ところが、時代は徳川家綱が将軍である。家綱は三代将軍家光の息であるが、病弱の上に子に恵まれなかった。それで何が問題かといえば、後継者である。弟の綱吉や甲府徳川家などが後継者争いに暗躍する時代である。この時代は上田も他の小説で将軍家後継騒動の格好のプロットとして取り上げている。
加賀前田家には徳川から娘が輿入れしており、その子は前田家とは言え、将軍家の血が入っている。そこで大老酒井忠清が暗躍して前田家に話を持ちかける。たしかに話としては大変面白いのだが、ここからの展開次第でこの小説の盛衰が決まってこよう。本編では主人公の瀬能は加賀藩の当主から江戸留守居役を命じられるところで終わっているからなおさらである。
史実は知っての通りであり、このストーリーの盛り上げ方に工夫が必要である。一見ありえないような話だが、そもそも将軍の後継者選びについて、上田はかなりの頁を割いて説明している。長子相続が最も皆が納得しやすいのだが、それを続けているとあっという間に滅びてしまう可能性がある。無能な後継者が生まれる可能性である。
徳川将軍家の歴史を見ても、長子相続の方が珍しいほどであることに気付かされる。そうでなければこれをストーリーにするわけがない。御三家、御三卿など将軍の待機組をわざわざ作っているのもそのためである。武家政治であるとはいえ、戦がなくなってしまってからは、政治の力量が試されるのである。
武道が長けているから将軍になるわけではない。人が従ってくる力量、包容力、人徳がなければならない。そこは時代を問わないところであろう。そこが本編でも注目したいところである。上田がどう描くかである。
波乱
2017/05/17 16:52
これまた面白そう
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投稿者:何時まで読んでるの - この投稿者のレビュー一覧を見る
「百万石の留守居役」を読み始めたがこれまた面白そうである。前田藩重臣前田直作と藩士瀬能数馬の出会いから始まり、直作の出戻り娘琴との絡みを含めた背景設定が面白い。その二、三と即注文した。
2019/04/22 21:39
普通に面白い
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投稿者:きゅうたる - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代小説らしい、読みやすく、のんびり楽しめました。
勧善懲悪、あまり残酷さもなく、安心して楽しめて良かったです。
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