「うつ」は炎症で起きる みんなのレビュー
- 著者:エドワード・ブルモア, 翻訳:藤井 良江
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電子書籍「うつ」は炎症で起きる
2020/02/24 16:56
脳の異常ではなく、炎症という「身体の」異常に着目した考え方
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
「うつ」のような精神の病は脳の問題として扱われていましたが、1990年頃からは身体の炎症に起因するという見解が広まりつつあるようです。炎症は身体の異常ですが、免疫系を介して脳にも影響を及ぼすことがわかったことが大きな要因のようです。
従来の臨床では、身体の病は内科医、精神の病は精神科医というように二分されるのが主流のようです。一方、著者は内科医と精神科医の両方を経験していることもあり、両者の視点を取り入れて「うつ」の原因を探っています。本書で述べられているのは著者の持論ですが、一考する価値のある論理だと思います。
炎症が本書のキーワードです。本書でも簡単に説明していますが、免疫学の基礎知識(マクロファージの働きなど)がある方が読みやすいと思います。
なお、表題の「炎症」はストレスを含む広義の意味だと思いますが、『うつは炎症でも起こり得る』の方が主旨として合っている気がします。
電子書籍「うつ」は炎症で起きる
2021/08/04 22:28
ウツは炎症……
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり聞いたことの無い説でしたが……。しかし、翻訳の医学に関する書物は、分かりにくいのが多かったけど、この本は分かりやすいですね。読みやすかったです
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