伊達政宗 みんなのレビュー
- 山岡荘八 (著)
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |
伊達政宗 1 朝明けの巻
2004/01/23 23:21
熟柿
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:湯渡 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オヤジが読んでいた。
大学進学のため上京するにあたり全巻オヤジの本棚から失敬してきた。
そして十年以上が立つ。
大学時代の四年間が八割強を占めている
現在のワタシという人格を形容するにあたり、
その四年間から今に留まることなく私自身のあらゆるウゴキの、
けして正面ではなく常に裏少なくとも側面に削りきれないほどこびりつき、重層を形成しているものがこの本の中に積載している。
「機が熟す」
機にのぞんで風雲を巻き起こしたり、
機を失して生涯ロウコウに沈面したりする。
機嫌がよくて、機敏にうごいて、機会を掴んで、機密に参画して、
機に適してゆく機能があれば申分ないのだが、機を逸したり、機を失したりしていたのでは敗残者だ。
しかし、機は、向こうから柿の実のように
赤くなって見せてくれるわけではない。
機転を利かせて、熟した機を鋭敏に察知し、
これを即座に活用にするため熟考を繰り返しモノにする。
熟した機は人を待たない。一瞬にして訪れ、一瞬にして去る。
その機熟に備えて、常に気(呼吸)を整えて待つ。
そして「人生は客の心で」と共に。
伊達政宗 1 朝明けの巻
2001/10/24 10:48
有名ならいいってものでもない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な作家だからといって必ずしも読みやすいとも、得るものがあるとも限らないのが常だが、伊達政宗は読みやすい。一気に読めます。文中多少納得のいかないところもあるけれど、名にしおう内容だと思う。特に、一二巻は政宗が一生の内で一番生き生きとしているときで、読んでいて爽快である。
伊達政宗 3 夢は醍醐の巻
2001/10/24 10:51
「伊達」政宗
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本語に「伊達」なる言葉を残したゆえんがこの巻の辺りの政宗の行動である。古来より日本にもたくさんの英雄が現れ消えていったが、日本語の中にその名前を残した人物はほとんどいないだろう。政宗の個性の豊かさがうかがえる。
伊達政宗 8 旅情大悟の巻
2001/10/24 10:32
政宗も死ぬ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さしもの伊達政宗も死ぬときがくる。死に臨み孫のような年の将軍家光に対し、老人ならではの教訓を残す。死に様などは政宗っぽさを損なわないように描かれている。感動のクライマックス。
伊達政宗 4 黄金日本島の巻
2001/10/24 10:37
政宗の野望
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中だるみが厳しい。若年期と老年期、また太閤存命中は緊張感にあふれた内容になっているが、関ヶ原から大坂の陣までの休戦期は中だるみが否定できない。実際、政宗の人生においてもこの時期は特に緊張感にあふれていた時期ではないだろうが、それにしても大久保長安を多用する話の展開や、また政府転覆計画などはかなり苦しい著者の気持ちがありありと出ている。
伊達政宗 5 蒼穹の鷹の巻
2001/10/24 10:44
小説だと割り切る必要あり。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子母沢寛ではないが、小説家は歴史を書いているわけではないので、基本的には何書いたって問題ないわけではあるが、徳川家康で有名な山岡荘八が、徳川の相続のことで間違えてはいけないと思う。大久保忠恭の没落に対して、秀忠の二代将軍就任に一人だけ反発したせいだというのだが、実際はその逆で忠恭のみが賛成したのです。その辺の簡単な事実確認で間違っているというのは歴史小説にはあるまじきことだと思うのだが…。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |