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統計でウソをつく法 みんなのレビュー

  • ダレル・ハフ, 高木秀玄
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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (5件)
  • 星 4 (4件)
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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

思考のレッスン1

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 少年による凶悪犯罪を例にとってみよう。巷では、少年による凶悪犯罪は最近になって急増している、とされている。なるほど、確かにここ10年のグラフを見ればそうかもしれない。しかし、最近40年のグラフを見てみるとどうだろう。少年による凶悪犯罪は、昭和35年ごろと比べて格段に減っているのがわかるはずだ。また、少年による凶悪犯罪が1997年になって急増したことに関して、件数だけを見て昨今の少年は凶悪になっているのだ、という人も多い。然るにその急増の背景を見てみれば、少年や若年による犯罪で「強盗傷害」とされるものの基準が極端に広がったことがわかるのである。また、ここ10年の少年による凶悪犯罪の件数を表わしたグラフで、その縦軸(件数)の一番下が0ではなく1000だとしたら?少年による凶悪犯罪は1997年を境に何倍にも激増した、という印象を受けるだろう。
 このように、たとえ統計データが正しいものであっても、グラフを少しいじるだけで情報の受け手を騙すことは難しくはないし、統計の「裏」を読まなければ本当の真実にたどり着くことは難しいのである。
 このような統計の操作以外にも、本書ではさまざまな「統計でウソをつく法」が紹介されている。例えば、わが国においても「平均」や「標準」といった言葉に簡単に参ってしまう人は少なくないが、例えば幼児の発育の「平均」の場合、生後何ヶ月で首が据わるのが「標準」であるとしても、その半分は「標準」よりも発達が「遅い」のである。「平均」や「標準」は全てを語るかのごとく錯覚されているが、それは単なる指標に過ぎないのであって、それを過大評価してしまうほうが莫迦げているのかもしれない。
 特に注意が必要なのは、ヴィジュアルを利用した表である。例えばある都市の住民の平均収入を金の入った袋で表すとする。そうすると、収入が2倍になると、袋の大きさも2倍になる。しかし情報の受け手には、縦が2倍、横が2倍、奥行きが2倍、すなわち8倍に印象付けられるのだ。
 それ以外にも、サンプリングで必然的に現れる「偏り」や、怪しい「相関関係」など、統計で騙されないためのヒントが多く掲載されている。
 わが国の「社会調査」報道で不思議に思うのは、「誤差」がないことである。仮に社会調査のサンプルが母集団を代表していると判断しうるものだとしても、やはり調査の結果と実際の動向にはある程度の確率誤差や標準誤差が存在する。それなのにわが国の報道は、数字だけを見て比較することが多く、「誤差」を提示することはない。また、外部の調査を報道する場合も、その調査の信頼性を吟味することなく、ニュース性が高いものであれば即座に記事にしてしまう傾向があるが、情報の送り手であるマスコミがその点に無頓着であるならば、受け手である市民が「調査」報道やグラフにおける詐術を見破り、信頼できないものは拒絶するという姿勢を育てていくことが重要であろう。
 (〈思考のレッスン〉の2は市川伸一『考えることの科学』(中公新書)、3は谷岡一郎『「社会調査」のウソ』(文春新書)の書評に掲載してあります。)

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高校生以上必読せよ!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る

原著1954年、ブルーバックス初版1968年、今も版を重ねている古典の名著。
扱われている例も昔話だがコロナ禍の報道を見ても使われている手口はさほど変わらないから
新刊として売れているし最近、図書館でも貸し出しが増えているようだ。

古典に学ぶのは大事なことで高校生以上の必読書とするべきである。
数式は出てこないし中学生でもわかるんじゃないかな。

講談社は売れているから、そのまま刷っているだけかもしれないが
新訳を出してくれても良いのでは。


★統計のウソを見破る5つのカギ
1.誰がそういっているのか?(統計の出所に注意
2.どういう方法でわかったのか?(調査方法に注意
3.足りないデータはないか?(隠されている資料に注意
4.いっていることが違ってやしないか?(問題のすりかえに注意
5.意味があるのかしら?(どこかおかしくないか?

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気づけばだまされてるかも

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

統計を使ってどうやってデータをだまくらかすかという本。
数値の出したかそのものやサンプルの選び方、グラフの書き方まで、いろいろな方法でだます方法が乗ってる。
この本はこうやってだませという内容ではなく、こうやってだましてくるから気をつけて見抜こうねという内容なので、読んでおいていいと思う。
内容自体は古いけど参考にはなるし、今でも使われてる手法は多い。

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電子書籍統計でウソをつく法

2018/09/15 13:23

テレビCMの見方が変わる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miya - この投稿者のレビュー一覧を見る

たとえば、ある健康食品を「よい」と言った人が95%!という円グラフが出たとする。昔はこのグラフだけだったが、最近は本当に小さくn=15なんてこの質問に答えた総数が出ている。
この本を読んでいれば、データの母数の少ないデータは信頼できないことがわかる。
こんなのは初歩のうちだが、知らないで騙される人がたくさんいるということは、この統計に対するリテラシー不足を露呈しているといえよう。

そう、だから以前進路指導をした生徒が、この本を参考図書にして推薦で合格した大学から課題を出されていたのだと。

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学生時代を思い出しながら

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:めいてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

30年前、学生時代に統計学の先生の課題図書として読んだのを思い出して再読してみた。
統計学に詳しくなくても読むことのできる内容で、何十年も前に出版された本であるのにもかかわらず、内容に古さを感じさせないよい一冊です。

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