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プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 みんなのレビュー

  • マックス・ヴェーバー (著), 大塚久雄 (訳)
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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
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2 件中 1 件~ 2 件を表示

訳者解説がうれしい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

資本主義の精神の興りについて書かれた本。
清貧をいいものとする厳しいプロテスタントの倫理観から、どの様に変容して資本主義的な精神に移り変わっていったのかと言う話。
キリスト教(特にプロテスタントの教派)に関してある程度知識が無いといまいち飲み込みづらいけど、一回ざっくり読んで、訳者解説を読んで、もう一回読むと捉えやすいのかなーと思う。

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大きな穴の開いた過大評価された古典

5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、「資本主義を語る上で必読の書」ともいわれるほど有名な社会学者ウェーバーの資本主義の起源を問う作品である。旧来の資本主義から、現代資本主義への移行に宗教革命当時に勃興したプロテスタンティズムが重傷な位置を占めるという論理展開である。評者は個人的には本書の理論に対して批判的である。詳細と重要な点を省くが、現在経済学などの研究で提唱されている資本主義の起源としての農業仮説の方がよっぽど理論として優れていると思われる。評者の批判的なところは別のところにもあるが、この一つの事実さえ知っていれば本書の価値を過大評価しなくなるだろう。しかし、本書は学術的にとても重要な書籍であり、読む価値は高いと思われる。

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