天下四国 みんなのレビュー
- 中村 ふみ, 六七質
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電子書籍天空の翼 地上の星
2022/01/31 12:14
迷ってるなら読んでみて!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやび - この投稿者のレビュー一覧を見る
『十二国記』と比較されてあれこれ言われるので、ほしい本に入れたまましばらく迷っていた作品。
たしかに十二国記との類似点は多い。
小野主上の、非情なまでに作り込まれた世界観には及ばず、飛牙のキャラが完全には確立していないようにも感じたが、飛牙と那兪、徐国のその後を見届けたいと思う。迷っているなら読んでみることをおすすめしたい。
紙の本異邦の使者 南天の神々
2023/04/24 00:36
外伝中の外伝
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
外伝中の外伝だった。
こんなに外伝なことがあるんだというくらい。
あまり事前の知識を入れたくなくて
裏表紙とかを読まないことも多いのだけれど、
たまにこういうことになる。
キャラクターたちは魅力ある面々がそろっているのだけれど、
みんな初めましてだからあまり移入できなかった。
この物語のハッピーエンドを素直に受け入れるには、
皇帝の背景があまりに足りなかった。
電子書籍雪の王 光の剣
2022/02/22 16:50
物語のターニングポイント
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやび - この投稿者のレビュー一覧を見る
天下四国シリーズ第4作。今回の舞台は氷に閉ざされた北の国、駕である。
物語は、蒼波が駕の新王として即位するところから始まる。駕の王は代々短命で、蒼波も16歳で前王の父を亡くしたところだ。もっとも、王とは名ばかりで、政治の実権は長く宰相の汀柳簡に握られている。蒼波は己の無力さを感じながら、即位の儀に臨もうとしていた。
王の即位に際しては、天令が天より来たりて新王に玉を授けることになっている。しかしこの時、天令は宰相によってその場に引き出されていた。美少女の姿におよそ不釣り合いな、奇妙な首輪を嵌められた姿で。この国では天令もまた、宰相の虜囚なのだった。
それから10年が過ぎた冬。
駕の王宮に忍び込んだ裏雲は、人形のように世話をされる蒼波を目撃してしまう。新王は、文字通りの傀儡に成り果てていたのだった。
天令を捕らえるほどの力を持つ宰相・柳簡だが、彼もまた操られるだけの存在だった。宰相を操っているのは、300年前に天が国を4つに分けた際、駕国を託された始祖王・汀海鳴その人である。
およそ300年前、若き王海鳴が27歳で病に倒れた時、息子の王太子はわずか4歳だった。天下四国のうち、駕以外の3国は順調に基盤を固めつつある。しかし厳寒の駕は、未だ復興ならぬまま。このままでは死ぬに死ねぬ。思いあまった海鳴は、禁断の呪術、転生外法を用いて叔父の体を乗っ取り、国を治めたのだった。
情勢が落ち着いたら身を引こう、落ち着きさえすれば……。
過保護が行き過ぎた結果、手を引くタイミングを失った海鳴は、身体を乗り換えながら統治を続けた。しかし、国は一向に豊かにならない。業を煮やした海鳴は、ついに他の3国の侵略を企てたのだった。
老宰相の中の人が、まさかの始祖王。古来最強の呪術使いであり、肉体を乗り換えていくので、普通の人間では太刀打ちできない。
最強の敵に対抗するため、飛牙は人たらしの才を如何なく発揮。今回はなんと、地上への不干渉という大原則を貫いているはずの天の協力を取り付けようとするが……。
詳細はぜひ本編をお読みいただきたい。
紙の本天空の翼 地上の星
2020/07/07 01:04
中華
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラノベとしてはしっかりしているけれど、
一般文芸レーベルで読むには軽い。
というか、このジャンルには既にレジェンド作品があるので、
どうしたって比較してしまう。
逆にレジェンドのほうのすごさを再確認できるかも。
登場人物がある程度の人数いる、というのは大事。
紙の本異邦の使者 南天の神々
2024/04/01 20:55
タラシています
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
このコンビはあちこちでいろんな人をタラシているなあ(呆)
望まぬ結婚を強いられた少女を救うために動く二人。
華やかなコンビだからつくづく隠密行動が向いていない。
男女問わず飛牙に絡む人間に悋気を見せる裏雲
…なんて難儀な。
最後のほうは裁判劇を経てより良い方向へ。
皇后をはじめみんな新しい道を歩き出した。
うん、これでいいと思う。
紙の本大地の宝玉 黒翼の夢
2024/03/31 17:40
あの彼の友達
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編第一巻の裏側を書く外伝。
宝の正体が切なかった。
あの男にも女友達かいたとは。
あの男と初志貫徹した彼女との語らいを想像するだけで楽しい。
本当に素敵な関係性。
紙の本大地の宝玉 黒翼の夢
2022/09/04 02:10
前日譚
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
革命前夜の史述家と黒い翼の様子を描く前日譚。
どうしても世界観からすると、
登場する人たちがみんな優しいのが気にはなるけれど、
天下四国の物語をもっと広げてもらえるのはうれしい限り。
電子書籍砂の城 風の姫
2022/02/03 11:50
巻き込まれ世直し冒険譚
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投稿者:みやび - この投稿者のレビュー一覧を見る
「天下四国」シリーズ第2巻。
キャラがしっかり固まってきて、第1巻よりパワーアップしていました。
一見すると要領だけで世の中を渡ってきたような節操なしだけど、実はとんでもない巻き込まれ型でお人好しの飛牙。乳姉妹を救う情報を求めてやってきた隣国の燕で、家出中の王女・甜湘との遭遇から王宮に渦巻く陰謀に巻き込まれていきます。
女王を戴く国でありながら女性を軽んじる燕。その王宮で孤軍奮闘していた甜湘が、飛牙との出会いによって成長し、やがては国をも変えていきます。
悪摂政にはもう少し足掻いて欲しかった気がしないでもありませんが、本編の完結後からが本当の燕の試練が始まるのでしょう。がんばれ、甜湘!
