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単純な脳、複雑な「私」 みんなのレビュー

  • 池谷 裕二
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.4

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本単純な脳、複雑な「私」 または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義

2020/02/06 11:24

最新の脳科学の成果から私たちの抱く心象イメージの生成について解説した画期的な科学書です!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、理科系の難解な知識をとても分かりやすく解説してくれると大好評の講談社「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は最新の脳科学の成果を理解できる画期的な科学書です。同書では、近年の科学技術、特に脳の研究によって明らかになってきた、私たちが抱く「心象イメージ」について詳細に解説したものです。内容構成も、「第1章 脳は私のことをホントに理解しているのか」、「第2章 脳は空から心を眺めている」、「第3章 脳はゆらいで自由をつくりあげる」、「第4章 脳はノイズから生命を生み出す」といった興味深いものとなっています。これで、脳と心の繋がりが分かります。

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紙の本単純な脳、複雑な「私」 または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義

2019/06/30 09:07

最高!です!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ブルーバックスに於いて分厚い本ですが、面白すぎて(正確には興味深過ぎて)、一日で読了してしまいました。あまりに興味深過ぎて、随所でメモを取ってしまいました。誰かにアウトプットしたくなります。
 著者が近しい年齢である点に親近感もあったし、また本の中身が高校生への座学講義スタイルなので、かなり専門的な内容でも話し口調風に易しく感じます。
 講義を聴く高校生もレベルが高く、そのうちの一人が東大の理科三類へ合格したのも頷けました。
 本書を読了して脳科学を勉強してみたくなりました。より正確に言うならば、池谷先生に教わりたくなりました。

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紙の本単純な脳、複雑な「私」 または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義

2015/12/10 00:22

学際的であり、豊富な事例紹介にあふれた本

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日常、なんとなく感じていることを、脳科学が脳活動の変化を客観的に指標化して証明する事例がたくさん載っている本です。

 怖がっている人に、愛し合っている人が手を握ってあげると、島皮質という恐怖を感じる脳部位の活動が減るとか、事例が豊富なだけなら、こんなに人気は出ない。

 面白いのは、思ってもみなかったけど、脳にはこんな機能があるのか!とか単純なようでいて、へんてこりんな作りでもあり、なんともアンバランスな脳。

 例えば、ネズミの脳の報酬系のある部分に電極を差し込んで刺激し続けると、寝食も忘れて餓死するんです。マズローっていう人がいて、人間の欲求はいろいろあるけど、ピラミッド構造で、生理的欲求とかそういうのが満たされてから、安全の欲求とか、承認欲求に行くとか言ってましたが、そんなことなかったんですね。

 でも、旧バージョンの知識がいまだに看護や福祉の教科書に載っています。薬物等のアディクションが生理的欲求よりも優先順位が高いってのは、もっとアナウンスされてもいいと思うんです。

 苦さは本来、毒物の危険信号だから、ブラックコーヒーとかビールといった苦味に対して「リスクを侵す快感」があって子どもはそういうの、わかんないけど、学習によって後天的学習ってのができるってのは、大人な私にグッとくるものがありました。

 この本で「他人の心が理解できるのはなぜ?」ってのがあって、痛みがあるからこそ、危険を察知する能力が長けて、無意識のうちに痛みを感じないように身体に過剰な負担をかけないようにします。

 ここで実験があって、3人でバレーボールのテレビゲームをやって、対戦相手は見えない状態で、トスで3人全員でボールを回し合う。で、この対戦相手の2人がグルで、この2人がコンピューターで楽しくトスしあっていたのに、突然、本人だけがのけ者にされて、コンピューターの2人間でボールをトスしあうっていう「のけ者」状態にした時、その人の脳のMRIは、痛みに反応する脳部位と同じ領域が活動したとのことです。

 だから心が痛いってのは、ホントに痛みがある。のけ者にされたくないってのは身体が損傷を受けるくらいに痛みを感知する感覚システムで、社会的な痛みってのは、ホントに痛いわけです。

 仲間からの疎外を感知するために痛みが伴う。だから家族の人から愛情たっぷりに育てられた人からしたら、無縁とか下流とかいった他人の痛みを想像して、痛覚系回路が活性化することがある。だから、池谷さんは共感の心も痛みから生まれている、とします。

 脳科学がすごく学際的な学問で、ひょっとしたら脳の分析によって、これからもっと研究が進んで、私たちの脳のクセがわかってきたら、もっとケアの場で、がんとかの社会的苦痛についても新しい知見が起こるかもしれませんね。

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