世界史の針が巻き戻るとき みんなのレビュー
- マルクス・ガブリエル, 大野和基
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紙の本
紙の本世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか
2020/06/19 22:25
今の時期だからこそ納得。
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投稿者:なまねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの番組で著者に興味を持ち、読んでみた。
2月の終わりに購入したと思うが、その頃よりも(新型コロナウイルス蔓延後の)現在の方が内容に深く納得できた気がする。
本書では「価値の危機」「民主主義の危機」「資本主義の危機」「テクノロジーの危機」、この四つの危機の根底にある「表象の危機」の五つの危機を扱っている。
同じ著者の『なぜ世界は存在しないのか』は哲学素人の私にとっては難解であったが、本書はインタビューの書き起こしだからなのか、非常にわかりやすく読みやすかった。
トランプ大統領の言動の捉え方、GAFAに対する考えなど、そういう見方もあるのかという発見があってよかった。
電子書籍世界史の針が巻き戻るとき
2020/02/28 09:31
現代の哲学者
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投稿者:いのぜい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからの時代を代表する哲学者である。
紙の本
紙の本世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか
2020/07/23 22:49
解り易い文章で書かれた内容の濃い一冊
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投稿者:里 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近NHKにも登場し注目を集める新進気鋭哲学者の著書、といってもどうやらインタビューの内容を日本側でまとめたもののようで本当の深い所に行ってないのではないか、という危惧はあるものの、わかり易い文章で本物の哲学書のような「何十頁も読み進めたが何もわかっていなかった」というような悲しい思いをせずに済んだ。(とは言え、わからない所はわからなかったのだが)
まず、世界史の針が巻き戻るとはどういう事なのだろう?本当にそうだとすればおっかない話だが、著者は冒頭でEUの崩壊だけでなく、どの国の文化も古い型のモデルに戻ろうとしている、と説く。確かに。
なんでそんな事に?というと、国家的な擬態やインターネットによる非民主主義的な意思決定、コントロールの無いグローバル経済によってイメージが優先し、「損実が見えなくなっている/真実を誰も求めなくなっている」と著者は見ている。個人的に特にショックだったのは「科学の進歩が人類を救うという迷信と闘わねばならない」という一節で、そうかぁ、科学特捜隊とイデ隊員をまだ信じていたかったんだけどなぁ。
現在の多くの新進気鋭学者の意見と異なり、著者はインターネット、SNS、人工知能に懐疑的である事も印象に残った。なにしろ「インターネットでは愚者が愚者にモノを薦める」そうなのでこのレビューも読み手が賢明である事を希望するしかないが、同時に人工知能が人間の脳にとって代わる未来は永久に来ないと断言していて、少し安心した。そうであって欲しい。
日本と日本人についても各所で言及され、持ち上げられているときと警告されている所がある。心に留めておこう。
おそらく著者の全思考はこんなもんじゃないとは思うが、それでも付箋など付けていると1ページ毎に貼る事になる程内容は濃い。考えるヒントにはなるし、その割にはサクッと読めてお得ではないかと思う。
電子書籍世界史の針が巻き戻るとき
2022/03/26 22:07
ちょっと……
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学的で、理屈が並べられていて、ある意味具体性に欠けるかなーと思いました。。もう少し分かりやすく書いて欲しかったですね……。なんだか、自分の理想論ばかりみたいで
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