第2巻で、シリーズの方向性が見えてきました。次はどんな出会いが待っているのやら。
補足:天令・那兪もとんでもないお人好しであることが判明。似たものコンビの行く末を見届けようと思います!
紙の本永遠の旅人 天地の理
2021/08/05 01:07
1冊飛ばしたかも
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
加えられたエピローグ。
月の都を読み飛ばしてしまったかも。
先に読んでしまった。
思っていた通りのハッピーエンディングではあったけれど、
思ったよりもエピソードは絡み合って、厚みがあった。
英雄が英雄。
紙の本永遠の旅人 天地の理
2021/07/30 11:21
罪な男(笑)
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼なじみの男も天令の少年もなんだかんだ言って尽くさずにさいられない、つくづく飛牙って罪な男。
結果的に飛牙の妻子が気の毒だった気がする。
紙の本雪の王 光の剣
2021/02/27 01:16
小説世界
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語も佳境に入ってきて、
収束の気配。
かなりハッピーエンドの空気感を含んできて、
普通、小説ってこういうものだよなあ、と実感。
いやあ。十二国記は偉大です。
すべてを明らかにもせず、
モヤモヤした余韻を残しながらあれだけ読ませてくれる。
あちらが凄すぎるだけで、
こちらも十分面白いです。
紙の本月の都 海の果て
2020/10/29 01:46
東の国
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ところ変わって東の国、越。
2巻の流れを受け継いで、今回も速いテンポ。
裏雲が気苦労の絶えない残念な位置に。
天令は天令で。
最後は3巻目らしい大きな転換を迎えます。
紙の本砂の城 風の姫
2020/08/28 01:07
アップテンポ
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤は1巻の流れを引き継いでか、
まだ伝記を意識したような展開と人物なんだけれど、
今回登場した名跡姫のキャラクターのおかげか、
中盤以降テンポも上がってとても読みやすく。
エンディングも想像してたよりしっかり上回ってくれて、
いい読書になりました。
電子書籍月の都 海の果て
2022/02/10 11:14
最強の人たらしが天下四国を救う
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投稿者:みやび - この投稿者のレビュー一覧を見る
天下四国の南に位置する徐の元王様にして現王兄、西の隣国・燕の王女の元種馬(!)にして夫という肩書きを持つ、放浪者にして最強の人たらし、寿白改め飛牙。謎に包まれた北の国・駕を目指す道中で、東の国・越を訪れました。
越は14年に一度災禍に襲われます。屍蛾という巨大な毒蛾が大発生し、国内を渡っていくのです。
前回の襲来から数えてまもなく14年となるこの時、越の王子たちは屍蛾対策を二の次にして、後継者争いにしのぎを削っていました。
他国の王族との関わりを極力避けたい飛牙ですが、巻き込まれ体質がそれを許してくれません。果たして飛牙は、迫り来る大厄災から越を救うことができるのでしょうか。
――天下四国の世直し道中なんてものではなく、英雄譚の様相を呈してきました。
多くの命を救っているのはたしかで、尾鰭もついて英雄に祀りあげられていくのですが、飛牙が成し遂げたいのは世直しでもなんでもありません。
助けたいのはふたりだけ。黒翼仙に身を落とした幼馴染の裏雲と、飛牙を救ったために堕とされた天令・那兪という「厄介な翼持ち」たちです。旅の目的は、その一点のみ。ですが行きがかり上、国ひとつをまるっと救った飛牙は、新たな肩書きと共に旅立ちます。
目指すは、天下四国を掌握せんと陰謀を巡らせる駕。
そして……飛牙を助けるために、またしても天令の力を使ってしまった那兪の運命やいかに。
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